特許ウォッチ

公開番号2025002995
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103416
出願日2023-06-23
発明の名称制御装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類H04N 23/66 20230101AFI20241226BHJP(電気通信技術)
要約【課題】カメラの配信状態に応じてより適切にカメラのパン方向・チルト方向の駆動速度、あるいはズーム・フォーカスの駆動速度を制御することである。
【解決手段】撮像装置の配信状態に関する情報を取得する取得部と、撮像装置の撮影方向を変更するための駆動部に対し、パン方向またはチルト方向の駆動速度を指示するための入力を受け付ける操作部と、取得部によって取得された情報に基づいて、操作部に対する入力と、撮像装置に対して駆動速度を指示するための出力との入出力特性を決定する決定部と、決定部によって決定された入出力特性と、操作部に対する入力とに基づいて、撮像装置に対してパン方向またはチルト方向の駆動速度を指示する指示部と、を有し、決定部は、撮像装置が配信中である場合は第1の入出力特性を入出力特性として決定し、撮像装置が配信中でない場合は第2の入出力特性を入出力特性として決定することを特徴とする制御装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項１】
撮像装置の配信状態に関する情報を取得する取得部と、
前記撮像装置の撮影方向を変更するための駆動部に対し、パン方向またはチルト方向の駆動速度を指示するための入力を受け付ける操作部と、
前記取得部によって取得された前記情報に基づいて、前記操作部に対する入力と、前記撮像装置に対して前記駆動速度を指示するための出力との入出力特性を決定する決定部と、
前記決定部によって決定された前記入出力特性と、前記操作部に対する入力とに基づいて、前記撮像装置に対してパン方向またはチルト方向の駆動速度を指示する指示部と、を有し、
前記決定部は、前記撮像装置が配信中である場合は第１の入出力特性を前記入出力特性として決定し、前記撮像装置が配信中でない場合は第２の入出力特性を前記入出力特性として決定することを特徴とする制御装置。
続きを表示（約 1,000 文字）【請求項２】
前記操作部に対する同一の入力に対して、前記第１の入出力特性に基づいて出力される駆動速度は、前記第２の入出力特性に基づいて出力される駆動速度よりも遅いことを特徴とする請求項１に記載の制御装置。
【請求項３】
前記第１の入出力特性は前記撮像装置に対して出力する駆動速度の第１の上限値を含み、前記第２の入出力特性は前記撮像装置に対して出力する駆動速度の第２の上限値を含むことを特徴とする請求項１に記載の制御装置。
【請求項４】
前記第１の上限値は前記第２の上限値よりも小さいことを特徴とする請求項３に記載の制御装置。
【請求項５】
前記決定部は、前記第１の上限値に基づいて前記第１の入出力特性を決定し、前記第２の上限値に基づいて前記第２の入出力特性を決定することを特徴とする請求項３に記載の制御装置。
【請求項６】
前記第２の上限値は、前記撮像装置の駆動部が駆動可能な最高速度であることを特徴とする請求項３に記載の制御装置。
【請求項７】
前記決定部は、前記第２の上限値に基づいて前記第１の上限値を決定することを特徴とする請求項３に記載の制御装置。
【請求項８】
前記第１の上限値と前記第２の上限値とを設定する設定部を更に有することを特徴とすする請求項３に記載の制御装置。
【請求項９】
前記操作部はジョイスティックであることを特徴とする請求項１に記載の制御装置。
【請求項１０】
撮像装置の配信状態に関する情報を取得する取得部と、
前記撮像装置のズームまたはフォーカスを変更するための駆動速度を指示するための入力を受け付ける操作部と、
前記取得部によって取得された前記情報に基づいて、前記操作部に対する入力と、前記撮像装置に対して前記駆動速度を指示するための出力との入出力特性を決定する決定部と、
前記決定部によって決定された前記入出力特性と、前記操作部に対する入力とに基づいて、前記撮像装置に対してズームまたはフォーカスの駆動速度を指示する指示部と、を有し、
前記決定部は、前記撮像装置が配信中である場合は第１の入出力特性を前記入出力特性として決定し、前記撮像装置が配信中でない場合は第２の入出力特性を前記入出力特性として決定することを特徴とする制御装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、制御装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体に関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
近年、映像制作の分野においてカメラの撮像方向をパン方向またはチルト方向にリモートで操作可能なカメラが使用される機会が増えている。特許文献１では、カメラの撮像方向を制御するための制御装置であって、カメラのパン方向またはチルト方向の駆動速度に対する上限値を調整するための調整部を備えた制御装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１０－１１４５２１
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
本発明が解決しようとする課題は、カメラの配信状態に応じてより適切にカメラのパン方向・チルト方向の駆動速度、あるいはズーム・フォーカスの駆動速度を制御することである。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
上記課題を解決するために、本発明の一態様に係る制御装置は、撮像装置の配信状態に関する情報を取得する取得部と、前記撮像装置の撮影方向を変更するための駆動部に対し、パン方向またはチルト方向の駆動速度を指示するための入力を受け付ける操作部と、前記取得部によって取得された前記情報に基づいて、前記操作部に対する入力と、前記撮像装置に対して前記駆動速度を指示するための出力との入出力特性を決定する決定部と、前記決定部によって決定された前記入出力特性と、前記操作部に対する入力とに基づいて、前記撮像装置に対してパン方向またはチルト方向の駆動速度を指示する指示部と、を有し、前記決定部は、前記撮像装置が配信中である場合は第１の入出力特性を前記入出力特性として決定し、前記撮像装置が配信中でない場合は第２の入出力特性を前記入出力特性として決定することを特徴とする。
【発明の効果】
【０００６】
本発明によれば、カメラの配信状態に応じてより適切にカメラのパン方向・チルト方向の駆動速度、あるいはズーム・フォーカスの駆動速度を制御することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
撮影システムの構成図
制御装置のハードウェア構成図と機能ブロック図
制御装置の制御の流れを示すフローチャート
制御装置の操作部の変位量と駆動速度の入出力特性を示す概念図
駆動速度の上限値を変更した際の制御装置の操作部の変位量と駆動速度の入出力特性を示す概念図
制御装置の操作部の変位量と駆動速度の入出力特性を示す概念図
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態について詳細に説明する。以下に説明する実施形態は、本発明の実現手段としての一例であり、本発明が適用される装置の構成や各種条件によって適宜修正又は変更されるべきものであり、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、後述する各実施形態の一部を適宜組み合わせて構成してもよい。
【０００９】
＜実施形態１＞
（撮影システムの構成）
図１は本実施形態に係る制御装置２００を含む撮影システムの構成を示す図である。撮影システムは、制御装置２００、ＰＴＺカメラ１００、１１０、スイッチャー３００から構成されている。なお、ＰＴＺカメラは１台以上あればよい。
【００１０】
（ＰＴＺカメラ）
ＰＴＺカメラ１００、１１０は、ＰＴＺ（ＰａｎＴｉｌｔＺｏｏｍ）の操作が可能なカメラである。ＰＴＺカメラ１００、１１０はそれぞれ、映像出力端子１０２、１１２、制御通信端子１０３、１１３、タリーランプ１０１、１１１、不図示のパン駆動部、チルト駆動部、ズーム駆動部、フォーカス駆動部を備えている。
（【００１１】以降は省略されています）

関連特許