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公開番号2025060171
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2023170727
出願日2023-09-29
発明の名称車両用シート
出願人日本発條株式会社
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類B60N 2/20 20060101AFI20250403BHJP(車両一般)
要約【課題】簡易な作業によりシートバックを前倒し可能な車両用シートを提供する。
【解決手段】車両用シート10は、第一支持部12と、シートバック30及びヘッドレスト40を有する第二支持部14と、を備える。第一支持部12は、シートクッション本体21と、シートクッション本体21に対し移動可能である可動支持部22と、を有する。可動支持部22が第二位置Bにある状態では、当該可動支持部22とシートクッション本体21との間に、収容空間12Sが形成される。収容空間12Sは、シートバック30を前倒ししたときにヘッドレスト40の少なくとも一部が収容される空間である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
乗員の臀部及び大腿部を支持する第一支持部と、
乗員の背部を支持するシートバック及び乗員の頭部を支持するヘッドレストを有する第二支持部と、
を備え、
前記第一支持部は、
乗員の少なくとも臀部を支持するシートクッション本体と、
乗員の大腿部又は下腿部を支持すると共に、前記シートクッション本体に対し第一位置と第二位置との間で移動可能である可動支持部と、
を有し、
前記可動支持部が前記第二位置にある状態では、当該可動支持部と前記シートクッション本体との間に、前記シートバックを前倒ししたときに前記ヘッドレストの少なくとも一部が収容される収容空間が形成される、
車両用シート。
続きを表示(約 260 文字)【請求項2】
前記可動支持部は、乗員の大腿部を支持すると共に、座面の長さを延長可能なエクステンションである、
請求項1に記載の車両用シート。
【請求項3】
前記可動支持部は、乗員の下腿部を支持すると共に、前記シートクッション本体に対して移動可能なオットマンである、
請求項1に記載の車両用シート。
【請求項4】
前記可動支持部は、前記シートバックを前倒しするための操作がされると前記第二位置に移動するように構成される、
請求項1に記載の車両用シート。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用シートに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、シートバックをほぼ水平の状態にまで前倒しするための技術が開示されている。この技術では、シートクッションが、通常の位置から前方へ移動可能に構成される。そして、シートクッションが前方に移動した状態では、前倒しされたシートバックがシートクッションのうち座面の低い部分に重なるようになっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-297907号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記技術では、シートバックを前倒しする前にヘッドレストを取り外す必要がある。このため、シートバックを前倒しする作業が煩雑である。
【0005】
本発明は、簡易な作業によりシートバックを前倒し可能な車両用シートを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様の車両用シートは、乗員の臀部及び大腿部を支持する第一支持部と、乗員の背部を支持するシートバック及び乗員の頭部を支持するヘッドレストを有する第二支持部と、を備え、前記第一支持部は、乗員の少なくとも臀部を支持するシートクッション本体と、乗員の大腿部又は下腿部を支持すると共に、前記シートクッション本体に対し第一位置と第二位置との間で移動可能である可動支持部と、を有し、前記可動支持部が前記第二位置にある状態では、当該可動支持部と前記シートクッション本体との間に、前記シートバックを前倒ししたときに前記ヘッドレストの少なくとも一部が収容される収容空間が形成される。
【0007】
本態様では、車両用シートは、乗員の臀部及び大腿部を支持する第一支持部と、乗員の背部を支持するシートバック及び乗員の頭部を支持するヘッドレストを有する第二支持部と、を備える。
【0008】
ところで、車両のフロア形状等の事情により、乗員の乗り心地が悪化することがある。
そこで、本態様では、第一支持部は、乗員の少なくとも臀部を支持するシートクッション本体と、乗員の大腿部又は下腿部を支持すると共に、シートクッション本体に対し移動可能である可動支持部と、を有する。
このため、可動支持部を移動させて、乗員の大腿部又は下腿部を適切に支持することができる。その結果、乗員の乗り心地が改善する。
【0009】
ところで、シートバックをほぼ水平な状態にまで前倒ししようとする場合、ヘッドレストが第一支持部に干渉することで、ほぼ水平な状態を実現できないことがある。
そこで、本態様では、可動支持部は、第一位置と第二位置との間で移動可能である。そして、可動支持部が第二位置にある状態では、当該可動支持部とシートクッション本体との間に収容空間が形成される。収容空間は、シートバックを前倒ししたときにヘッドレストの少なくとも一部が収容される空間である。
このため、ヘッドレストを取り外す必要なく、シートバックをほぼ水平な状態にまで前倒しすることが可能となる。
【0010】
なお、後述する実施形態では、可動支持部が、乗員の大腿部を支持するエクステンション又は下腿部を支持するオットマンであるが、本態様の可動支持部はこれらに限定されない。本態様の可動支持部は、例えば、乗員の大腿部と下腿部の両方を支持するものであってもよい。
なお、後述する実施形態では、車両用シートが、床下にバッテリーを備える電気自動車に搭載されるものであるが、本態様の車両用シートはこれに限定されない。
なお、後述する実施形態では、車両用シートが、後部座席用であるが、本態様の車両用シートはこれに限定されない。
なお、後述する実施形態では、ヘッドレストが、シートバックから取外し可能であるが、本開示のヘッドレストはこれに限定されない。本開示のヘッドレストは、シートバックに対して取外し不能であってもよい。また、後述する実施形態では、ヘッドレストが、所謂鞍型のヘッドレストであるが、本態様のヘッドレストはこれに限定されない。
(【0011】以降は省略されています)

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