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公開番号
2024167789
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-04
出願番号
2023084113
出願日
2023-05-22
発明の名称
画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
弁理士法人近島国際特許事務所
主分類
G03G
21/00 20060101AFI20241127BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約
【課題】圧着印刷物の表面や裏面にトナー像を形成する際に、無駄な圧着印刷物が生じるのを抑制可能な画像形成装置の提供。
【解決手段】制御部は画像形成対象の記録材として「圧着はがき」が選択された場合に(S2のYes)、「糊面印刷方式」が「トナー」であるか否か(S3)、また「糊の塗布領域」が「縁糊」であるか否か(S4)を判定する。「糊面印刷方式」が「トナー」であり(S3のYes)、且つ、「糊の塗布領域」が「縁糊」である場合(S4のYes)、液晶表示部に警告画面が表示される(S5)。警告画面には、圧着はがきの開封時に秘匿画像に剥がれが生じる可能性がある旨の警告が表示される。警告表示することで、ユーザに画像形成を実行しないことを選択させ得る。また、ユーザは「秘匿画像に剥がれが生じる可能性がある」ことを認識したうえで、画像形成を実行できる。こうして、無駄な圧着はがきが生じるのを抑制できる。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
記録材にトナー像を形成可能な画像形成部と、
前記画像形成部によりトナー像が形成された記録材に熱及び圧力を加えてトナー像を定着させる定着部と、
情報を表示可能で、且つ、ユーザが操作可能な操作部と、
第一面に画像が形成され、且つ、前記第一面が折り曲げられて接着された記録材の第二面にトナー像を形成するモードを実行可能な制御部と、を備え、
前記制御部は、前記モードを実行する際に、
前記第一面に形成された画像がトナーにより形成されているかあるいはインクにより形成されているかを選択可能な第一画面を前記操作部に表示させ、且つ、前記第一面の接着領域が前記第一面の全面であるかあるいは前記第一面の縁のみであるかを選択可能な第二画面を前記操作部に表示させ、
前記第一画面において画像がトナーにより形成されていることが選択され、前記第二画面において前記第一面の接着領域が前記第一面の縁のみであることが選択された場合には、前記モードを実行することで前記第二面にトナー像が形成された記録材の前記第一面を開封する際に異常が発生する旨の情報を前記操作部に表示させる、
ことを特徴とする画像形成装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記操作部は、情報を表示可能で、且つ、タッチ操作が可能なタッチパネルである、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記制御部は、前記異常が発生する旨の情報として、前記第一面にトナーにより形成されている画像に剥がれが生じる旨を前記操作部に表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記制御部は、前記第一画面において画像がトナーにより形成されていることが選択され、前記第二画面において前記第一面の接着領域が前記第一面の縁のみであることが選択された場合に、前記モードの実行可否を選択可能な第三画面を前記操作部に表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記制御部は、前記異常が発生する旨の情報と前記第三画面を同時に前記操作部に表示させる、
ことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記制御部は、前記第一画面において画像がトナーにより形成されていることが選択され、前記第二画面において前記第一面の接着領域が前記第一面の縁のみであることが選択された場合に、前記モードを実行する際の前記第二面に形成するトナー像を定着させる定着条件を変更するための変更画面を前記操作部に表示可能である、
ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記制御部は、前記変更画面に遷移するか遷移しないかを選択可能な選択画面を前記操作部に表示させ、前記選択画面において前記変更画面に遷移することが選択された場合に、前記変更画面を前記操作部に表示させる、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記制御部は、前記モードの実行可否を選択可能な第三画面と、前記選択画面を同時に前記操作部に表示させる、
ことを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記定着部は、第一回転体と、前記第一回転体に当接して前記記録材を挟持搬送しつつ熱及び圧力を加えてトナー像を定着させる定着ニップ部を形成する第二回転体と、前記第一回転体を加熱するヒータとを有し、
前記第一回転体の温度を検知する温度センサと、を備え、
前記制御部は、
前記第一回転体の温度を第一温度に制御する第一定着モードと、前記第一回転体の温度を前記第一温度よりも低い第二温度に制御する第二定着モードを実行可能であり、
前記変更画面として、前記第一定着モードと前記第二定着モードのいずれかを選択可能な画面を前記操作部に表示させる、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記定着部は、第一回転体と、前記第一回転体に当接して前記記録材を挟持搬送しつつ熱及び圧力を加えてトナー像を定着させる定着ニップ部を形成する第二回転体と、を有し、
前記第一回転体を回転駆動する回転駆動部と、を備え、
前記制御部は、
前記回転駆動部の回転速度を第一速度に制御する第一定着モードと、前記回転駆動部の回転速度を前記第一速度よりも速い第二速度に制御する第二定着モードを実行可能であり、
前記変更画面として、前記第一定着モードと前記第二定着モードのいずれかを選択可能な画面を前記操作部に表示させる、
ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリあるいは複合機などの、電子写真技術を利用した画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、情報の秘匿性に優れた圧着印刷物を作成可能な画像形成システムが提案されている(特許文献1)。圧着印刷物としては、例えば個人情報などが画像として形成された面と面とを重ね合わせて疑似接着し、疑似接着された面と面とが剥離されるまで、個人情報を読み取ることができないようにした圧着はがきなどが挙げられる。圧着印刷物は、記録材において糊が塗布された糊面にユーザ所望の秘匿したい情報に関する画像(秘匿画像と呼ぶ)が形成され、続けて記録材を折り曲げて熱及び圧力を加えることで疑似接着される。なお、ここでいう擬似接着とは、接着後に剥離可能であり、剥離後に再接着し難い接着の一態様である。
【0003】
ところで、圧着印刷物の表面や裏面には、画像形成装置により宛名などの画像を別途形成可能である。電子写真技術を利用した画像形成装置では、圧着印刷物にトナーを用いてトナー像を形成し、その後、圧着印刷物に熱及び圧力を加えることでトナー像を圧着印刷物に定着させている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-35454号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来では、秘匿画像がインクでなくトナーにより形成されたトナー像である場合、表面や裏面にトナー像を形成した圧着印刷物が開封される際に、秘匿画像(トナー像)に剥がれが生じる虞があった。これは、圧着印刷物の表面や裏面にトナー像を定着させるために加えられた熱によって秘匿画像の一部のトナーが溶融してしまい、圧着印刷物の開封時に溶融したトナーが一方の面から他方の面へと転移してしまうからである。秘匿画像に剥がれが生じると、圧着印刷物が無駄になる。そこで、従来から、圧着印刷物の表面や裏面にトナー像を形成する場合に無駄な圧着印刷物が生じるのを抑制可能な画像形成装置が望まれていたが、未だそうした装置は提供されていない。
【0006】
本発明は上記問題に鑑みてなされ、圧着印刷物の表面や裏面にトナー像を形成する際に、無駄な圧着印刷物が生じるのを抑制可能な画像形成装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、記録材にトナー像を形成可能な画像形成部と、前記画像形成部によりトナー像が形成された記録材に熱及び圧力を加えてトナー像を定着させる定着部と、情報を表示可能で、且つ、ユーザが操作可能な操作部と、第一面に画像が形成され、且つ、前記第一面が折り曲げられて接着された記録材の第二面にトナー像を形成するモードを実行可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記モードを実行する際に、前記第一面に形成された画像がトナーにより形成されているかあるいはインクにより形成されているかを選択可能な第一画面を前記操作部に表示させ、且つ、前記第一面の接着領域が前記第一面の全面であるかあるいは前記第一面の縁のみであるかを選択可能な第二画面を前記操作部に表示させ、前記第一画面において画像がトナーにより形成されていることが選択され、前記第二画面において前記第一面の接着領域が前記第一面の縁のみであることが選択された場合には、前記モードを実行することで前記第二面にトナー像が形成された記録材の前記第一面を開封する際に異常が発生する旨の情報を前記操作部に表示させる、ことを特徴とする。
【0008】
本発明の一実施形態に係る画像形成装置は、記録材にトナー像を形成可能な画像形成部と、前記画像形成部によりトナー像が形成された記録材に熱及び圧力を加えてトナー像を定着させる定着部と、情報を出力可能な出力部と、第一面に画像が形成され、且つ、前記第一面が折り曲げられて接着された記録材の第二面にトナー像を形成するモードを実行可能な制御部と、を備え、前記制御部は、前記モードを実行する際に、前記第一面に形成された画像がトナーにより形成されているかあるいはインクにより形成されているかを選択可能な第一画面を前記出力部に出力させ、且つ、前記第一面の接着領域が前記第一面の全面であるかあるいは前記第一面の縁のみであるかを選択可能な第二画面を前記出力部に出力させ、前記第一画面において画像がトナーにより形成されていることが選択され、前記第二画面において前記第一面の接着領域が前記第一面の縁のみであることが選択された場合には、前記モードを実行することで前記第二面にトナー像が形成された記録材の前記第一面を開封する際に異常が発生する旨の情報を前記出力部に出力させる、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、圧着印刷物の表面や裏面にトナー像を形成する際に、無駄な圧着印刷物が生じるのを抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本実施形態の画像形成装置を示す概略図。
定着装置を示す概略図。
画像形成装置の制御構成を示す制御ブロック図。
2つ折り用の圧着用紙を示す図であり、(a)全面糊タイプ、(b)縁糊タイプ。
圧着はがきの作成工程について説明するための図であり、(a)圧着用紙に秘匿画像が形成された状態、(b)圧着用紙が折り加工された状態、(c)圧着はがきの断面、(d)圧着はがきに非秘匿画像が形成された状態。
第一実施形態の画像形成処理を示すフローチャート。
「セット箇所選択画面」を示す図。
「記録材種類選択画面」を示す図。
(a)「圧着はがき設定画面」を示す図、(b)「ヘルプ画面」を示す図。
(a)「糊面印刷方式選択画面」を示す図、(b)「糊の塗布領域選択画面」を示す図。
「警告画面」を示す図。
第二実施形態の画像形成処理を示すフローチャート。
(a)「処理オプション選択画面」を示す図、(b)「定着温度の変更画面」を示す図。
定着モードと定着温度との関係を示すグラフ。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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