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公開番号
2025003052
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103509
出願日
2023-06-23
発明の名称
走査光学装置及び画像形成装置
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G02B
26/10 20060101AFI20241226BHJP(光学)
要約
【課題】低コストかつ高精度にレンズの位置決めを行うとともに、高精度かつ信頼性の高い走査光学装置を提供すること。
【解決手段】固定部材9は、fθレンズ7を光学箱8に固定している状態で、係合部8dと係合する被係合部9cを有し、底面8eの方向に向かって延びる第1部分91と、位置決め面8bに当接する被位置決め面9aと、被押圧面7bに当接する押圧面9bと、を有し、底面8eに向かって延びる第2部分92と、被押圧面7dに当接する押圧面9dを有し、底面8eに向かって延びる第3部分93と、を有する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
光源と、
前記光源から出射された光ビームを偏向走査する偏向器と、
前記偏向器によって走査された光ビームを被走査体に導く光学部材と、
前記偏向器及び前記光学部材が取り付けられる底面と、前記底面から立設し前記光源が取り付けられる側壁と、を有する筐体と、
前記光学部材を前記筐体に対して位置決めし、前記光学部材の長手方向の端部を固定する固定部材と、
を備える走査光学装置であって、
前記筐体、前記光学部材及び前記固定部材は樹脂製であり、
前記光学部材は、前記偏向器により偏向走査された光ビームが入射する入射面と、入射した光ビームが出射する出射面と、前記光学部材が前記固定部材によって固定された状態で前記底面に当接し、前記入射面及び前記出射面に交差する第1交差面と、前記入射面及び前記出射面に交差し、前記第1交差面とは反対側の第2交差面と、を有し、
前記筐体は、前記光学部材が前記固定部材によって固定された状態で前記長手方向における端部において前記入射面に当接する第1当接面と、前記側壁における前記筐体の外側の側面と、前記側壁における前記筐体の内側の第2当接面と、を有し、
前記側面は、前記筐体の外側に突出した突出部を有し、
前記固定部材は、前記光学部材を前記筐体に固定している状態で、前記突出部と係合する被係合部を有し、前記底面の方向に向かって延びる第1部分と、前記第2当接面に当接する第1面と、前記出射面に当接する第2面と、を有し、前記底面に向かって延びる第2部分と、前記第2交差面に当接する第3面を有し、前記底面に向かって延びる第3部分と、を有することを特徴とする走査光学装置。
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【請求項2】
前記突出部を第1突出部、前記被係合部を第1被係合部とそれぞれしたとき、
前記筐体は、前記第1当接面とは反対側に突出した第2突出部を有し、
前記固定部材は、前記第2突出部と係合する第2被係合部を有することを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項3】
前記突出部は、前記長手方向に平行な側壁に設けられており、
前記第1部分は、前記第2部分と平行に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項4】
前記突出部は、前記長手方向に直交する側壁に設けられており、
前記第1部分は、前記第2部分と直交するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の走査光学装置。
【請求項5】
光源と、
前記光源から出射された光ビームを偏向走査する偏向器と、
前記偏向器によって走査された光ビームを被走査体に導く光学部材と、
前記偏向器及び前記光学部材が取り付けられる底面と、前記底面から立設し前記光源が取り付けられる側壁と、を有する筐体と、
前記側壁によって形成された開口を閉塞するカバー部材と、
前記光学部材を前記筐体に対して位置決めし、前記光学部材の長手方向の端部を固定する固定部材と、
を備える走査光学装置であって、
前記筐体、前記光学部材及び前記固定部材は樹脂製であり、
前記光学部材は、前記偏向器により偏向走査された光ビームが入射する入射面と、入射した光ビームが出射する出射面と、前記光学部材が前記固定部材によって固定された状態で前記底面に当接し、前記入射面及び前記出射面に交差する第1交差面と、前記入射面及び前記出射面に交差し、前記第1交差面とは反対側の第2交差面と、を有し、
前記筐体は、前記光学部材が前記固定部材によって固定された状態で前記長手方向における端部において前記入射面に当接する第1当接面と、前記側壁における前記筐体の内側の第2当接面と、を有し、
前記カバー部材は、前記開口を閉塞した状態で内側になる内面を有し、
前記固定部材は、前記光学部材を前記筐体に固定している状態で、前記第2当接面に当接する第1面と、前記出射面に当接する第2面と、を有し、前記底面に向かって延びる第1部分と、前記第2交差面に当接する第3面を有し、前記底面に向かって延びる第2部分と、前記内面に当接する第4面を有し、前記第1部分と前記第2部分とを接続する第3部分と、を有することを特徴とする走査光学装置。
【請求項6】
前記内面は、凹部を有し、
前記第4面は、前記凹部に当接することを特徴とする請求項5に記載の走査光学装置。
【請求項7】
前記筐体は、前記側壁に前記筐体の外側に向かって突出する突出部を有し、
前記カバー部材は、前記突出部に係合する被係合部を有することを特徴とする請求項5に記載の走査光学装置。
【請求項8】
前記筐体は、前記第1当接面の近傍に穴部を有し、
前記カバー部材は、前記開口を閉塞した状態で、前記穴部に対応する位置に貫通穴を有し、
前記筐体と前記カバー部材は、ビスが前記貫通穴及び前記穴部に挿入されていることにより固定されていることを特徴とする請求項5に記載の走査光学装置。
【請求項9】
請求項1から請求項8のうちのいずれか1項に記載の走査光学装置と、
前記走査光学装置から出射された光ビームに基づいて記録材に画像形成を行う画像形成手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、走査光学装置及び画像形成装置に関し、例えば、複写機やプリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に用いられる走査光学装置、及び、この走査光学装置を備える画像形成装置に関する。
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【背景技術】
【0002】
従来のレーザプリンタ等の画像形成装置に用いられる走査光学装置は、画像信号に応じて光源から出射されたレーザ光を偏向器が有する反射面で偏向走査している。偏向走査されたレーザ光は、fθレンズ等の走査レンズによって感光ドラム上に結像され静電潜像を形成する。次いで、感光ドラム上の静電潜像を現像装置等のプロセスカートリッジによってトナー像として顕像化し、これを記録紙等の記録材に転写して定着装置へ送り、記録材上のトナーを加熱定着させることで印刷(プリント)が行われる。このような走査光学装置の構成として、例えば特許文献1の提案がなされている。走査光学装置に用いられる走査レンズは、別体の金属製の板バネによって走査レンズの光軸方向に押圧され、筐体である光学箱に固定されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-181501号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のような走査レンズを別体の金属製の板バネで固定する形態においては、板バネを複数の方向に曲げる工程が必要であり形状が複雑化するため、加工工数が嵩み高コストである。また、各部品が温度変化による熱膨張で変形した場合、光学箱と走査レンズとの間の距離が変動する。加えて、樹脂製のレンズと金属製の板バネとの接触部では、板バネの押圧力に変化を生じるおそれがある。具体的には、押圧力が弱くなる場合は、衝撃が加わったときに走査レンズの位置がずれるおそれがある。一方で、押圧力が強くなる場合は走査レンズを変形させて光学性能を低下させてしまうおそれがある。
【0005】
本発明は、このような状況のもとでなされたもので、低コストかつ高精度にレンズの位置決めを行うとともに、高精度かつ信頼性の高い走査光学装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決するために、本発明は、以下の構成を備える。
【0007】
(1)光源と、前記光源から出射された光ビームを偏向走査する偏向器と、前記偏向器によって走査された光ビームを被走査体に導く光学部材と、前記偏向器及び前記光学部材が取り付けられる底面と、前記底面から立設し前記光源が取り付けられる側壁と、を有する筐体と、前記光学部材を前記筐体に対して位置決めし、前記光学部材の長手方向の端部を固定する固定部材と、を備える走査光学装置であって、前記筐体、前記光学部材及び前記固定部材は樹脂製であり、前記光学部材は、前記偏向器により偏向走査された光ビームが入射する入射面と、入射した光ビームが出射する出射面と、前記光学部材が前記固定部材によって固定された状態で前記底面に当接し、前記入射面及び前記出射面に交差する第1交差面と、前記入射面及び前記出射面に交差し、前記第1交差面とは反対側の第2交差面と、を有し、前記筐体は、前記光学部材が前記固定部材によって固定された状態で前記長手方向における端部において前記入射面に当接する第1当接面と、前記側壁における前記筐体の外側の側面と、前記側壁における前記筐体の内側の第2当接面と、を有し、前記側面は、前記筐体の外側に突出した突出部を有し、前記固定部材は、前記光学部材を前記筐体に固定している状態で、前記突出部と係合する被係合部を有し、前記底面の方向に向かって延びる第1部分と、前記第2当接面に当接する第1面と、前記出射面に当接する第2面と、を有し、前記底面に向かって延びる第2部分と、前記第2交差面に当接する第3面を有し、前記底面に向かって延びる第3部分と、を有することを特徴とする走査光学装置。
【0008】
(2)光源と、前記光源から出射された光ビームを偏向走査する偏向器と、前記偏向器によって走査された光ビームを被走査体に導く光学部材と、前記偏向器及び前記光学部材が取り付けられる底面と、前記底面から立設し前記光源が取り付けられる側壁と、を有する筐体と、前記側壁によって形成された開口を閉塞するカバー部材と、前記光学部材を前記筐体に対して位置決めし、前記光学部材の長手方向の端部を固定する固定部材と、を備える走査光学装置であって、前記筐体、前記光学部材及び前記固定部材は樹脂製であり、前記光学部材は、前記偏向器により偏向走査された光ビームが入射する入射面と、入射した光ビームが出射する出射面と、前記光学部材が前記固定部材によって固定された状態で前記底面に当接し、前記入射面及び前記出射面に交差する第1交差面と、前記入射面及び前記出射面に交差し、前記第1交差面とは反対側の第2交差面と、を有し、前記筐体は、前記光学部材が前記固定部材によって固定された状態で前記長手方向における端部において前記入射面に当接する第1当接面と、前記側壁における前記筐体の内側の第2当接面と、を有し、前記カバー部材は、前記開口を閉塞した状態で内側になる内面を有し、前記固定部材は、前記光学部材を前記筐体に固定している状態で、前記第2当接面に当接する第1面と、前記出射面に当接する第2面と、を有し、前記底面に向かって延びる第1部分と、前記第2交差面に当接する第3面を有し、前記底面に向かって延びる第2部分と、前記内面に当接する第4面を有し、前記第1部分と前記第2部分とを接続する第3部分と、を有することを特徴とする走査光学装置。
【0009】
(3)前記(1)又は前記(2)に記載の走査光学装置と、前記走査光学装置から出射された光ビームに基づいて記録材に画像形成を行う画像形成手段と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、低コストかつ高精度にレンズの位置決めを行うとともに、高精度かつ信頼性の高い走査光学装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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