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公開番号2025003146
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103651
出願日2023-06-23
発明の名称ズームレンズ及びそれを有する撮像装置、撮像システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20241226BHJP(光学)
要約【課題】小型で、良好な光学性能を有する広角なズームレンズを提供すること。
【解決手段】ズームレンズは、複数のレンズ群を有するズームレンズであって、複数のレンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群からなり、ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化し、第2レンズ群は、少なくとも1枚の負レンズを備え、負レンズのアッベ数の最小値、第2レンズ群の焦点距離、第4レンズ群の焦点距離、広角端におけるレンズ光学全長、ズームレンズの広角端における焦点距離を各々適切に設定すること。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数のレンズ群を有するズームレンズであって、
前記複数のレンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群からなり、
ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化し、
前記第2レンズ群は、少なくとも1枚の負レンズを備え、
前記負レンズのアッベ数の最小値をν2n、前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第4レンズ群の焦点距離をf4、広角端における光学全長をLw、前記ズームレンズの広角端における焦点距離をfwとするとき、
20<ν2n<28
0.00<f2/f4<0.40
12<Lw/fw<55
なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 940 文字)【請求項2】
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
0.00<f1/f3<0.41
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
前記第1レンズ群の焦点距離をf1とするとき、
0.95<f1/f2<-0.55
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
-0.48<f2/f3<-0.12
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
-1.43<f3/f4<-0.63
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記第1レンズ群に含まれるレンズの枚数は、3枚以下であることを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記第1レンズ群の最も物体側のレンズ面から最も像側のレンズ面までの光軸上の距離をD1するとき、
-1.51<D1/f1<-0.81
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項8】
広角端における前記第3レンズ群の最も像側のレンズ面から前記第4レンズ群の最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をD34wとするとき、
0.00<D34w/Lw<0.03
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項9】
変倍比をzとするとき、
3.4<z<9.0
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
【請求項10】
望遠端における前記第2レンズ群は、広角端における前記第2レンズ群より物体側に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズに関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ、監視用カメラ等に好適なものである。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、物体側から像側に順に配置された、負、正、負、正の屈折力の第1乃至第4レンズ群を有し、小型で変倍比を効率良く確保できるズームレンズが知られている。特許文献1には、物体側から像側に順に配置された、負、正、負、正の屈折力の第1乃至第4レンズ群を有し、ズーミングに際して全てのレンズ群が移動し、変倍比5倍程度、半画角39°程度のズームレンズが開示されている。特許文献2には、物体側から像側に順に配置された、負、正、負、正の屈折力の第1乃至第4レンズ群を有し、ズーミングに際して第1乃至第3レンズ群が移動し、第1レンズ群が5枚構成、変倍比2倍程度、半画角63°程度のズームレンズが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-283648号公報
特開2019-174711号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のズームレンズでは、開示されている広角端のレンズ配置のまま広角化をすると、前玉の大型化に伴い第1レンズ群の形状が成立しなくなり、第1レンズ群の枚数を増やす必要性が高まる。その結果、径、全長、及び重量が増加してしまう。
【0005】
特許文献2のズームレンズでは、第1レンズ群の構成枚数が多く、径、全長、及び重量の観点で好ましくない。また、変倍比2倍程度であるため、更なる高倍化をすれば、更に径、全長、及び重量が増加してしまう。
【0006】
本発明は、小型で、良好な光学性能を有する広角なズームレンズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一側面としてのズームレンズは、複数のレンズ群を有するズームレンズであって、複数のレンズ群は、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、負の屈折力の第3レンズ群、正の屈折力の第4レンズ群からなり、ズーミングに際して、隣り合うレンズ群の間隔が変化し、第2レンズ群は、少なくとも1枚の負レンズを備え、負レンズのアッベ数の最小値をν2n、第2レンズ群の焦点距離をf2、第4レンズ群の焦点距離をf4、広角端におけるレンズ全長をLw、ズームレンズの広角端における焦点距離をfwとするとき、
20<ν2n<28
0.00<f2/f4<0.40
12<Lw/fw<55
なる条件式を満足することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、小型で、良好な光学性能を有する広角なズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1のズームレンズの断面図である。
(A),(B),(C)実施例1のズームレンズの広角端、中間焦点距離、及び望遠端での収差図である。
実施例2のズームレンズの断面図である。
(A),(B),(C)実施例2のズームレンズの広角端、中間焦点距離、及び望遠端での収差図である。
実施例3のズームレンズの断面図である。
(A),(B),(C)実施例3のズームレンズの広角端、中間焦点距離、及び望遠端での収差図である。
実施例4のズームレンズの断面図である。
(A),(B),(C)実施例4のズームレンズの広角端、中間焦点距離、及び望遠端での収差図である。
実施例5のズームレンズの断面図である。
(A),(B),(C)実施例5のズームレンズの広角端、中間焦点距離、及び望遠端での収差図である。
撮像装置の概略図である。
撮像装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図において、同一の部材については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)

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