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公開番号2025005924
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-17
出願番号2023106361
出願日2023-06-28
発明の名称記録装置及び温度決定方法
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 2/195 20060101AFI20250109BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 記録に用いられる記録素子の代表温度を決定することを目的とする。
【解決手段】 記録ヘッドに設けられた複数の温度検出素子により出力された情報と、直後の記録動作で使用される記録素子の位置関係に基づいて、代表温度を決定する。
【選択図】 図7
特許請求の範囲【請求項1】
液滴を吐出するためのエネルギーを生成する複数の記録素子が所定方向に配列された記録素子列と、前記所定方向においてそれぞれ異なる位置に配置された複数の温度検出素子を有する記録ヘッドと、
前記複数の温度検出素子それぞれから出力された情報に基づいて前記記録ヘッドの代表温度を決定する決定手段と、を備え、
前記決定手段は、前記複数の温度検出素子により出力された情報と、直後の記録動作で使用される記録素子の位置関係に基づいて、前記代表温度を決定することを特徴とする記録装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記複数の温度検出素子は、前記所定方向における第1の位置に配置された第1の検出素子と、前記所定方向において前記第1の位置と異なる第2の位置に配置された第2の検出素子と、を含み、
前記決定手段は、前記記録素子列の複数の記録素子の内、直後の記録動作で駆動される記録素子が前記第1の検出素子の近傍に偏っている場合、前記代表温度を前記第2の検出素子から出力される第2の情報に基づかず、前記第1の検出素子から出力される第1の情報に基づく温度を前記代表温度とし、直後の記録動作で駆動される記録素子が前記第2の検出素子の近傍に偏っている場合、前記代表温度を前記第1の情報に基づかず、前記第2の情報に基づく温度を前記代表温度とすることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項3】
前記直後の記録動作で駆動される記録素子が前記第1の検出素子の近傍に偏っている場合、とは、直後の記録動作で駆動される記録素子が前記第1の検出素子の近傍のみに存在する場合であることを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記直後の記録動作で駆動される記録素子が前記第2の検出素子の近傍に偏っている場合、とは、前記直後の記録動作で駆動される記録素子が前記第2の検出素子の近傍のみに存在する場合であることを特徴とする請求項3に記載の記録装置。
【請求項5】
前記直後の記録動作で駆動される記録素子の位置が前記第1の検出素子の近傍にも前記第2の検出素子の近傍にも偏っていない場合には、前記決定手段は、前記第1の情報及び前記第2の情報に基づいて前記代表温度を決定することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
【請求項6】
前記直後の記録動作で駆動される記録素子の位置が前記第1の検出素子の近傍にも前記第2の検出素子の近傍にも偏っていない場合には、前記決定手段は、前記第1の情報及び第2の情報の内、より高温である方を前記代表温度とすることを特徴とする請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記複数の記録素子を前記複数の温度検出素子に対応付けた記録素子群に分割し、前記直後の記録動作において前記記録素子群ごとの記録素子の駆動数を取得する取得手段を備え、
前記決定手段は、前記取得手段が取得した前記記録素子の駆動数が最大となる前記記録素子群に対応する前記温度検出素子が出力する温度を前記代表温度とすることを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項8】
前記複数の温度検出素子と前記直後の記録動作で使用される前記複数の記録素子の位置関係に基づいて、前記複数の温度検出素子それぞれで検出された温度に乗ずる係数を決定する係数決定手段を備え、
前記決定手段は、前記係数決定手段で決定された係数を前記複数の温度検出素子それぞれで検出された温度のそれぞれに乗じて加重平均することで前記代表温度を決定することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
【請求項9】
前記複数の記録素子を前記複数の温度検出素子に対応付けた記録素子群に分割し、前記直後の記録動作において前記記録素子群ごとの記録素子の駆動数を取得する取得手段を備え、
前記取得手段が取得した前記記録素子の駆動数が最大となる前記記録素子群に対応する前記温度検出素子が出力する温度に乗ずる係数は、その他の前記記録素子群に対応する係数に対して大きいことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
【請求項10】
前記直後の記録動作において前記複数の記録素子に印加する駆動パルスを前記代表温度に基づいて決定することを特徴とする請求項1から9のいずれか1項に記載の記録装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置及び温度決定方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録装置のインクは、温度によって粘度や表面張力といった物性値が変化し、インクが吐出する際の記録素子近傍のインクの温度が高い場合と低い場合とでインクの吐出量が異なり、画像品質が低下する場合がある。そのため、インクの温度を取得する必要がある。
【0003】
特許文献1には、記録素子基板に前期配列方向において異なる位置に複数の温度センサを設け、複数の温度センサにより検出された複数の温度に基づいて加重平均をとることにより、記録素子基板の代表温度を決定する方法が開示されている。特許文献2には、複数の温度センサにより検出された複数の温度のそれぞれが所定の閾値より高い場合は、より高い方の温度を代表温度として決定し、それぞれが所定の閾値よりも低い場合は、より低い方の温度を代表温度として決定する方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2013-99922号公報
特開2016-43636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1、2に開示された方法では、記録素子配列の駆動状態によっては、適切な温度を代表温度として選択できない可能性がある。
【0006】
例えば、特許文献2の方法で、複数の温度のそれぞれが所定の閾値よりも高く、記録素子配列内で大きな温度差がある場合に代表温度を決定すると、最高温度が選択される。しかし、その後の記録において最高温度を示した温度センサ近傍の記録素子が駆動されるとは限らない。
【0007】
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、記録に用いられる記録素子の代表温度を決定することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、液滴を吐出するためのエネルギーを生成する複数の記録素子が所定方向に配列された記録素子列と、前記所定方向においてそれぞれ異なる位置に配置された複数の温度検出素子を有する記録ヘッドと、前記複数の温度検出素子それぞれから出力された情報に基づいて前記記録ヘッドの代表温度を決定する決定手段と、を備え、前記決定手段は、前記複数の温度検出素子により出力された情報と、直後の記録動作で使用される記録素子の位置関係に基づいて、前記代表温度を決定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、記録に用いられる記録素子の代表温度を決定することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態における記録装置の概略構成図である。
本実施形態における記録ヘッドの構成を示す構成概略図である。
本実施形態における記録装置の全体制御構成を示すブロック図である。
本実施形態におけるヘッド温度制御回路内の処理の流れを示すブロック図である。
第1の実施形態における記録制御の流れを示すフローチャートである。
第1の実施形態における記録データと記録ノズル、ノズル使用モードの対応を示す図である。
第1の実施形態における代表温度決定処理を示すフローチャートである。
第1の実施形態における本実施形態が効果的となる条件下における記録データと記録ノズル、ノズル使用モード及び、記録ノズル内の温度分布の対応を示す図である。
第2の実施形態及び第3の実施形態における記録制御の流れを示すフローチャートである。
第2の実施形態及び第3の実施形態におけるノズル駆動データの算出・記憶処理を示すフローチャートである。
第2の実施形態及び第3の実施形態におけるノズル駆動データの算出方法を示す図である。
第2の実施形態における代表温度決定処理を示すフローチャートである。
第3の実施形態における代表温度決定処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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