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公開番号
2024155516
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-31
出願番号
2023070298
出願日
2023-04-21
発明の名称
表示装置
出願人
日本精機株式会社
代理人
主分類
G09F
9/00 20060101AFI20241024BHJP(教育;暗号方法;表示;広告;シール)
要約
【課題】簡易な構成により、保護部材とリブとの間の隙間による商品の品位の低下を有効に回避できるようにする。
【解決手段】画像表示パネル3により画像情報を表示する表示装置11において、画像表示パネル3が、保護部材2の背面側に保持され、保護部材2の端部が、画像表示パネル3の端部より外方に延出するように、保護部材2が画像表示パネル3に比して大面積により形成され、保護部材2の外方に延出した部位がケース部材16の端部に接続されて、保護部材2及び画像表示パネル3がケース部材16に保持され、ケース部材16には、保護部材2を囲むようにリブ17が形成され、リブ17には、保護部材2の全周又は一部を囲むように凹溝18が形成されるものである。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
画像表示パネルにより情報を表示する表示装置において、
前記画像表示パネルが、保護部材の背面側に保持され、
前記保護部材の端部が、前記画像表示パネルの端部より外方に延出するように、前記保護部材が前記画像表示パネルに比して大面積により形成され、
前記保護部材の外方に延出した部位がケース部材の端部に接続されて、前記保護部材及び前記画像表示パネルが前記ケース部材に保持され、
前記ケース部材には、前記保護部材を囲むようにリブが形成され、
前記リブには、前記保護部材の全周又は一部を囲むように凹溝が形成される
表示装置。
続きを表示(約 130 文字)
【請求項2】
前記凹溝は、前記リブに複数設けられている
請求項1記載の表示装置。
【請求項3】
複数の前記凹溝は、その溝深さが前記画像表示パネルから遠ざかるに従って次第に浅くなっている
請求項1または請求項2記載の表示装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、表示装置に関し、例えば車両に搭載して車両情報を表示する表示装置に適用することができる。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、例えば車両に搭載して車両情報を表示する表示装置が提供されている。
図1は、この種の表示装置の平面図であり、図2は、図1の表示装置をA-A線により切り取って示す断面図である。
この表示装置1は、例えば液晶表示パネルによる画像表示パネル3により画像情報を表示する。表示装置1は、画像表示パネル3が、光学接着剤によりカバーガラス(保護部材)2の背面に保持され、このカバーガラス2の端部が、画像表示パネル3の端部より外方に延出するように、カバーガラス2が画像表示パネル3に比して大面積により形成される。さらに表示装置1は、このカバーガラス2の外方に延出した部位が、接合部材(例えば両面テープや接着剤)5によりカバー6の端部に接続されて、カバーガラス2及び画像表示パネル3が配線基板4等を収納するケース部材6に保持される。
【0003】
表示装置1は、この外方に延出した部位が側方より見て露出しないように、ケース部材6の端部にカバーガラス2を囲むようにリブ7が形成される。なおカバーガラス2には、画像表示パネル3側面に遮光膜が形成され、これにより表示装置1は、高級感を醸し出すように形成される。
このような表示装置に関して特許文献1には、組み立て時に係る工夫が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開第2021/5674号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで表示装置1は、部品の寸法がバラつくことにより、また熱による部品間の膨張収縮差を吸収することが必要なことにより、カバーガラス2とケース部材6のリブ7との間に隙間Gを設けることが必要になる。
しかしながらこのような隙間Gがあると、表示装置1を正面から見た時の商品の品位の低下を抱かせる問題がある。
この問題を解決する1つの方法として、図2との対比により図3に示すように、カバーガラス2をさらに大面積化してリブ7を除去する方法が考えられるものの、この場合、カバーガラス2とケース部材6との接続部である接合部材5が露出することになり、信頼性が低下し、さらには側方より見た場合の見た目が悪くなる問題がある。
これに対して図3との対比により図4に示すように、リブ7を別部品により構成することも考えられるものの、この場合は構成が煩雑になり、部品点数が増大する問題がある。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたものであり、簡易な構成により、保護部材とリブとの間の隙間による商品の品位の低下を有効に回避できるようにすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
係る課題を解決するため、本発明の表示装置は、
画像表示パネルにより情報を表示する表示装置において、
前記画像表示パネルが、保護部材の背面側に保持され、
前記保護部材の端部が、前記画像表示パネルの端部より外方に延出するように、前記保護部材が前記画像表示パネルに比して大面積により形成され、
前記保護部材の外方に延出した部位がケース部材の端部に接続されて、前記保護部材及び前記画像表示パネルが前記ケース部材に保持され、
前記ケース部材には、前記保護部材を囲むようにリブが形成され、
前記リブには、前記保護部材の全周又は一部を囲むように凹溝が形成される。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、保護部材とリブとの隙間を囲むように、凹溝が形成されることから、保護部材とリブとの隙間が、凹溝によるデザインの一部を構成するかのように知覚させることができる。これにより簡易な構成により、保護部材とリブとの間の隙間による商品の品位の低下を有効に回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
従来の表示装置を示す平面図である。
図1の表示装置をA-A線により切り取って示す断面図である。
図1の表示装置に係る問題点の説明に供する図である。
図1の表示装置に係る他の問題点の説明に供する図である。
本発明の第1実施形態に係る表示装置を示す平面図である。
図5の表示装置をB-B線により切り取って示す断面図である。
ケース部材を複数の部品により形成する例を示す断面図である。
ケース部材を複数の部品により形成する他の例を示す断面図である。
カバーガラスを湾曲した板形状により形成する例を示す断面図である。
凹溝を複数設ける例を示す断面図である。
凹溝の深さを変化させる例を示す断面図である。
凹溝の幅を変化させる例を示す断面図である。
リブの高さを変化させる例を示す断面図である。
凹溝を断面V字形状により作成する例を示す断面図である。
凹溝を断面U字形状により作成する例を示す断面図である。
カバーガラスの一部を囲むように凹溝を形成する例を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
〔第1実施形態〕
図5は、図1との対比により本発明の第1実施形態に係る表示装置を示す平面図であり、図6は、図5の表示装置をB-B線により切り取って示す断面図である。
この表示装置11は、車両に搭載して車両情報を画像情報により表示する。表示装置11は、表示装置1と同様に、画像表示パネル3により情報(例えば車速情報等の車両情報)を表示し、画像表示パネル3が、光学接着剤により保護部材としてのカバーガラス2の背面側に保持(接合)される。さらに表示装置11は、このカバーガラス2の端部が、画像表示パネル3の端部より外方に延出するように形成され、このカバーガラス2の外方に延出した部位(カバーガラス2の画像表示パネル3と重なっていない非重合部分)が、接合部材5によりケース部材16の端部(すなわち接合部材5側となる後述する側壁部の前面部)に接続されて、カバーガラス2及び画像表示パネル3がケース部材16に保持される。
さらに表示装置11は、この外方に延出した部位が側方より見て露出しないように、ケース部材16の端部にカバーガラス2を囲むように隆起部としてのリブ17が形成される。
(【0011】以降は省略されています)
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