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公開番号2024138734
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-09
出願番号2023049379
出願日2023-03-27
発明の名称表示装置
出願人アルプスアルパイン株式会社
代理人個人
主分類G09F 9/00 20060101AFI20241002BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約【課題】いわゆる額縁部を狭く構成でき、しかもシールド板によってフレキシブル配線板を効果的に保護することができる表示装置を提供する。
【解決手段】バックライトユニット12を保持する導電性金属材料で形成されたホルダ13に配線開口部13dと、さらに後方に延びる接地延長部13eが形成されており、ホルダ13の背部13cよりも後方でシールド板28が接地延長部13eに接触している。配線開口部13dから後方に延びるフレキシブル配線板25は、背部13cよりも後方でシールド板28の下方対向部28aよりも装置内方の空間A内を通過し、回路基板21に接続されている。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
透明な前面パネルと、前記前面パネルの後方に位置する表示モジュールと、前記表示モジュールよりも後方に位置する回路基板と、前記表示モジュールを構成する表示セルから前記回路基板に延びるフレキシブル配線板と、を有する表示装置において、
前記表示モジュールの構成部品の少なくとも一部を保持する導電性のホルダを有し、前記ホルダに、後方に向く背部と、前記背部よりもさらに後方に延びる接地延長部とが形成され、前記接地延長部よりも装置内方に位置するシールド板が前記接地延長部に接触しており、
前記フレキシブル配線板は、前記ホルダの前記背部よりも後方で前記シールド板よりも装置内方に形成された空間を通過して前記回路基板に固定されている、ことを特徴とする表示装置。
続きを表示(約 470 文字)【請求項2】
前記空間内に延びるフレキシブル配線板は、その全長にわたって、前記ホルダまたは前記シールド板と対向している請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
前記空間内で、前記フレキシブル配線板の一部が前記ホルダの前記背部に固定されている請求項2記載の表示装置。
【請求項4】
前記ホルダの前記背部に絶縁材料層が設けられ、フレキシブル配線板の一部が前記絶縁材料層に接着されている請求項3記載の表示装置。
【請求項5】
前記ホルダに配線開口部が形成されており、前記フレキシブル配線板は、前記配線開口部内を通過して前記空間に延びている請求項1ないし4のいずれかに記載の表示装置。
【請求項6】
前記接地延長部は、前記配線開口部から後方へ連続している請求項5記載の表示装置。
【請求項7】
前記表示モジュールは、前記前面パネルの背部に固定された前記表示セルである液晶表示セルと、前記ホルダに保持されたバックライトユニットと、を有している請求項1記載の表示装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、表示領域の周囲部分であるいわゆる額縁部の幅を狭くでき、表示モジュールを構成する表示セルとその後方に位置する回路基板を接続するフレキシブル配線板に対する、シールド板の保護機能を高めることができる表示装置に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
車載用あるいは他の用途で使用される表示装置は、表示領域を広く確保し且つ優れたデザインとするために、フラットな表面の中央部分に画面を表示する動作領域を形成し、動作領域と表示装置の縁部との間のいわゆる額縁部を狭い構造とすることが好まれている。また、表示セルとその後方に位置する回路基板とを接続するフレキシブル配線板への静電気の影響を低減するために、シールド板を設けることが好ましい構造とされている。
【0003】
特許文献1に記載された電子機器では、意匠パネルに支持されたタッチパネルが前面に現われ、タッチパネルの後方に、LCDホルダに保持されたLCDが配置されている。LCDの後方に設けられた基板とタッチパネルとがFPCで接続されているが、このFPCは、LCDの下側の額縁部において、意匠パネルの切欠きの上およびLCDホルダの切欠きの下を通過している。また、額縁部では、FPCの下側にシールド板が設けられている。シールド板は、意匠パネルとLCDホルダとの間に挟まれて、LCDホルダに接触して導通状態となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-62016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に記載された電子機器は、LCDの下側のいわゆる額縁部に、意匠パネルとLCDホルダおよびFPCさらにはシールド板と、多くの部材が配置されているため、額縁部の上下幅寸法を狭くすることが難しい。また、FPCが、金属で形成された意匠パネルとLCDホルダとに挟まれた構造であるため、組み立て作業などにおいて、FPCが意匠パネルとLCDホルダに擦れて、配線の絶縁層が損傷するおそれもある。
【0006】
また、シールド板はLCDの下側にのみ位置し、シールド板がLCDよりも後方の空間に延びていないため、LCDの後方の前記空間内に延び出るFPCのほとんどの部分がシールド板に保護できなくなっている。そのため、FPCに静電気が放電するESD障害を受けやすく、EMC性能も低下しやすい。
【0007】
本発明は、上記従来の課題を解決するものであり、いわゆる額縁部を狭く構成でき、しかもシールド板によってフレキシブル配線板を効果的に保護することができる表示装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、透明な前面パネルと、前記前面パネルの後方に位置する表示モジュールと、前記表示モジュールよりも後方に位置する回路基板と、前記表示モジュールを構成する表示セルから前記回路基板に延びるフレキシブル配線板と、を有する表示装置において、
前記表示モジュールの構成部品の少なくとも一部を保持する導電性のホルダを有し、前記ホルダに、後方に向く背部と、前記背部よりもさらに後方に延びる接地延長部とが形成され、前記接地延長部よりも装置内方に位置するシールド板が前記接地延長部に接触しており、
前記フレキシブル配線板は、前記ホルダの前記背部よりも後方で前記シールド板よりも装置内方に形成された空間を通過して前記回路基板に固定されている、ことを特徴とするものである。
【0009】
本発明の表示装置は、前記空間内に延びるフレキシブル配線板が、その全長にわたって、前記ホルダまたは前記シールド板と対向していることが好ましい。
【0010】
本発明の表示装置は、前記空間内で、前記フレキシブル配線板の一部が前記ホルダの前記背部に固定されているものとして構成できる。
(【0011】以降は省略されています)

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