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公開番号
2025004663
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-15
出願番号
2023104501
出願日
2023-06-26
発明の名称
画像処理装置、画像処理方法
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
H04N
9/64 20230101AFI20250107BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】 階調破たんを起こしにくいルックアップテーブルの調整技術を提供すること。
【解決手段】 色変換のためのルックアップテーブルにおける格子点のうち、ユーザ操作に応じて指定された画素位置の画素値に対応する格子点を調整対象格子点とし、該調整対象格子点の色値をユーザ操作に応じて調整したことで階調破たんが発生するか否かを、該調整後のルックアップテーブルにおける格子点に基づいて判断する。階調破たんが発生すると判断された場合には、調整後のルックアップテーブルの再調整を行う。
【選択図】 図3
特許請求の範囲
【請求項1】
色変換のためのルックアップテーブルにおける格子点のうち、ユーザ操作に応じて指定された画素位置の画素値に対応する格子点を調整対象格子点とし、該調整対象格子点の色値をユーザ操作に応じて調整したことで階調破たんが発生するか否かを、該調整後のルックアップテーブルにおける格子点に基づいて判断する判断手段と、
前記階調破たんが発生すると判断された場合には、前記調整後のルックアップテーブルの再調整を行う調整手段と
を備えることを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記判断手段は、前記ルックアップテーブルにおける格子点のうち前記画素値に対応する色値を囲む格子点において最も該色値に近い格子点を調整対象格子点とすることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記ルックアップテーブルは、第1カメラによる第1撮像画像の色を第2カメラによる第2撮像画像の色に変換するためのルックアップテーブルであることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記判断手段は、前記第1撮像画像を前記ルックアップテーブルを用いて色変換した色変換後の前記第1撮像画像に対するユーザ操作に応じて指定された画素位置を取得し、前記ルックアップテーブルにおける格子点のうち、前記第1撮像画像の該画素位置の画素値に対応する格子点を調整対象格子点とすることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記判断手段は、前記調整後のルックアップテーブルにおいて隣接する格子点間のベクトルを用いて、前記調整後のルックアップテーブルにおける格子点の位置の前後関係の反転に起因する階調破たんが発生するか否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記調整手段は、階調破たんが生じないように調整対象格子点の色値を調整することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記調整手段は、該調整手段による調整の結果を表示画面に表示させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記ルックアップテーブルにおける格子点は、L*a*b*色空間における格子点であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
さらに、
前記調整手段により調整されたルックアップテーブルを用いた色変換の結果を表示させる手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項10】
さらに、
撮像手段と、
前記撮像手段により撮像された撮像画像を、前記調整手段により調整されたルックアップテーブルを用いて色変換する色変換手段と
を備えることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理技術に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、テレビ番組の放送やスポーツ中継などのライブ放送において、複数の撮像装置(カメラ)を用いて撮像を行い、それらの映像を混ぜ合わせて放送するシステムがある。このようなシステムでは、例えば、スポーツ中継などにおいて、あるカメラでは試合会場全体を俯瞰する映像を撮像し、他のカメラでは選手をさまざまな位置から撮像し、試合の様子などを中継している。このとき、複数の機種のカメラを用いて撮像を行うことが一般的となっている。
【0003】
ところが、複数の機種のカメラを用いる場合、各カメラのメーカーやグレードが異なることが多く、これらのカメラは互いに画作りなどが大きく異なる場合がある。その結果、カメラの切り替わるタイミングで、同じ被写体を映していても、被写体の色が変わってしまうことがあった。このため、カメラマンやビデオエンジニア(VE)により、カメラ間で色が同じになるように、放送前にカメラ調整が必要になり、大きな負担となっていた。
【0004】
このような課題を解決するため、例えば特許文献1には、各カメラで同じ被写体を撮像し、それぞれのカメラによる撮像画像間の色の違いを補正する技術が提案されている。また、特許文献1に示されるような技術を使って作った補正パラメータは、色によって各カメラで色変換精度に差が生じることが知られている。そのため、特許文献2に示されるような技術により、変換時の映像を見ながら色変換パラメータを調整する方法も提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-9162号公報
特許3890211号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記の従来技術では、現在表示されている映像上の精度よく合わせたい部分について、色変換パラメータの調整を加えることができる。しかし、映像の内容が変わった場合の調整による影響については考慮されていない。特に、3次元ルックアップテーブル(3DLUT)を用いた色変換を行う場合、3DLUTを構成する格子点の調整を行う際に、格子点間の順序等を考慮せず調整を加えた場合、階調破たん等が発生してしまう可能性がある。この階調破たんは、映像の種類によって表れやすさが異なるため、特定の映像のみに基づいて3DLUTの調整を行った場合、階調破たんを起こさないよう3DLUTを調整することが困難となってしまう、という課題があった。本発明では、階調破たんを起こしにくいルックアップテーブルの調整技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一様態は、色変換のためのルックアップテーブルにおける格子点のうち、ユーザ操作に応じて指定された画素位置の画素値に対応する格子点を調整対象格子点とし、該調整対象格子点の色値をユーザ操作に応じて調整したことで階調破たんが発生するか否かを、該調整後のルックアップテーブルにおける格子点に基づいて判断する判断手段と、前記階調破たんが発生すると判断された場合には、前記調整後のルックアップテーブルの再調整を行う調整手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、階調破たんを起こしにくいルックアップテーブルの調整技術を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
システムの構成例を示す図。
コントローラ300に適用可能なコンピュータ装置のハードウェア構成例を示すブロック図。
コントローラ300の機能構成例を示すブロック図。
コントローラ300が行う処理のフローチャート。
撮像画像と色変換後の調整用画像の表示例を示す図。
GUIの表示例を示す図。
通知情報の表示例を示す図。
ステップS406における判断処理の詳細の説明で用いる一例を示す図。
コントローラ300が行う処理のフローチャート。
グラデーションチャートの画像の一例を示す図。
システムの構成例を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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