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公開番号
2025002404
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102572
出願日
2023-06-22
発明の名称
露光装置及び画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類
B41J
2/447 20060101AFI20241226BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】シートに対する画像の傾きを抑制しつつ適正な形状の画像をシートに形成することの可能な改善された仕組みを提供すること。
【解決手段】画像形成装置は、搬送方向に対するシートの斜行を検知する検知部と、感光体の軸方向と平行な主走査方向において第1の範囲にわたって配列された複数の発光素子を含む発光素子配列を有する露光ヘッドと、入力画像データに従って前記複数の発光素子からの発光を制御する制御部とを備える。前記制御部は、前記入力画像データの各ラインの画像の形成のために使用すべき発光素子の範囲を、当該ラインの位置及び検知される前記斜行に応じてシフトさせる。前記制御部は、シフト量の最も大きいラインについて使用すべき発光素子の範囲が前記第1の範囲から逸脱する場合に、シフト量の最も大きい前記ラインの逸脱量に合わせて、各ラインの画像をトリミングする。
【選択図】図20A
特許請求の範囲
【請求項1】
シートに画像を形成するための画像形成装置であって、
搬送方向に対する前記シートの斜行を検知する斜行検知部と、
感光体を露光するための露光ヘッドであって、前記感光体の軸方向と平行な主走査方向において第1の範囲にわたって配列された複数の発光素子を含む発光素子配列を有する前記露光ヘッドと、
入力画像データに従って、前記露光ヘッドの前記複数の発光素子からの発光を制御する制御部と、
を備え、
前記搬送方向は、前記感光体の前記軸方向と直交し、
前記制御部は、前記第1の範囲の発光素子のうちで前記入力画像データの各ラインの画像の形成のために使用すべき発光素子の範囲を、前記入力画像データにおける当該ラインの位置及び前記斜行検知部により検知される前記シートの前記斜行に応じてシフトさせ、
前記制御部は、シフト量の最も大きいラインについて使用すべき発光素子の範囲が前記第1の範囲から逸脱する場合に、前記入力画像データの各ラインの画像を、シフト量の最も大きい前記ラインの逸脱量に合わせてトリミングする、
画像形成装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記画像形成装置は、
前記入力画像データの各ラインの画素値を記憶する画像メモリ、
をさらに備え、
前記制御部は、前記露光ヘッドへ出力されるべき画素値を前記画像メモリから読み出す際の読み出し範囲を規制することにより、前記入力画像データの各ラインの画像をトリミングする、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、
最初のラインの画像の形成のために使用すべき発光素子の範囲を、前記シート又は前記発光素子配列について検知される位置ずれに応じてシフトさせ、
後続する各ラインについてのシフト量を、前記位置ずれに応じた成分及び前記シートの前記斜行に応じた成分を算入することにより導出する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、
各ラインの画像の形成のために使用すべき発光素子の範囲を、前記シート又は前記発光素子配列について検知される倍率誤差に応じて拡大し又は縮小し、
各ラインについてのシフト量を、前記倍率誤差に応じた成分をさらに算入することにより導出する、
請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、
各ラインの画像の形成のために使用すべき発光素子の範囲を、前記シート又は前記発光素子配列について検知される倍率誤差に応じて拡大し又は縮小し、
各ラインについてのシフト量を、前記倍率誤差に応じた成分及び前記シートの前記斜行に応じた成分を算入することにより導出する、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記シートの前記斜行は、前記シートの単位搬送量当たりの前記主走査方向の変位量として表され、
各ラインのシフト量のうち前記シートの前記斜行に応じた成分は、前記入力画像データのうち最初に読み出されるラインから当該ラインまでの搬送量に前記変位量を乗算することにより導出される、
請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
シフト量の最も大きい前記ラインは、前記入力画像データのうち最後に読み出されるラインに相当する、請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、シフト量の最も大きい前記ラインの前記逸脱量がK画素(Kは1以上の整数)である場合に、前記入力画像データの各ラインの画像から前記主走査方向の一端のK画素分の部分画像を破棄し又は当該K画素分の部分画像を前記露光ヘッドへ出力しない、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記画像形成装置により形成される画像の前記主走査方向における最大幅は、前記第1の範囲よりも小さい、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記制御部は、前記入力画像データにより表される画像の前記主走査方向における画像幅に対する前記第1の範囲のマージンを、シフト量の最も大きいラインについて導出される当該シフト量と比較することにより、当該ラインについて使用すべき発光素子の範囲が前記第1の範囲から逸脱するかを判定する、請求項9に記載の画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数の発光素子を有する露光装置と、当該露光装置を使用して画像を形成する画像形成装置に関する。
続きを表示(約 3,300 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、所定の方向にシートを搬送しながらシートに画像を形成する画像形成装置において、シートの斜行に起因して、画像がシートに対して相対的に傾いた状態でシートに形成されてしまうことがある。特許文献1は、シートの斜行が検知された場合に、印刷画像の傾きを抑制するように、搬送方向に直交する主走査方向における画像形成範囲をシートの搬送に伴ってシフトさせることのできる、インクジェット方式の画像形成装置を開示している。
【0003】
一方、電子写真方式の一種である固体露光方式の画像形成装置が、装置の小型化及び低コスト化が容易である点で近年注目されている。固体露光方式の画像形成装置は、複数の発光素子(例えば、LED)の配列が発する光で感光体を露光することで感光体の表面上に潜像を形成し、現像剤で潜像を現像した後に、現像剤像をシートに転写する。特許文献2は、固体露光方式の画像形成装置の露光ヘッドにおいて、複数のLEDを各々有する複数の発光チップを、主走査方向に沿って千鳥状に配置する構成を開示している。複数の発光チップを千鳥状に配置する構成は、露光ヘッドのサイズの変更を容易にする点で有利である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-153915号公報
特開2017-183436号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1により開示されているシートの斜行に合わせて画像形成範囲をシフトさせる方法を、固体露光方式の画像形成装置に適用すると、シフト量が露光ヘッドの発光素子配列の範囲の外側へ逸脱する可能性がある。発光素子配列の範囲から画像形成範囲がはみ出せば、角部が欠落した歪な形状の画像がシートに形成されかねない。
【0006】
本発明は、シートに対する画像の傾きを抑制しつつ適正な形状の画像をシートに形成することの可能な改善された仕組みを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
ある観点によれば、シートに画像を形成するための画像形成装置であって、搬送方向に対する前記シートの斜行を検知する斜行検知部と、感光体を露光するための露光ヘッドであって、前記感光体の軸方向と平行な主走査方向において第1の範囲にわたって配列された複数の発光素子を含む発光素子配列を有する前記露光ヘッドと、入力画像データに従って、前記露光ヘッドの前記複数の発光素子からの発光を制御する制御部と、を備え、前記搬送方向は、前記感光体の前記軸方向と直交し、前記制御部は、前記第1の範囲の発光素子のうちで前記入力画像データの各ラインの画像の形成のために使用すべき発光素子の範囲を、前記入力画像データにおける当該ラインの位置及び前記斜行検知部により検知される前記シートの前記斜行に応じてシフトさせ、前記制御部は、シフト量の最も大きいラインについて使用すべき発光素子の範囲が前記第1の範囲から逸脱する場合に、前記入力画像データの各ラインの画像を、シフト量の最も大きい前記ラインの逸脱量に合わせてトリミングする、画像形成装置が提供される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、シートに対する画像の傾きを抑制しつつ適正な形状の画像をシートに形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態に係る画像形成装置の概略的な構成を示す構成図。
一実施形態に係る感光体及び露光ヘッドの構成についての説明図。
一実施形態に係る露光ヘッドのプリント基板の構成についての説明図。
一実施形態に係る発光チップ及び発光チップ内の発光素子配列についての説明図。
一実施形態に係る発光チップの概略的な構成を示す平面図。
一実施形態に係る発光チップの概略的な構成を示す断面図。
一実施形態に係る露光装置の制御構成を示す回路図。
一実施形態に係る発光チップのレジスタへのアクセスに関連する信号チャート。
一実施形態に係る発光チップへの画像データの送信に関連する信号チャート。
一実施形態に係る発光チップの詳細な構成を示す機能ブロック図。
階段状に配列された発光素子による多重露光についての説明図。
入力画像データに基づく発光制御の手順についての説明図。
入力画像データに基づく発光制御の手順についての説明図。
入力画像データに基づく発光制御の手順についての説明図。
入力画像データに基づく発光制御の手順についての説明図。
第1のシナリオの位置ずれ補償を含む発光制御の手順についての説明図。
第1のシナリオの位置ずれ補償を含む発光制御の手順についての説明図。
第1のシナリオの位置ずれ補償を含む発光制御の手順についての説明図。
第1のシナリオの位置ずれ補償を含む発光制御の手順についての説明図。
第2のシナリオの位置ずれ補償を含む発光制御の手順についての説明図。
第2のシナリオの位置ずれ補償を含む発光制御の手順についての説明図。
第2のシナリオの位置ずれ補償を含む発光制御の手順についての説明図。
第2のシナリオの位置ずれ補償を含む発光制御の手順についての説明図。
第3のシナリオの位置ずれ補償を含む発光制御の手順についての説明図。
第3のシナリオの位置ずれ補償を含む発光制御の手順についての説明図。
第3のシナリオの位置ずれ補償を含む発光制御の手順についての説明図。
第3のシナリオの位置ずれ補償を含む発光制御の手順についての説明図。
倍率誤差の補償(画素値の挿入)を含む発光制御の手順についての説明図。
倍率誤差の補償(画素値の挿入)を含む発光制御の手順についての説明図。
倍率誤差の補償(画素値の挿入)を含む発光制御の手順についての説明図。
倍率誤差の補償(画素値の挿入)を含む発光制御の手順についての説明図。
倍率誤差の補償(画素値の間引き)を含む発光制御の手順についての説明図。
倍率誤差の補償(画素値の間引き)を含む発光制御の手順についての説明図。
倍率誤差の補償(画素値の間引き)を含む発光制御の手順についての説明図。
倍率誤差の補償(画素値の間引き)を含む発光制御の手順についての説明図。
倍率誤差の補償(複数個の画素値の挿入)を含む発光制御の手順についての説明図。
シートの斜行による印刷画像への影響についての第1の説明図。
シートの斜行による印刷画像への影響についての第2の説明図。
シートの斜行による印刷画像への影響についての第3の説明図。
シートの斜行による印刷画像への影響についての第4の説明図。
シフト量の逸脱が生じた場合の画像データのトリミングについての第1の説明図。
シフト量の逸脱が生じた場合の画像データのトリミングについての第2の説明図。
ある実施例に係る逸脱量算出処理の流れの一例を示すフローチャート。
ある実施例に係る画像データ補正処理の流れの一例を示すフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
(【0011】以降は省略されています)
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