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公開番号2025003069
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023103533
出願日2023-06-23
発明の名称学習支援装置、情報処理装置、学習支援方法及びプログラム
出願人カシオ計算機株式会社
代理人個人
主分類G09B 7/08 20060101AFI20241226BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】学習者に学習機会をより多く提供する。
【解決手段】学習支援装置100は、制御部101と、入出力装置104と、を備えている。制御部101は、入出力装置104により学習情報を提供する。また、制御部101は、提供した学習情報について、記憶の定着度を示す評価値を取得する。制御部101は、スケジュール情報を取得する。制御部101は、入出力装置104による学習情報の再提供のタイミングを、評価値とスケジュール情報とに基づいて設定する。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項１】
制御部と、
出力装置と、
を備え、
前記制御部は、
前記出力装置により学習情報を提供し、
提供した前記学習情報について、記憶の定着度を示す評価値を取得し、
スケジュール情報を取得し、
前記出力装置による前記学習情報の再提供のタイミングを、前記評価値と前記スケジュール情報とに基づいて設定する、
学習支援装置。
続きを表示（約 1,300 文字）【請求項２】
前記スケジュール情報は、ある時間帯における学習可否に関する情報を含み、
前記制御部は、前記スケジュール情報を参照して、学習可能な時間帯を選定して、又は、学習不可能な時間帯以外の時間帯を選定し、選定した時間帯に前記学習情報の再提供のタイミングを設定する、
請求項１に記載の学習支援装置。
【請求項３】
前記制御部は、前記スケジュール情報が示す学習可能な時間帯を選定し、又は、学習不可能な時間帯以外の時間帯を選定し、選定した時間帯に前記学習情報の再提供のタイミングを設定する処理を、前記評価値を取得したことに応答して実行する、
請求項２に記載の学習支援装置。
【請求項４】
前記制御部は、前記スケジュール情報が示す学習可能な時間帯を選定し、又は、学習不可能な時間帯以外の時間帯を選定し、選定した学習可能な時間帯に前記学習情報の再提供のタイミングを設定する処理を、前記評価値を取得した後、所定の条件が満たされたことに応答して実行する、
請求項２に記載の学習支援装置。
【請求項５】
前記制御部は、前記ある時間帯のスケジュールの内容に基づき、当該ある時間帯の学習可否に関する情報を自動で生成する、
請求項２に記載の学習支援装置。
【請求項６】
前記制御部は、前記評価値に対応する待機期間に基づいて、前記学習情報の再提供のタイミングを設定する、
請求項１に記載の学習支援装置。
【請求項７】
前記スケジュール情報は、ある時間帯における学習可否に関する情報を含み、
前記制御部は、前記学習情報を提供したタイミングから前記待機期間が経過した時点、又は、当該時点の前後の時間帯であって、且つ、学習不可能な時間帯以外の時間帯若しくは学習可能な時間帯に、前記学習情報の再提供の学習タイミングを設定する、
請求項６に記載の学習支援装置。
【請求項８】
入力装置をさらに備え、
前記制御部は、前記入力装置により評価情報の入力を受け付け、入力された前記評価情報に基づき当該評価情報に対応する前記評価値を取得し、又は、提示した問題に対する回答の入力に要した時間と回答の正誤との少なくとも一方に基づいて前記評価値を取得する、
請求項１から７の何れか一項に記載の学習支援装置。
【請求項９】
処理部を備え、
前記処理部は、
提供された学習情報についての記憶の定着度を示す評価値を取得し、
スケジュール情報を取得し、
前記学習情報の再提供のタイミングを、前記評価値と前記スケジュール情報とに基づいて設定する、
情報処理装置。
【請求項１０】
外部通信装置をさらに備え、
前記学習情報を提供する出力装置と、前記評価値の入力を受け付ける入力装置と、を備える外部装置に対して、設定した前記学習情報の前記再提供のタイミングを示す情報を、前記外部通信装置により送信する、
請求項９に記載の情報処理装置。
（【請求項１１】以降は省略されています）
発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、学習支援装置、情報処理装置、学習支援方法及びプログラムに関する。
続きを表示（約 1,600 文字）【背景技術】
【０００２】
学習には、定期的な繰り返しが必要である。これは、エビングハウスの忘却曲線で示されるように、記憶は学習直後から徐々に失われるが、再学習を繰り返すことで記憶が蘇り、徐々に定着するからである。
【０００３】
このような観点から、繰り返し学習を支援する学習支援装置が提案されている。例えば、特許文献１は、効率的に復習できるように、問題を学習者に提示し、回答の正誤を判別する学習支援装置を開示する。この学習支援装置は、忘却近似関数と最終正誤結果の項から定義される定着度関数から現時点での定着度を推定し、現在の定着度が一定値より小さい問題を現在学習（復習）すべき問題であると判断して、表示部にその問題を表示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００４】
特開２０１２－１３７６９９号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００５】
特許文献１に開示された構成では、現在の定着度が一定値より小さくなると、学習者の都合や状況に関係なく、学習用の情報が表示されてしまう。しかし、学習者が授業中あるいは運動中である等、学習者が学習できない状態であるときに、学習用の情報が表示されても、対応できず、学習機会を失ってしまう恐れがある。
【０００６】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、学習者に学習機会をより多く提供できる学習支援装置、学習支援方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【０００７】
上記目的を達成するため、本発明に係る学習支援装置は、
制御部と、
出力装置と、
を備え、
前記制御部は、
前記出力装置により学習情報を提供し、
提供した前記学習情報について、記憶の定着度を示す評価値を取得し、
スケジュール情報を取得し、
前記出力装置による前記学習情報の再提供のタイミングを、前記評価値と前記スケジュール情報とに基づいて設定する。
【発明の効果】
【０００８】
本発明によれば、学習者に学習機会をより多く提供できる。
【図面の簡単な説明】
【０００９】
本発明の実施の形態に係る学習支援装置の外観形状を示す図である。
本発明の実施の形態に係る学習支援装置の表示例とその遷移を示す図である。
本発明の実施の形態に係る学習支援装置の構成例を示す図であり、（Ａ）はハードウェア構成の一例を示す図、（Ｂ）は機能的構成の一例を示す図である。
本発明の実施の形態に係る学習支援装置に格納されるデータの構成例を示す図であり、（Ａ）は学習情報の構成例を示す図、（Ｂ）はユーザスケジュール情報の構成例を示す図、（Ｃ）は待機期間情報の構成例を示す図である。
本発明の実施の形態に係る学習支援装置が実行する新規学習情報入力処理のフローチャートである。
本発明の実施の形態に係る学習支援装置が実行する、繰り返し学習支援処理のフローチャートである。
図６に示す繰り返し学習支援処理において、ＭＲ値を自動入力する処理を説明するフローチャートである。
本発明の変形例に係る学習支援装置において、各学習可能時間帯に、学習情報の表示タイミングを設定する表示タイミングスケジューリング処理のフローチャートである。
図８に示す学習情報表示スケジュール設定処理で設定された表示スケジュールに従って学習情報を表示する、繰り返し学習支援処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【００１０】
本発明の実施の形態に係る学習支援装置、学習支援方法及びプログラムについて、図面を参照して説明する。なお、図中同一又は相当する部分には同一符号を付す。
（【００１１】以降は省略されています）

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