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公開番号2025002531
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023102769
出願日2023-06-22
発明の名称情報処理装置、撮像システム、撮像制御方法、及びプログラム
出願人キヤノン株式会社
代理人個人
主分類H04N 23/61 20230101AFI20241226BHJP(電気通信技術)
要約【課題】点検作業を行う上で、適切な画像の取得を行う。
【解決手段】撮像装置101に対し、点検対象となる壁面403に対して撮影方向を変えて壁面403の区画ごとのプレビュー画像を取得するよう制御する。壁面403の区画ごとに、プレビュー画像を解析して、壁面403の区画の領域に占める所定の領域の割合が、壁面403のインフラ点検で許容される条件を満たすかを判定する。また、壁面403のインフラ点検で許容される条件を満たすかの判定の結果に応じて、壁面403の区画における点検用の画像の撮像を撮像装置101に行わせるか否かを制御する。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
被写体の点検作業を行うための点検用の画像を取得するための情報処理装置であって、
撮像手段に対し、前記被写体に対して撮影方向を変えて前記被写体の区画ごとのプレビュー画像を取得するよう制御する撮像制御手段と、
前記被写体の区画ごとに、前記プレビュー画像を解析して、前記被写体の区画の領域に占める所定の領域の割合が、前記被写体の点検作業の許容する条件を満たすかを判定する画像解析手段と、
を有し、
前記撮像制御手段は、前記画像解析手段による判定の結果に応じて、前記被写体の区画における前記点検用の画像の撮像を、前記撮像手段に行わせるか否かを制御することを特徴とする情報処理装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記撮像制御手段は、前記画像解析手段により前記条件を満たすと判定された区画については、当該区画おける点検用の画像の撮像を行わせるよう制御し、前記条件を満たさないと判定された区画については、当該区画における点検用の画像の撮像を行わせないよう制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項3】
前記所定の領域が、前記被写体以外の物体又は背景の領域であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記画像解析手段は、対象とする区画の前記プレビュー画像に対し、前記被写体以外の物体又は背景を検出する検出処理を実行して、前記検出処理により前記被写体以外の物体又は背景が検出された場合、前記対象とする区画の領域に占める、前記被写体以外の物体又は背景の領域の割合が、前記被写体の点検作業の許容する条件を満たすかを判定し、
前記撮像制御手段は、前記検出処理により前記被写体以外の物体又は背景が検出されなかった場合、前記対象とする区画における点検用の画像の撮像を行わせるよう制御することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記画像解析手段は、前記被写体の区画の領域に占める、前記被写体以外の物体又は背景の領域の割合が、前記被写体の点検作業の許容する範囲を表す閾値以下であるかを判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記撮像制御手段は、前記被写体を網羅するように撮影方向を順に変えて、前記被写体の区画を順に対象にし、対象とする区画について、前記画像解析手段により前記条件を満たさないと判定された場合には、前記対象とする区画における前記点検用の画像の撮像を前記撮像手段に行わせずに、次の区画を対象にすることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項7】
前記プレビュー画像は、前記点検用の画像よりも低解像度であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項8】
前記被写体は、インフラ構造物の壁面であり、前記点検作業は、インフラ構造物の壁面における変状を確認する作業であることを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
【請求項9】
被写体の点検作業を行うための点検用の画像を取得するための情報処理装置であって、
前記被写体に対して撮影方向を変えて前記被写体の区画ごとに前記点検用の画像の撮像を、撮像手段に行わせるよう制御する撮像制御手段と、
前記被写体の区画ごとに、前記点検用の画像を解析して、前記被写体の区画の領域に占める所定の領域の割合が、前記被写体の点検作業の許容する条件を満たすかを判定する画像解析手段と、
前記画像解析手段により前記条件を満たさないと判定された区画における前記点検用の画像を削除する削除手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。
【請求項10】
被写体の点検作業を行うための点検用の画像を取得するための撮像システムであって、
撮像手段を有する撮像装置と、前記撮像装置を制御する情報処理装置と、前記撮像手段の撮影方向を変える手段を有する雲台装置と、を備え、
前記情報処理装置は、
前記撮像手段に対し、前記被写体に対して撮影方向を変えて前記被写体の区画ごとのプレビュー画像を取得するよう制御する撮像制御手段と、
前記被写体の区画ごとに、前記プレビュー画像を解析して、前記被写体の区画の領域に占める所定の領域の割合が、前記被写体の点検作業の許容する条件を満たすかを判定する画像解析手段と、
を有し、
前記撮像制御手段は、前記画像解析手段による判定の結果に応じて、前記被写体の区画における前記点検用の画像の撮像を、前記撮像手段に行わせるか否かを制御することを特徴とする撮像システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、点検対象を点検するための画像を得るための技術に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
例えばビルやダム、各種インフラ施設の建築構造物等の点検の一環として、ひびや錆などの変状の有無や過去からの推移を把握するために、高精細な画像を撮影し、その画像を用いた分析が行われている。この時、例えば壁面に対してミリ単位の微細な変状の有無を検出する必要から、壁面を細かい区画に分割した区画ごとに、高精細な画像の撮影が行われる。また、それら全ての区画について、壁面全体を網羅する大量の撮影を行う必要から、パン及びチルト駆動を自動で行える雲台装置と撮像装置とを組み合わせた撮像システムが用いられている。雲台装置は、撮像装置の撮影方向を順に移動させ、撮像装置の撮影方向が目的の区画を撮影可能な方向になると自動的に停止するような動作を繰り返す。そして、撮像装置は雲台装置が停止する度に撮影を行う。また、高精細な画像を得るためには高解像度に設定して撮影する必要がある。特許文献1には、構造物の撮像画像を解析して損傷部分を特定し、撮像画像のうち特定した以外の部分に高い圧縮率を適用して、画像データを保存する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2019/130391号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、雲台装置を使用した自動撮影では次の問題が発生することがある。例えば、雲台装置が壁面全体を網羅するように、区画ごとに撮影方向を移動させて撮影する際に、区画内に壁面以外の背景や岩や木などの障害物が写り込む場合がある。このような場合、点検に適さない画像を撮影することがあり、記憶領域に不要な画像が保存されることになる。特許文献1では、撮影した画像の枚数を削減したり、不要な画像の撮影をスキップしたりすることはできない。上述のとおり、建築構造物等の微細な変状を確認するには、高解像度に設定して撮影を続ける必要があるため、撮影した画像のデータ量が多くなり記憶領域の容量を圧迫するという課題がある。
【0005】
そこで本開示は、点検作業を行う上で、適切な画像の取得を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、被写体の点検作業を行うための点検用の画像を取得するための情報処理装置であって、撮像手段に対し、前記被写体に対して撮影方向を変えて前記被写体の区画ごとのプレビュー画像を取得するよう制御する撮像制御手段と、前記被写体の区画ごとに、前記プレビュー画像を解析して、前記被写体の区画の領域に占める所定の領域の割合が、前記被写体の点検作業の許容する条件を満たすかを判定する画像解析手段と、を有し、前記撮像制御手段は、前記画像解析手段による判定の結果に応じて、前記被写体の区画における前記点検用の画像の撮像を、前記撮像手段に行わせるか否かを制御することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、点検作業を行う上で、適切な画像の取得を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
撮影システムの全体構成例を示す図である。
撮影システムの機能構成例を示す図である。
各装置のハードウェア構成例を示す図である。
撮影システムによる点検対象の撮影を説明する図である。
撮影システムによる撮像画像を説明する図である。
撮影システムの全体動作を示すフローチャートである。
実施形態1に係る撮影処理を示すフローチャートである。
各撮影方向を表した図である。
各撮影方向における撮影処理の実行結果を表す図である。
実施形態2に係る撮影処理を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付の図面を参照して、本開示の好適な実施形態について説明する。なお、以下の実施形態において示す構成は一例に過ぎず、本開示発明はそれらの構成に限定されるものではない。
【0010】
<実施形態1>
図1は、本実施形態に係る撮影システムの全体構成を示す。
図1に示す撮像システムは、撮像装置101、雲台装置102、演算装置103、及び三脚104を有して構成されている。本実施形態の撮像システムは、例えばビルやダム等の建築構造物であるインフラ構造物の点検を目的として、建築構造物の壁面等の微細な変状を確認するための高精細な画像を撮影するためのシステムである。
(【0011】以降は省略されています)

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