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公開番号
2025004665
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023104503
出願日
2023-06-26
発明の名称
情報処理装置、撮像装置、制御方法及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04N
23/71 20230101AFI20250107BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】解像感の乖離が少ない可視光画像と近赤外光画像を取得するための露出設定を決定する。
【解決手段】情報処理装置は、2種類の波長域の光について被写体を撮影する撮像装置の露出設定を決定する情報処理装置であって、第1波長域の光と、当該第1波長域よりも長い波長が含まれる第2波長域の光のそれぞれについて被写体の測光結果を取得する第1取得手段と、第1波長域の光の測光結果に基づいて、当該第1波長域の光について被写体を撮影する第1露出設定を決定する第1決定手段と、第2波長域の光の測光結果と第1露出設定とに基づいて、第2波長域の光について被写体を撮影する第2露出設定を決定する第2決定手段と、を有し、露出設定には、絞り値が含まれ、第2決定手段は、第1決定手段により決定された第1絞り値よりも開放側の第2絞り値を第2露出設定について決定する。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
2種類の波長域の光について被写体を撮影する撮像装置の露出設定を決定する情報処理装置であって、
第1波長域の光と、当該第1波長域よりも長い波長が含まれる第2波長域の光のそれぞれについて前記被写体の測光結果を取得する第1取得手段と、
前記第1波長域の光の測光結果に基づいて、当該第1波長域の光について前記被写体を撮影する第1露出設定を決定する第1決定手段と、
前記第2波長域の光の測光結果と前記第1露出設定とに基づいて、前記第2波長域の光について前記被写体を撮影する第2露出設定を決定する第2決定手段と、
を有し、
露出設定には、絞り値が含まれ、
前記第2決定手段は、前記第1決定手段により決定された第1絞り値よりも開放側の第2絞り値を前記第2露出設定について決定する
ことを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 970 文字)
【請求項2】
前記第2露出設定は、複数回の撮影に用いる各撮影回の合焦位置の情報を含むことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記被写体の深度方向の分布を取得する第2取得手段をさらに有し、
前記第2決定手段は、前記第2絞り値に基づく被写界深度と前記被写体の深度方向の分布とに基づいて、前記複数回の撮影それぞれの合焦位置を決定する
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記第2決定手段は、前記第2絞り値に基づく被写界深度と前記被写体の深度方向の分布とに基づいて、前記第2波長域の光について前記被写体を撮影する回数を決定することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記第2決定手段は、前記第2絞り値に基づく被写界深度に前記被写体が収まる場合に、前記複数回の撮影における合焦位置の情報に代えて1回の撮影に用いる合焦位置の情報を前記第2露出設定に含めることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記第2決定手段は、前記第2絞り値に基づく被写界深度に前記被写体が収まる場合に、前記複数回の撮影に代えて1回の撮影を行うことを示す情報を前記第2露出設定に含めることを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
【請求項7】
撮影に係り発生する回折の影響を評価する評価手段をさらに有し、
前記第2決定手段は、前記第2波長域の光を撮影する場合の回折の影響の評価値が前記第1絞り値にて前記第1波長域の光を撮影する場合の回折の影響の評価値を上回らないように前記第2絞り値を決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記回折の影響の評価値は、各波長域の光を撮影する撮像素子の撮像面におけるエアリーディスク径であることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項9】
前記第1波長域は可視光域であることを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
【請求項10】
前記第2波長域は近赤外光域であることを特徴とする請求項9に記載の情報処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、撮像装置、制御方法及びプログラムに関し、特に被写体について可視光画像と近赤外光画像を撮影する技術に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
ファクトリーオートメーション等に用いられるマシンビジョンの分野において、可視光画像に加えて近赤外光画像を撮影し、被写体の状態把握に用いることが行われている。近赤外光の物質を透過しやすい特性により、近赤外光画像は、例えば農産物の鮮度判定や食品の異物混入の検知、工業製品の欠損検出に利用することができる。他方、可視光画像は、正確な形状や色の情報を取得することができるため、これらの画像を組み合わせることで被写体の様々な状態を検出/判断することができる。従って、マシンビジョンの分野では、可視光画像と近赤外光画像とを撮影可能な撮像装置が採用される例もある。
【0003】
ところで、可視光と近赤外光とでは光学系を介して生じる軸上色収差が異なる。故に、可視光に基づいてピントを合わせた状態で撮影を行った場合、可視光画像と近赤外光画像とで被写界深度や被写体の合焦状態(ピント位置)が乖離し得る。可視光画像と近赤外光画像とでこのような乖離があると、例えば当該画像群を用いた検査の信頼度が低下することになる。このため、それぞれの画像の合焦状態の差異を確認可能な態様で可視光画像と近赤外光画像とを合成して表示する撮像装置もある(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-011575号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
可視光画像と近赤外光画像に表れる合焦状態の差異の要因は、光学系を介して生じる軸上色収差に限られない。絞りを介したことで生じる回折もその要因となる。同一の絞り値で撮影された可視光画像と近赤外光画像とでは、波長の長い近赤外光の方が回折の影響でより拡がって撮像素子に結像されるため、後者の方が解像感を欠く画像となる。
【0006】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、解像感の乖離が少ない可視光画像と近赤外光画像を取得するための露出設定を決定する情報処理装置、撮像装置、制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前述の目的を達成するために、本発明の情報処理装置は、2種類の波長域の光について被写体を撮影する撮像装置の露出設定を決定する情報処理装置であって、第1波長域の光と、当該第1波長域よりも長い波長が含まれる第2波長域の光のそれぞれについて被写体の測光結果を取得する第1取得手段と、第1波長域の光の測光結果に基づいて、当該第1波長域の光について被写体を撮影する第1露出設定を決定する第1決定手段と、第2波長域の光の測光結果と第1露出設定とに基づいて、第2波長域の光について被写体を撮影する第2露出設定を決定する第2決定手段と、を有し、露出設定には、絞り値が含まれ、第2決定手段は、第1決定手段により決定された第1絞り値よりも開放側の第2絞り値を第2露出設定について決定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
このような構成により本発明によれば、解像感の乖離が少ない可視光画像と近赤外光画像を取得するための露出設定を決定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の実施形態1に係る撮像装置100の構成を例示したブロック図
本発明の実施形態1に係る撮像部304を説明するための図
本発明の実施形態及び変形例に係るTv値とシャッタ速度、Av値と絞り値、ISO感度とEv値の補正段数との対応関係を例示した図
本発明の実施形態及び変形例に係る露出設定の各パラメータの関係を例示した図
本発明の実施形態及び変形例に係る波長別の絞り値ごとのエアリーディスク径を例示した図
本発明の実施形態1に係る撮像装置100において実行される撮影処理を例示したフローチャート
本発明の実施形態1に係る撮像装置100において実行される決定処理を例示したフローチャート
本発明の変形例3及び実施形態2に係る撮像装置100の構成を例示したブロック図
本発明の変形例3及び実施形態2に係る撮像部801及び撮像部802の分光感度特性を説明するための図
本発明の実施形態2に係る撮像装置100において実行される撮影処理を例示したフローチャート
本発明の実施形態2に係る撮像装置100において実行される決定処理を例示したフローチャート
本発明の変形例4に係る発光素子の分光特性を例示した図
【発明を実施するための形態】
【0010】
[実施形態1]
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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