TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025002814
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023103174
出願日
2023-06-23
発明の名称
振動デバイス
出願人
セイコーエプソン株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
H03H
9/19 20060101AFI20241226BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】蓋体との接触を抑制することのできる振動デバイスを提供すること。
【解決手段】振動デバイスは、表裏関係にある第1面および第2面を有するベース基板と、ベース基板の第1面側に搭載された振動素子と、ベース基板側に開口する凹部を備え、凹部内に振動素子を収容した状態で第1面側に接合されている蓋体と、を有し、蓋体は、底部と、底部の外縁部からベース基板側に向けて立設した枠状の側壁部と、を有し、側壁部の内周面は、底部側からベース基板側に向うに従って、前記蓋体の中心を通る第1仮想中心線から遠ざかるように傾斜した第1傾斜部を有し、振動素子は、平面視で、第1傾斜部と対向する第1辺と、第1辺と交差する方向に沿っている第2辺と、第1辺と第2辺との間にある第1角部と、第2辺と反対側に位置する第3辺と、第1辺と第3辺との間にある第2角部と、を有し、第1角部および第2角部がそれぞれ切り欠かれている。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
表裏関係にある第1面および第2面を有するベース基板と、
前記ベース基板の前記第1面側に搭載されている振動素子と、
前記ベース基板側に開口する凹部を備え、前記凹部内に前記振動素子を収容した状態で前記第1面側に接合されている蓋体と、を有し、
前記蓋体は、底部と、前記底部の外縁部から前記ベース基板側に向けて立設している枠状の側壁部と、を有し、
前記側壁部の内周面は、前記底部側から前記ベース基板側に向かうに従って、前記蓋体の平面視における中心を通り前記蓋体の前記凹部と反対の面に直交する第1仮想中心線から遠ざかるように傾斜した第1傾斜部を有し、
前記振動素子は、平面視で、前記第1傾斜部と対向する第1辺と、前記第1辺と交差する方向に沿っている第2辺と、前記第1辺と前記第2辺との間にある第1角部と、前記第1辺と交差する方向に沿っており、前記第2辺と反対側に位置する第3辺と、前記第1辺と前記第3辺との間にある第2角部と、を有し、前記第1角部および前記第2角部がそれぞれ切り欠かれていることを特徴とする振動デバイス。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
平面視で、前記第1傾斜部と前記第1辺とが重なっている請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項3】
前記第1角部および前記第2角部がそれぞれ直線状に切り欠かれている請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項4】
前記第1角部および前記第2角部がそれぞれ円弧状に切り欠かれている請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項5】
前記振動素子は、前記底部側に位置する主面と、前記第1傾斜部と対向する先端面と、前記主面と前記先端面との間にある先端角部と、を有し、前記先端角部が切り欠かれている請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項6】
前記振動素子は、前記第1傾斜部と対向する先端面を有し、
前記先端面は、前記底部側から前記ベース基板側に向かうに従って、前記振動素子の平面視における中心を通り前記振動素子の主面に直交する第2仮想中心線から遠ざかるように傾斜している請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項7】
前記蓋体は、水晶基板、シリコン基板またはガラス基板であり、
前記第1傾斜部は、ウェットエッチング面である請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項8】
前記側壁部の前記内周面は、前記第1仮想中心線に対して前記第1傾斜部と反対側に位置し前記底部側から前記ベース基板側に向かうに従って前記第1仮想中心線から遠ざかるように傾斜した第2傾斜部を有し、
前記振動素子は、平面視で、前記第1辺と反対側に位置し、前記第2傾斜部と対向する第4辺と、前記第4辺と前記第2辺との間にある第3角部と、前記第4辺と前記第3辺との間にある第4角部と、を有し、前記第3角部および前記第4角部がそれぞれ切り欠かれている請求項1に記載の振動デバイス。
【請求項9】
平面視で、前記第2傾斜部と前記第4辺とが重なっている請求項8に記載の振動デバイス。
【請求項10】
前記第3角部および前記第4角部がそれぞれ直線状に切り欠かれている請求項8に記載の振動デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、振動デバイスに関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、パッケージと、パッケージに収容された振動素子と、を有する振動デバイスが開示されている。また、パッケージは、上面に振動素子が搭載された板状のベース基板と、ベース基板側に開口する凹部を有し、この凹部内に振動素子を収容した状態でベース基板の上面に接合された箱状の蓋体と、を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-123928号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ここで、蓋体を例えば、水晶、シリコン等の結晶面によりエッチングレートが異なる材料で構成し、凹部をウェットエッチングで形成した場合、凹部の内周面は、蓋体の底部からベース基板側に向けて中心から遠ざかるように傾斜する。そのため、凹部の内面と振動素子との間隔が狭くなってしまい、振動素子が凹部の内周面に接触するおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る振動デバイスは、表裏関係にある第1面および第2面を有するベース基板と、
前記ベース基板の前記第1面側に搭載されている振動素子と、
前記ベース基板側に開口する凹部を備え、前記凹部内に前記振動素子を収容した状態で前記第1面側に接合されている蓋体と、を有し、
前記蓋体は、底部と、前記底部の外縁部から前記ベース基板側に向けて立設している枠状の側壁部と、を有し、
前記側壁部の内周面は、前記底部側から前記ベース基板側に向かうに従って、前記蓋体の平面視における中心を通り前記蓋体の前記凹部と反対の面に直交する第1仮想中心線から遠ざかるように傾斜した第1傾斜部を有し、
前記振動素子は、平面視で、前記第1傾斜部と対向する第1辺と、前記第1辺と交差する方向に沿っている第2辺と、前記第1辺と前記第2辺との間にある第1角部と、前記第1辺と交差する方向に沿っており、前記第2辺と反対側に位置する第3辺と、前記第1辺と前記第3辺との間にある第2角部と、を有し、前記第1角部および前記第2角部がそれぞれ切り欠かれている。
【図面の簡単な説明】
【0006】
第1実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。
図1に示す振動デバイスの上面図である。
振動素子を示す上面図である。
振動素子を示す上面図である。
振動素子がずれ状態で実装された様子を示す上面図である。
第2実施形態に係る振動デバイスが有する振動素子を示す上面図である。
第3実施形態に係る振動デバイスが有する振動素子を示す上面図である。
第3実施形態に係る振動デバイスが有する振動素子を示す上面図である。
第4実施形態に係る振動デバイスが有する振動素子を示す上面図である。
第5実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。
振動デバイスの変形例を示す断面図である。
振動デバイスの変形例を示す断面図である。
第6実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。
第7実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以下、本発明の振動デバイスを添付図面に示す実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0008】
<第1実施形態>
図1は、第1実施形態に係る振動デバイスを示す断面図である。図2は、図1に示す振動デバイスの上面図である。図3および図4は、それぞれ、振動素子を示す上面図である。図5は、振動素子がずれ状態で実装された様子を示す上面図である。なお、説明の便宜上、各図には、互いに直交するX軸、Y軸およびZ軸を図示している。また、各軸の矢印側を「プラス側」、反対側を「マイナス側」とも言う。また、Z軸方向のプラス側を「上」、マイナス側を「下」とも言う。また、X軸方向プラス側を「先端側」、マイナス側を「基端側」とも言う。また、Z軸方向からの平面視を単に「平面視」とも言う。
【0009】
図1に示す振動デバイス1は、発振器である。振動デバイス1は、ベース基板2と、ベース基板2の上面2a側に配置された機能素子である振動素子3と、振動素子3とベース基板2とを接合する接合部材B1、B2と、振動素子3を覆ってベース基板2の上面2aに接合された蓋体4と、ベース基板2の下面2b側に配置された発振回路6と、を有する。このような振動デバイス1では、ベース基板2と蓋体4とで形成されたパッケージPが有する収容空間Sに振動素子3が収容されている。
【0010】
ベース基板2は、半導体基板、特に、シリコン基板である。ただし、ベース基板2としては、特に限定されず、例えば、Ge、GaP、GaAs、InP等のシリコン以外の半導体材料で構成された基板を用いてもよい。また、水晶、ガラス材料、セラミック材料等、半導体材料以外の材料で構成されていてもよい。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
アズビル株式会社
センサ
2日前
日本電波工業株式会社
水晶発振器
2か月前
日本電気株式会社
分散型電力増幅器
1か月前
富士電機株式会社
半導体スイッチ
3日前
株式会社大真空
圧電振動デバイス
3か月前
日東電工株式会社
BAWフィルタ
3か月前
京セラ株式会社
フィルタデバイスおよび通信装置
1日前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
2か月前
株式会社村田製作所
高周波増幅回路
3か月前
カーネルチップ株式会社
圧電素子発振回路
15日前
株式会社村田製作所
マルチプレクサ
1か月前
ローム株式会社
モータドライバ回路
3か月前
ローム株式会社
モータドライバ回路
3か月前
株式会社村田製作所
高周波モジュール
2か月前
株式会社村田製作所
高周波モジュール
2か月前
株式会社村田製作所
高周波モジュール
2か月前
株式会社デンソー
スイッチ回路
3か月前
矢崎総業株式会社
スイッチ装置
1か月前
セイコーエプソン株式会社
発振器
2か月前
株式会社ベックス
移相回路
2か月前
三菱電機株式会社
周波数変換回路
2か月前
セイコーエプソン株式会社
発振器
2か月前
太陽誘電株式会社
電子部品およびその製造方法
3か月前
ローム株式会社
発振回路、半導体集積回路
3か月前
ローム株式会社
発振回路、半導体集積回路
3か月前
ローム株式会社
逐次比較型A/Dコンバータ
1か月前
三菱電機株式会社
ΔΣ変調器
29日前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
2か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
29日前
富士通株式会社
エラー訂正装置及びエラー訂正方法
1か月前
三安ジャパンテクノロジー株式会社
弾性波デバイス
29日前
ローム株式会社
逐次比較型A/Dコンバータ
17日前
ローム株式会社
逐次比較型A/Dコンバータ
3か月前
株式会社三社電機製作所
ゲートドライブ回路
2か月前
ローム株式会社
逐次比較型A/Dコンバータ
3か月前
ローム株式会社
逐次比較型A/Dコンバータ
3か月前
続きを見る
他の特許を見る