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公開番号
2024143068
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-11
出願番号
2023055552
出願日
2023-03-30
発明の名称
剥離検知ラベル
出願人
リンテック株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
G09F
3/10 20060101AFI20241003BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】様々な環境下及び用途で好適に使用し得る剥離検知ラベルが求められている。
【解決手段】支持体1と、前記支持体の表面の一部に形成されたパターン層2と、少なくとも中間層3及び粘着剤層4を有する粘着性積層体10とをこの順で有する積層体からなる剥離検知ラベル101であって、前記支持体が、紙基材層を少なくとも1層有し、前記剥離検知ラベルのJISK5600-4-1:1999に準拠して測定した隠ぺい率が、75.0%以下である、剥離検知ラベル。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
支持体と、前記支持体の表面の一部に形成されたパターン層と、少なくとも中間層(C)及び粘着剤層(Z)を有する粘着性積層体とをこの順で有する積層体からなる剥離検知ラベルであって、
前記支持体が、紙基材層を少なくとも1層有し、
前記剥離検知ラベルのJIS K5600-4-1:1999に準拠して測定した隠ぺい率が、75.0%以下である、剥離検知ラベル。
続きを表示(約 690 文字)
【請求項2】
前記支持体の23℃での破断強度が、30~500MPaである、請求項1に記載の剥離検知ラベル。
【請求項3】
前記支持体の23℃での引張弾性率が、50MPa未満もしくは1000MPa超である、請求項1又は2に記載の剥離検知ラベル。
【請求項4】
前記支持体の厚さが、10~150μmである、請求項1又は2に記載の剥離検知ラベル。
【請求項5】
前記支持体のJIS P8121-1:2012に準拠して測定した叩解度が、20mL以上である、請求項1又は2に記載の剥離検知ラベル。
【請求項6】
前記剥離検知ラベルのヘイズが、40%以上である、請求項1又は2に記載の剥離検知ラベル。
【請求項7】
前記剥離検知ラベルの全光線透過率(Tt)が、30%以上である、請求項1又は2に記載の剥離検知ラベル。
【請求項8】
前記剥離検知ラベルの全光線透過率(Tt)と拡散透過率(Td)との差(|Td-Tt|)が、0.10~30.0%である、請求項1又は2に記載の剥離検知ラベル。
【請求項9】
前記支持体の坪量が、20~120g/m
2
である、請求項1又は2に記載の剥離検知ラベル。
【請求項10】
前記剥離検知ラベルの粘着剤層(Z)を被着体に貼付後、当該被着体から剥離する際に、前記支持体と前記パターン層との間で界面剥離が生じることにより、視覚的に前記剥離検知ラベルの剥離の有無が検知可能となる、請求項1又は2に記載の剥離検知ラベル。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、剥離検知ラベルに関する。
続きを表示(約 3,100 文字)
【背景技術】
【0002】
安全性や高いセキュリティ性が求められる用途において、一度開封されたかどうかを確認する目的で剥離検知ラベルが用いられている。例えば、医薬品や食品等のパッケージ、薬品瓶や燃料タンクといった危険物等の充填容器、封書、化粧箱等には、不正開封等を防止する目的で、パスポート等の身分証明書の証明写真の不正使用等を防止する目的等で、剥離検知ラベルが用いられている。
例えば、特許文献1には、厚さ寸法が10μm以上40μm以下のポリスチレンフィルムと、その一面に積層されたJIS Z 0237に規定の接着強度が80℃で15N/25mm以上の耐熱性粘着剤層とから成ることを特徴とする改ざん防止ラベル又はシートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-281948号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、剥離検知ラベルには、環境への影響を低減するため、プラスチック材料を用いない要望が高まりつつある。
このような状況下、例えば、環境への影響を低減しつつも、視覚的に剥離の有無を確認し易い剥離検知ラベルが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、紙基材層を少なくとも1層有する支持体と、前記支持体の表面の一部に形成されたパターン層と、少なくとも中間層(C)及び粘着剤層(Z)を有する粘着性積層体とをこの順で有する積層体からなり、隠ぺい率を所定の範囲に調整した、剥離検知ラベルを提供する。
具体的な本発明の態様としては、下記[1]~[9]のとおりである。
[1]支持体と、前記支持体の表面の一部に形成されたパターン層と、少なくとも中間層(C)及び粘着剤層(Z)を有する粘着性積層体とをこの順で有する積層体からなる剥離検知ラベルであって、
前記支持体が、紙基材層を少なくとも1層有し、
前記剥離検知ラベルのJIS K5600-4-1:1999に準拠して測定した隠ぺい率が、75.0%以下である、剥離検知ラベル。
[2]前記支持体の23℃での破断強度が、30~500MPaである、上記[1]に記載の剥離検知ラベル。
[3]前記支持体の23℃での引張弾性率が、50MPa未満もしくは1000MPa超である、上記[1]又は[2]に記載の剥離検知ラベル。
[4]前記支持体の厚さが、10~150μmである、上記[1]~[3]のいずれか一項に記載の剥離検知ラベル。
[5]前記支持体のJIS P8121-1:2012に準拠して測定した叩解度が、20mL以上である、上記[1]~[4]のいずれか一項に記載の剥離検知ラベル。
[6]前記剥離検知ラベルのヘイズが、40%以上である、上記[1]~[5]のいずれか一項に記載の剥離検知ラベル。
[7]前記剥離検知ラベルの全光線透過率(Tt)が、30%以上である、上記[1]~[6]のいずれか一項に記載の剥離検知ラベル。
[8]前記剥離検知ラベルの全光線透過率(Tt)と拡散透過率(Td)との差(|Td-Tt|)が、0.10~30.0%である、上記[1]~[7]のいずれか一項に記載の剥離検知ラベル。
[9]前記支持体の坪量が、20~120g/m
2
である、上記[1]~[8]のいずれか一項に記載の剥離検知ラベル。
[10]前記剥離検知ラベルの粘着剤層(Z)を被着体に貼付後、当該被着体から剥離する際に、前記支持体と前記パターン層との間で界面剥離が生じることにより、視覚的に前記剥離検知ラベルの剥離の有無が検知可能となる、上記[1]~[9]のいずれか一項に記載の剥離検知ラベル。
【発明の効果】
【0006】
本発明の好適な一態様の剥離検知ラベルは、環境への影響を低減しつつも、視覚的に剥離の有無を確認し易い剥離検知ラベルとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の剥離検知ラベルの構成の一例を示す、剥離検知ラベル101の断面模式図である。
本発明の剥離検知ラベルの構成の一例を示す、剥離検知ラベル102の断面模式図である。
本発明の剥離検知ラベルの構成の一例を示す、剥離検知ラベル103の断面模式図である。
本発明の剥離検知ラベルの構成の一例である剥離検知ラベル102を、被着体40から剥離する途中の状況を示す断面模式図である。本発明の一態様の剥離検知ラベルの構成の一例を示した、シートの模式断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書において、対象となる樹脂が、「粘着性樹脂」又は「非粘着性樹脂」のどちらに属するかの判断は、次の手順(1)~(4)に基づいて行う。
・手順(1):対象となる樹脂のみから形成した厚さ20μmの樹脂層を、厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム上に設けた粘着シートを作製し、当該粘着シートを縦300mm×横25mmの大きさに切断した試験片を作製する。
・手順(2):23℃、相対湿度50%の環境下で、上記(1)の試験片の樹脂層の表出している側の表面を、ステンレス板(SUS304 360番研磨)に貼付し、同環境下で24時間静置する。
・手順(3):静置後、23℃、相対湿度50%の環境下で、JIS Z0237:2000に基づき、180°引き剥がし法により、引張速度300mm/分にて、粘着力を測定する。
・手順(4):上記(3)で測定した粘着力が0.1N/25mm以上であれば、対象となる樹脂は「粘着性樹脂」と判断する。一方、測定した粘着力が0.1N/25mm未満であれば、対象となる樹脂は「非粘着性樹脂」と判断する。
【0009】
本明細書において、「有効成分」とは、対象となる組成物に含まれる成分のうち、希釈溶媒を除いた成分を指す。
本明細書において、例えば、「(メタ)アクリル酸」とは、「アクリル酸」と「メタクリル酸」の双方を示し、「(メタ)アクリレート」とは、「アクリレート」と「メタクリレート」の双方を示し、他の類似用語も同様である。
【0010】
本明細書において、質量平均分子量(Mw)は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法で測定される標準ポリスチレン換算の値であり、具体的には実施例に記載の方法に基づいて測定した値である。
本明細書において、各層の厚さは、JIS K6783:1994、JIS Z1702:1994、JIS Z1709:1995のいずれかに準拠した装置を用いて測定した値を意味し、具体的には実施例に記載の方法に基づいて測定した値である。
また、粘着性積層体を構成する各層の厚さは、前述の粘着剤層積層体の総厚と同じ方法で測定してもよく、また、例えば、実施例に記載の方法により測定することができ、粘着性積層体を厚さ方向に切断した断面を走査型電子顕微鏡で観察して、各層の厚さの比をそれぞれ測定し、前述の方法で測定した粘着性積層体の総厚から算出してもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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