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公開番号2025050423
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-04
出願番号2023159213
出願日2023-09-22
発明の名称付属部材調整機構及び車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/75 20180101AFI20250327BHJP(車両一般)
要約【課題】簡単な構成で付属部材の位置を多方向に調整可能な付属部材調整機構及び車両用シートを得る。
【解決手段】アームレスト10は軸受け部材20を備えている。軸受け部材20には軸受孔26、28、30が設けられ、軸受孔26は回転軸18に対して周方向で支持可能とされ、軸受孔28は回転軸18に対して周方向及び軸方向で支持可能とされる。一方、軸受孔30はシャフト14に対して周方向及び軸方向で支持可能とされている。アームレスト本体12は軸受孔28を回転軸18の周方向に沿って回転させることによって展開され、展開された状態で軸受孔30に対してシャフト14をその周方向に沿って回転させることによってアームレスト本体12をシート幅方向の内側へ向かって傾けることができる。また、軸受孔30に対してシャフト14をその軸方向に沿って移動させることによってアームレスト本体12をシート前後方向に沿って移動させることができる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
展開可能に設けられ、展開された状態で使用可能とされる付属部材と、
シート側に設けられ、シート幅方向に沿って配置された回転軸と、
前記付属部材側において前記回転軸と交差して設けられ、当該付属部材が展開された状態でシート前後方向に沿って配置されるシャフトと、
前記回転軸に対して周方向で支持可能な第1軸受部が設けられると共に、前記シャフトに対して周方向及び軸方向で支持可能な第2軸受部が設けられた軸受け部材と、
を備えている付属部材調整機構。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記軸受け部材は、
前記回転軸の軸線方向に沿って配置され、前記第2軸受部の一部を構成する第1支持部材と、
前記第1支持部材に対して前記回転軸の軸線方向に沿って接離可能とされ、前記第2軸受部の他部を構成し、当該第1支持部材に対して当該回転軸の軸線方向に沿って当接した状態で前記第1支持部材と共働して前記シャフトを挟持して固定する第2支持部材と、
を含んで構成されている請求項1に記載の付属部材調整機構。
【請求項3】
前記軸受け部材は、
前記第2支持部材に設けられて開閉可能とされ、閉止された状態で前記第1軸受部によって前記回転軸を挟持して固定し、開放された状態で当該回転軸が挟持された状態を解除する第1レバーをさらに含んで構成されている請求項2に記載の付属部材調整機構。
【請求項4】
前記軸受け部材は、
前記回転軸の先端に設けられ、前記第2支持部材が当接して当該第2支持部材の抜け止めを防止するストッパーと、
前記第2支持部材に設けられて開閉可能とされ、閉止された状態で前記ストッパーと当該第2支持部材との間に設けられた隙間内に挿入部が挿入されて前記第1支持部材に対して前記第2支持部材を当接させ、前記第2軸受部によって前記シャフトが挟持されて固定され、開放された状態で当該シャフトが挟持された状態を解除する第2レバーと、
をさらに含んで構成されている請求項2に記載の付属部材調整機構。
【請求項5】
請求項1~請求項4の何れか1項に記載の付属部材はアームレストとされ、
請求項1~請求項4の何れか1項に記載の付属部材調整機構はシートバックの側部に設けられている車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、付属部材調整機構及び車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、下記特許文献1には、車両用シートの側部に設けられたアームレストに関する技術が開示されている。この先行技術では、車両の自動運転が行われる場合は、乗員が使用し易い位置にアームレストを移動させ、自動運転が行われない場合は、乗員が邪魔にならない位置にアームレストを移動させるというものである。このように、先行技術では、アームレストを回転移動又は前後移動させる等、多方向に調整する機構が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6368959号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記先行技術では、アームレスト(付属部材)の位置を多方向に調整するに当たってモーターが使用されており、重量やコストの増大、作動速度が遅いことによる操作性の悪化が懸念される。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、簡単な構成で付属部材の位置を多方向に調整可能な付属部材調整機構及び車両用シートを得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様に係る付属部材調整機構は、展開可能に設けられ、展開された状態で使用可能とされる付属部材と、シート側に設けられ、シート幅方向に沿って配置された回転軸と、前記付属部材側において前記回転軸と交差して設けられ、当該付属部材が展開された状態でシート前後方向に沿って配置されるシャフトと、前記回転軸に対して周方向で支持可能な第1軸受部が設けられると共に、前記回転軸に対して交差して配置された前記シャフトに対して周方向及び軸方向で支持可能な第2軸受部が設けられた軸受け部材と、を備えている。
【0007】
第1の態様に係る付属部材調整機構では、付属部材、回転軸、シャフト及び軸受け部材を備えている。付属部材は、展開可能に設けられており、展開された状態で使用可能とされる。つまり、付属部材を使用しないときは、当該付属部材を所定の位置に格納することが可能となる。
【0008】
また、回転軸は、シート側に設けられており、シート幅方向に沿って配置されている。シャフトは、付属部材側において回転軸と交差して設けられており、当該付属部材が展開された状態でシート前後方向に沿って配置される。軸受け部材には、第1軸受部及び第2軸受部が設けられており、第1軸受部は、回転軸に対して周方向で支持可能とされている。一方、第2軸受部は、回転軸に対して交差して配置されたシャフトに対して周方向及び軸方向で支持可能とされている。
【0009】
ここで、本態様では、例えば、付属部材がシートの側部に設けられたアームレストの場合、アームレストがシート上下方向に沿って配置されている状態(いわゆる格納状態)から、軸受け部材の第1軸受部を回転軸の周方向に沿って回転させることによって当該アームレストを展開させることができる。この状態で、アームレストは使用可能とされる。
【0010】
アームレストが展開された状態で、軸受け部材の第2軸受部に対してシャフトをその周方向に沿って回転させることによって、アームレストをシート幅方向の内側へ向かって傾けることができる。さらに、当該第2軸受部に対してシャフトをその軸方向に沿って移動させることによって、アームレストをシート前後方向に沿って移動させることができる。つまり、本態様では、アームレストの位置を多方向に調整可能とされる。
(【0011】以降は省略されています)

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