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公開番号2024171277
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-11
出願番号2023088267
出願日2023-05-29
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41J 11/42 20060101AFI20241204BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】 シートのオモテ面に形成される画像とシートのウラ面に形成される画像との位置にずれが生じてしまう。
【解決手段】 シートSを搬送する搬送ローラ対2118と、シートSの先端の傾きを検知するレジセンサ2103、及び2104と、検知された前記シートの先端の傾きを目標傾きに基づいて制御するASIC70、及びレジストローラ2109、及び2110と、シートSに画像を形成する記録ヘッド10と、シートSが排出される排紙積載モジュール7000と、シートSを読み取るインラインスキャナユニット1と、シートSの両面に画像が形成される場合に、第1面に画像が形成されたシートSをスイッチバックする反転部4200と、反転部4200によりスイッチバックされたシートSの先端の傾きを制御する際の目標傾きを、インラインスキャナユニット1により読み取られたシートSの読取画像に基づき生成する演算部7と、を有する。
【選択図】 図11
特許請求の範囲【請求項1】
シートを搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により前記シートが搬送される搬送方向に直交する直交方向に対する前記シートの先端辺の傾きに応じた第1データを取得する第1取得手段と、
前記シートの姿勢を制御するシート制御手段と、
前記シート制御手段により前記姿勢が制御された前記シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段により画像が形成された後の前記直交方向に対する前記シートの先端辺の傾きに応じた第2データ、及び前記後端辺の傾きに応じた第3データを取得する第2取得手段と、
前記シートの両面に画像が形成される場合に、前記画像形成手段により第1面に画像が形成された前記シートをスイッチバックすることで、前記シートの前記第1面と異なる第2面に画像が形成されるように、前記スイッチバックした前記シートを前記画像形成手段に搬送する反転手段と、を有し、
前記第1取得手段は、前記シートの両面に画像が形成される場合、前記反転手段によりスイッチバックされた後に該シートの第1データを取得し、
前記シート制御手段は、前記反転手段によりスイッチバックされた後の前記シートの姿勢を、前記反転手段によりスイッチバックされる前に前記第2取得手段により取得された第2データ及び第3データと、前記反転手段によりスイッチバックされた後に前記第1取得手段により取得された第1データに基づき制御する
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記画像形成手段は、インクを前記シートに吐出することで画像を形成する記録ヘッドを有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記画像形成手段は、感光体と、前記感光体を帯電する帯電部と、前記感光体に静電潜像を形成するために前記帯電部により帯電された前記感光体を露光する露光部と、前記感光体の前記静電潜像をトナーを用いて現像する現像部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記シート制御手段は、前記反転手段によりスイッチバックされた後の前記シートの先端辺の目標傾きを、前記反転手段によりスイッチバックされる前に前記第2取得手段により取得された前記第2データと、前記反転手段によりスイッチバックされる前に前記第2取得手段により取得された前記第3データとに基づき生成する生成部をさらに有し、
前記シート制御手段は、前記反転手段によりスイッチバックされた後の前記シートの姿勢を、前記生成部により生成された前記目標傾きと前記反転手段によりスイッチバックされた後に前記第1取得手段により取得された前記第1データとに基づき制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記搬送手段により前記シートが搬送される搬送方向に直交する直交方向の前記シートの先端辺の位置に応じた第4データを取得する第3取得手段と、
前記画像形成手段により画像が形成された後の前記直交方向の前記シートの先端辺の位置に応じた第5データ、及び前記後端辺の位置に応じた第5データを取得する第4取得手段と、をさらに有し、
前記第3取得手段は、前記シートの両面に画像が形成される場合、前記反転手段によりスイッチバックされた後に該シートの第4データを取得し、
前記シート制御手段は、前記反転手段によりスイッチバックされた後の前記シートの姿勢を、前記反転手段によりスイッチバックされる前に前記第2取得手段により取得された第2データ及び第3データと、前記反転手段によりスイッチバックされる前に前記第4取得手段により取得された第5データ及び第6データと、前記反転手段によりスイッチバックされた後に前記第1取得手段により取得された第1データと、前記反転手段によりスイッチバックされた後に前記第3取得手段により取得された第4データとに基づき制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
画像形成装置によりシートに形成される画像の画像形成位置を調整する印字位置制御に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
シートに画像を形成する画像形成装置は、シートのオモテ面に形成される画像と該シートのウラ面に形成される画像の位置を合わせるため、シートの搬送される位置を目標位置に制御する技術が知られている。例えば、シートの一辺(基準辺と称す。)を基準として、該基準辺が目標位置となるようにシートが搬送される搬送方向に直交する方向のシートの位置を制御するものである(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2009-126669号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、先行文献1に記載の技術では、シートの形状が原因で、オモテ面の画像とウラ面の画像の相対的な位置を高精度に制御することができなかった。これは、シートの製造ロットごとにシートの裁断に違いがあったり、シートを保管している保管場所の環境(温度や湿度)が原因でシートの形状が変化してしまうからである。シートの形状が理想的な矩形と異なる場合、オモテ面に画像を形成する際のシートの基準辺とウラ面に画像を形成する際のシートの基準辺とが平行ではないので、オモテ面の画像とウラ面の画像との間に位置ズレが生じてしまう。
【0005】
そこで、本発明は、シートのオモテ面に形成される画像とシートのウラ面に形成される画像との位置を高精度に合わせることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明に記載の画像形成装置は、シートを搬送する搬送手段と、前記搬送手段により搬送される前記シートの先端の傾きを検知する検知手段と、前記検知手段により検知された前記シートの先端の傾きを目標傾きに基づいて制御するシート制御手段と、前記シート制御手段により前記傾きが制御された前記シートに画像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段により前記画像が形成された前記シートが排出される排出部と、前記画像形成手段と前記排出部との間に設けられ、前記画像形成手段により画像が形成された前記シートを読み取る読取手段と、前記シートの両面に画像が形成される場合に、前記画像形成手段により第1面に画像が形成された前記シートをスイッチバックすることで、前記シートの前記第1面と異なる第2面に画像が形成されるように、前記スイッチバックした前記シートを前記画像形成手段に搬送する反転手段と、前記反転手段によりスイッチバックされて搬送された前記シートの先端の傾きを前記シート制御手段が制御する際の前記目標傾きを、前記読取手段により読み取られた前記シートの読取画像に基づき生成する生成手段と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、シートのオモテ面に形成される画像とシートのウラ面に形成される画像との位置を高精度に合わせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
インクジェット記録装置の全体構成図
プリントモジュールの概略断面図
プリントベルトユニットの要部斜視図
レジストレーションユニットとその周辺構成の斜視図
レジストレーションユニットの要部概略図
表裏ずれが発生するケースを説明するための模式図
表裏ずれが発生する別のケースを説明するための模式図
直角度のずれと表裏ずれの測定結果を示すデータ
インラインスキャナユニットの概略断面図
インクジェット記録装置の制御ブロック図
シートの先端の傾きの目標を決定する方法を説明する模式図
シートの幅方向の目標位置を決定する方法を説明する模式図
【発明を実施するための形態】
【0009】
(画像形成装置)
以下に図面を参照して、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置について説明する。
【0010】
図1は、インクジェット記録装置の概略構成の一例を示す模式図である。このインクジェット記録装置は、反応液とインクとの2液を用いてシートSにインク像を形成する記録物を製造する、枚葉式のインクジェット記録装置である。
(【0011】以降は省略されています)

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