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公開番号2025001504
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-08
出願番号2023101130
出願日2023-06-20
発明の名称画像形成装置、画像形成システム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類G03G 21/00 20060101AFI20241225BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】シェーディング補正のような校正処理を適切なタイミングで行うことができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置101は、シートに画像を印字する印刷装置107と、印刷装置107から画像が印字されたシートを取得して、該シートの画像を読み取るセンシングユニット108と、を備える。印刷装置107は、連続してセンシングユニット108に排出する複数枚のシートの排出間隔を示す紙間時間の初期値と、センシングユニット108による校正処理に要する処理時間と、に基づいてシートを排出する最終的な紙間時間を決定する。センシングユニット108は、最終的な紙間時間に基づいて校正処理を行うタイミングを決定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
シートに画像を印字する印刷手段と、
前記印刷手段から画像が印字された前記シートを取得して、該シートの処理を行うシート処理手段と、を備え、
前記印刷手段は、連続して前記シート処理手段に排出する複数枚のシートの排出間隔を示す紙間時間の初期値と、前記シート処理手段による校正処理に要する処理時間と、に基づいてシートを排出する最終的な紙間時間を決定し、
前記シート処理手段は、前記最終的な紙間時間に基づいて前記校正処理を行うタイミングを決定することを特徴とする、
画像形成装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記シート処理手段は、各シートの前記最終的な紙間時間の総和に基づいて、前記校正処理を行うタイミングを決定することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記シート処理手段は、各シートの前記最終的な紙間時間の総和と前記初期値との和が所定時間以上になることで、前記校正処理を行うタイミングを決定することを特徴とする、
請求項1又は2記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記シート処理手段は、前記シートに印字された画像を読み取る第1シート処理手段と、前記シートに所定の後処理を行う第2シート処理手段と、を備え、
前記印刷手段は、前記初期値、前記第1シート処理手段による前記校正処理に要する第1処理時間、及び前記第2シート処理手段による前記後処理に要する第2処理時間に基づいて、前記最終的な紙間時間を決定することを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記印刷手段は、前記第1シート処理手段に前記初期値を含む第1タイミング情報を送信し、
前記第1シート処理手段は、前記第1タイミング情報に含まれる前記初期値と前記第1処理時間とから算出した第1遅延時間と、前記第1シート処理手段から前記第2シート処理手段へシートを排出する排出間隔を示す第2紙間時間と、を含む第2タイミング情報を前記第2シート処理手段へ送信し、
前記第2シート処理手段は、前記第2タイミング情報に含まれる前記第1遅延時間、前記第2紙間時間、及び前記第2処理時間から算出した第2遅延時間を含む第3タイミング情報を前記印刷手段へ送信し、
前記印刷手段は、前記第3タイミング情報に含まれる前記第2遅延時間に基づいて、前記最終的な紙間時間を決定することを特徴とする、
請求項4記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記第1シート処理手段は、前記初期値が前記第1処理時間以上の場合に、前記第1遅延時間を0秒とし、前記初期値が前記第1処理時間よりも短い場合に、前記第1処理時間と前記初期値との差を前記第1遅延時間として算出することを特徴とする、
請求項5記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記第2シート処理手段は、前記第2紙間時間が前記第2処理時間以上の場合に、前記第2遅延時間を前記第1遅延時間とし、前記第2紙間時間が前記第2処理時間よりも短い場合に、前記第1処理時間と前記第2処理時間の和と、前記第2紙間時間との差を前記第2遅延時間として算出することを特徴とする、
請求項5又は6記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第2シート処理手段は、前記印刷手段に代わって前記第2遅延時間に基づいて前記最終的な紙間時間を決定し、
前記第1シート処理手段は、前記第2シート処理手段から取得する前記最終的な紙間時間に基づいて、前記校正処理を行うタイミングを決定することを特徴とする、
請求項5記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記シート処理手段は、前記シートから画像を読み取る画像読取手段を備え、前記校正処理により前記画像読取手段のシェーディング補正を行うことを特徴とする、
請求項1記載の画像形成装置。
【請求項10】
シートに画像を印字する印刷装置と、
前記印刷装置から前記シートを取得し、取得した前記シートに印字された画像を読み取る第1シート処理装置と、
前記第1シート処理装置から前記シートを取得し、取得した前記シートに所定の後処理を行う第2シート処理装置と、を備え、
前記印刷装置は、連続して前記第1シート処理装置に排出する複数枚のシートの排出間隔を示す紙間時間の初期値、前記第1シート処理装置による校正処理に要する第1処理時間、及び前記第2シート処理装置による前記後処理に要する第2処理時間に基づいて、シートを排出する最終的な紙間時間を決定し、
前記第1シート処理装置は、前記最終的な紙間時間に基づいて前記校正処理を行うタイミングを決定することを特徴とする、
画像形成システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
商用の画像形成装置で生成される成果物は、印字位置精度の安定化が求められる。特許文献1には、印字位置精度の安定化を図った画像形成装置が開示される。この画像形成装置は、印字位置精度の安定化のために、シートに印字位置(画像形成位置)の目印となる調整用画像を印刷して調整用チャートを作成する。調整用チャートは、シートの搬送経路に設けられた画像読取センサにより、調整用画像が読み取られる。画像形成装置は、調整用画像の読取結果を画像形成条件にフィードバックして、印字位置を調整する。
【0003】
画像読取センサは、継続的な使用により温度が上昇することで、温度上昇前と比較して調整用画像の読取精度が変動する。特許文献2では、画像読取センサが所定時間以上継続して動作する場合に、シェーディング補正を行って温度変動による読取精度の変動を補正する制御を行っている。
【0004】
シェーディング補正の実行タイミングを決定する方法には、例えば画像読取センサのシェーディング補正を行うセンシング装置が、画像形成装置からシートの紙間情報を取得して決定する方法がある。センシング装置は、紙間情報に基づいて画像読取センサの読取開始からの実行時間を把握でき、所定時間以上継続して読取動作を行ったか否かを判断してシェーディング補正の実行タイミングを決定することができる。
【0005】
特許文献3には、画像形成装置がシートを排出するタイミングを決定するためのタイミング情報に基づいて、画像形成制御、及び画像形成後のシート排紙制御を行う画像形成装置が開示される。タイミング情報は、画像形成装置と他の装置との間で送受信される。装置間のタイミング情報の送受信は、実際のシートを搬送する前に行われる。ここで決定されたタイミングに基づいて、シートの搬送タイミングが予め決定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2006-11285号公報
特開2021-192077号公報
特開2007-102192号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献3では、センシング装置が画像形成装置からシートの紙間情報を取得する。しかし、センシング装置の下流側にフィニッシャ等の後処理装置が接続された場合、センシング装置は最終的なシートの排出タイミングを把握することができない。その結果、正確なタイミングでシェーディング補正ができなくなる。そのために画像読取センサは、読取精度の変動を補正できない状態で調整用画像を読み取ることになる。読取精度の変動が補正されずに調整用画像を読み取った場合、その読取結果から検知される印字位置等が不正確になり、印字位置の調整制度が低くなる。その結果、最終的な成果物の画像品質が低下する。このように、シェーディング補正のようなセンサの校正処理を適切なタイミングで行うことは、画像品質を維持する上で重要である。
【0008】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、シェーディング補正のような校正処理を適切なタイミングで行うことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明の画像形成装置は、シートに画像を印字する印刷手段と、前記印刷手段から画像が印字された前記シートを取得して、該シートの処理を行うシート処理手段と、を備え、前記印刷手段は、連続して前記シート処理手段に排出する複数枚のシートの排出間隔を示す紙間時間の初期値と、前記シート処理手段による校正処理に要する処理時間と、に基づいてシートを排出する最終的な紙間時間を決定し、前記シート処理手段は、前記最終的な紙間時間に基づいて前記校正処理を行うタイミングを決定することを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、校正処理を適切なタイミングで行うことができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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