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公開番号2025004954
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023104873
出願日2023-06-27
発明の名称スクリーンおよびそれを用いたプロジェクションマッピング装置
出願人株式会社奥村組
代理人個人
主分類G09B 25/00 20060101AFI20250108BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】シールドマシンを用いたシールド工法の説明を低コストで分かり易く行う。
【解決手段】スクリーン20の湾曲した迫り出し領域21に、カッタヘッドの回転により地中を掘削しながら前へ移動するシールドマシンの前方から見た斜視画像およびセグメントの外周面の前方から見た斜視画像を投影する第1の投影画像と、円形領域23に、カッタヘッドの前方から見た斜視画像を投影し、迫り出し領域21に、シールドマシンのスキンプレートの外周面およびセグメントの外周面の前方から見た斜視画像を投影する第2の投影画像と、湾曲した凹み領域22に、軸方向に破断したセグメントの内周面の前方から見た斜視画像を投影し、円形領域23に、径方向に沿って一部が破断したセグメントの径方向断面の前方から見た斜視画像を投影し、迫り出し領域21に、セグメントの外周面の前方から見た斜視画像を投影する第3の投影画像とを制御部により選択的に投影する。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
画像投影手段により画像を立体的に投影するスクリーンであって、
前記スクリーンの投影面は、
投影方向の鉛直断面が湾曲した凸状になって水平方向に延びて形成された迫り出し領域と、
投影方向の鉛直断面が湾曲した凹状になって前記迫り出し領域の延長領域上に形成された凹み領域と、
前記迫り出し領域と前記凹み領域との間において前記迫り出し領域および前記凹み領域に連続するように形成され、円形状をなし、当該円の中心を通る鉛直軸を回転軸にして回転したように傾斜した円形領域とを有する、
ことを特徴とするスクリーン。
続きを表示(約 1,800 文字)【請求項2】
前記スクリーンの投影面は、
前記迫り出し領域、前記凹み領域および前記円形領域の上部に形成され、平面状に形成された上部平坦領域と、
前記迫り出し領域、前記凹み領域および前記円形領域の下部に形成され、平面状に形成された下部平坦領域とをさらに有する、
ことを特徴とする請求項1記載のスクリーン。
【請求項3】
請求項1記載のスクリーンと、
前記スクリーンに画像を投影する画像投影手段と、
前記スクリーンの前記迫り出し領域、前記凹み領域および前記円形領域を水平方向に延びる地中のトンネルと仮想したトンネル掘削機に係わる画像を処理するとともに、当該画像が前記スクリーンに投影されるように前記画像投影手段を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、
前記迫り出し領域に、カッタヘッドの回転により地中を掘削しながら前へ移動するトンネル掘削機の前方から見た斜視画像、および当該トンネル掘削機の掘削で形成されたトンネルの内壁に沿って順次組み立てられるセグメントの外周面の前方から見た斜視画像を投影し、前記カッタヘッドよりも前方の前記迫り出し領域、前記円形領域および前記凹み領域に掘削する地中の画像を投影する第1の投影画像と、
前記円形領域に、回転する前記カッタヘッドの前方から見た斜視画像を投影し、前記迫り出し領域に、前記カッタヘッドの後方に位置する前記トンネル掘削機のスキンプレートの外周面および前記セグメントの外周面の前方から見た斜視画像を投影し、前記凹み領域に掘削する地中の画像を投影する第2の投影画像と、
前記凹み領域に、軸方向に沿って破断した前記セグメントの内周面の前方から見た斜視画像を投影し、前記円形領域に、前記凹み領域に投影された画像と連続するとともに径方向に沿って一部が破断した前記セグメントの径方向断面の前方から見た斜視画像を投影し、前記迫り出し領域に、前記円形領域に投影された画像と連続した前記セグメントの外周面の前方から見た斜視画像を投影する第3の投影画像と、
が選択的に投影されるように前記画像投影手段を制御することを特徴とするプロジェクションマッピング装置。
【請求項4】
請求項2記載のスクリーンと、
前記スクリーンに画像を投影する画像投影手段と、
前記スクリーンの前記迫り出し領域、前記凹み領域および前記円形領域を水平方向に延びる地中のトンネルと仮想したトンネル掘削機に係わる画像を処理するとともに、当該画像が前記スクリーンに投影されるように前記画像投影手段を制御する制御手段とを有し、
前記制御手段は、
前記迫り出し領域に、カッタヘッドの回転により地中を掘削しながら前へ移動するトンネル掘削機の前方から見た斜視画像、および当該トンネル掘削機の掘削で形成されたトンネルの内壁に沿って順次組み立てられるセグメントの外周面の前方から見た斜視画像を投影し、前記カッタヘッドよりも前方の前記迫り出し領域、前記円形領域および前記凹み領域に掘削する地中の画像を投影する第1の投影画像と、
前記円形領域に、回転する前記カッタヘッドの前方から見た斜視画像を投影し、前記迫り出し領域に、前記カッタヘッドの後方に位置する前記トンネル掘削機のスキンプレートの外周面および前記セグメントの外周面の前方から見た斜視画像を投影し、前記凹み領域に掘削する地中の画像を投影する第2の投影画像と、
前記凹み領域に、軸方向に沿って破断した前記セグメントの内周面の前方から見た斜視画像を投影し、前記円形領域に、前記凹み領域に投影された画像と連続するとともに径方向に沿って一部が破断した前記セグメントの径方向断面の前方から見た斜視画像を投影し、前記迫り出し領域に、前記円形領域に投影された画像と連続した前記セグメントの外周面の前方から見た斜視画像を投影する第3の投影画像と、
が選択的に投影され、
前記上部平坦領域に、地中の画像または地中および地上の画像が投影され、
前記下部平坦領域に、前記第1の投影画像、前記第2の投影画像および前記第3の投影画像を説明するための画像が前記第1の投影画像、前記第2の投影画像および前記第3の投影画像の投影時に投影される、
ように前記画像投影手段を制御することを特徴とするプロジェクションマッピング装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スクリーンおよびそれを用いたプロジェクションマッピング装置に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
道路、鉄道、地下鉄、上下水道等のトンネルを地中に構築する技術として、トンネル掘削機を使用した施工法がある。その施工法の代表的なものとしてシールド工法が知られている。このシールド工法では、土砂を掘削するビットが円周状・放射状に設置されたカッタヘッドと呼ばれる回転する面板が先端に設置されたシールドマシンが用いられ、切羽(掘削面)にカッタヘッドを押し当てて地中を掘進しながら掘削土砂を後方に送ることによりトンネルを形成し、トンネル内にコンクリート製あるいは鋼製のセグメントを組み立てている。
【0003】
シールドマシンは、当該シールドマシンの外殻をなし土水圧に抵抗するための筒状のスキンプレート、スキンプレートの先端に設置されて地盤を掘削するための前述したカッタヘッド、切羽の崩壊を防ぐ圧力をかけるために土砂や泥水などを充填する空間であるチャンバ、セグメントを所定位置に設置して環状に組み立てるためのエレクタ、シールドマシンを掘進させるためのシールドジャッキ、地山の陥没や崩落を防ぐために掘削壁面とセグメントとの間に裏込め材を注入するための裏込め注入装置、スキンプレートの後部内周に設置されて地下水や裏込め材が機内に流入しないようにするためのテールシールなど、様々な機能を持った装置で構成されている。
【0004】
なお、シールド工法に用いられるシールドマシンについては、例えば特許文献1や特許文献2などに記載の技術が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-082142号公報
特開2022-072377号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
さて、このようなシールドマシンを用いたシールド工法を、一般の方に正しく理解してもらうために説明する場合、従来では、模型やパネルが用いられていた。
【0007】
しかしながら、シールドマシンの模型を用いて説明する場合には、製作コストが高額になるのみならず、運搬コストがかかる上に、精密で壊れやすいために慎重な取り扱いが求められることになる。
【0008】
また、模型では実際のシールドマシンが有する上述した様々な装置の動作を再現することは極めて困難である。パネルでこれらの装置の動作を説明することは可能ではあるが、平面的なために臨場感をもった説明は困難である。そのため、例えば、「シールドマシン内でセグメントを組めばトンネルが出来上がる」、「掘削した土砂はトンネル坑内から外部へ搬送する」などを分かり易く説明することが難しかった。
【0009】
そして、これらの問題はシールドマシンにとどまらず、トンネルボーリングマシンなど、トンネル掘削機を用いたトンネル施工法の全般に広く当てはまることである。
【0010】
本発明は、上述の技術的背景からなされたものであって、トンネル掘削機を用いたトンネル施工法の説明を、従来技術と比較して低コストで分かり易く行うことのできる技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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