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公開番号
2024171146
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-11
出願番号
2023088063
出願日
2023-05-29
発明の名称
エラー訂正装置及びエラー訂正方法
出願人
富士通株式会社
代理人
個人
主分類
H03M
13/45 20060101AFI20241204BHJP(基本電子回路)
要約
【課題】消費電力を低減するエラー訂正装置及びエラー訂正方法を提供することを目的とする。
【解決手段】エラー訂正装置は、軟判定情報に基づいて、対象フレームに対するエラー訂正の演算を繰り返し行い、かつ、繰り返し行う前記演算の演算数の上限値が設定されている、エラー訂正回路と、フレーム毎の前記エラー訂正の前記演算の繰り返し数をカウントし、さらに、過去の二つ以上の複数のフレームの、前記繰り返し数の和を算出する第1算出回路と、前記上限値を、前記繰り返し数の和に応じた値で、かつ、前記繰り返し数の和が大きい時ほど、小さな値となるように設定する第2算出回路と、を含む。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
軟判定情報に基づいて、対象フレームに対するエラー訂正の演算を繰り返し行い、かつ、繰り返し行う前記演算の演算数の上限値が設定されている、エラー訂正回路と、
フレーム毎の前記エラー訂正の前記演算の繰り返し数をカウントし、さらに、過去の二つ以上の複数のフレームの、前記繰り返し数の和を算出する第1算出回路と、
前記上限値を、前記繰り返し数の和に応じた値で、かつ、前記繰り返し数の和が大きい時ほど、小さな値となるように設定する第2算出回路と、
を含むエラー訂正装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記第2算出回路は、予め決められた設定回数から前記繰り返し数の和を引いた値を前記上限値として設定する、
ことを特徴とする請求項1に記載のエラー訂正装置。
【請求項3】
前記第2算出回路は、所定のエラー訂正回数に抑えるための受信信号品質の要求値に基づいて、前記設定回数を決定する、
ことを特徴とする請求項2に記載のエラー訂正装置。
【請求項4】
前記第2算出回路は、所定のエラー訂正回数に抑えるための受信信号品質の要求値より小さい受信信号品質における、消費電力の増大を抑える値に、前記設定回数を決定する、
ことを特徴とする請求項2に記載のエラー訂正装置。
【請求項5】
前記対象フレームの品質を検出する第1検出回路と、
前記品質と前記品質の低下に応じて小さくなる前記上限値を前記品質ごとに対応付けた対応表に基づいて、前記第1検出回路が検出した前記品質に応じた前記上限値を特定し、特定した前記上限値を前記エラー訂正回路に設定する特定回路とを、
前記第1算出回路と前記第2算出回路に代えて含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のエラー訂正装置。
【請求項6】
前記対象フレームに格納されたシンボルのコンスタレーションを検出する第2検出回路と、
前記コンスタレーションと前記コンスタレーションの品質低下に応じて小さくなる前記上限値を機械学習した学習済モデルに基づいて、前記第2検出回路が検出した前記コンスタレーションに応じた前記上限値を推論し、推論した前記上限値を前記エラー訂正回路に設定する推論回路とを、
前記第1算出回路と前記第2算出回路に代えて含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のエラー訂正装置。
【請求項7】
軟判定情報に基づいて、対象フレームに対するエラー訂正の演算を繰り返し行い、かつ、繰り返し行う前記演算の演算数の上限値が設定されている、エラー訂正回路に対するエラー訂正方法であって、
フレーム毎の前記エラー訂正の前記演算の繰り返し数をカウントし、
過去の二つ以上の複数のフレームの、前記繰り返し数の和を算出し、
前記上限値を、前記繰り返し数の和に応じた値で、かつ、前記繰り返し数の和が大きい時ほど、小さな値となるように設定する、
ことを特徴とするエラー訂正方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本件は、エラー訂正装置及びエラー訂正方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
マルチキャリア伝送は、例えば20Gbpsや50Gbpsなどの低い伝送レートのサブキャリア信号を多重することにより大容量伝送を可能とする。サブキャリア信号は、長距離伝送が可能となるように、例えばSD-FEC(Soft Decision- Forward Error Correction:軟判定前方エラー訂正)などのエラー訂正が行われる。
【0003】
このため、サブキャリア信号は、送信装置において例えばLDPC(Low Density Parity-check Code:低密度パリティ検査符号)により符号化処理される(例えば特許文献1参照)。その他、誤り訂正能力が高く、様々な伝送分野で採用されているターボ符号なども知られている(例えば特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-007503号公報
特開2009-201057号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、LDPCは、ビットエラーレートが低い場合、多くの場合でエラー訂正の繰り返し回数(すなわちイタレーション回数)が少ない。このため、エラー訂正の対象フレームの品質が高品質である場合、低い消費電力でエラー訂正が行われる。しかしながら、ビットエラーレートが高い場合、エラー訂正の繰り返し回数が増大する。このため、対象フレームの品質が低品質である場合、エラー訂正に要する消費電力を抑えることが難しいという問題がある。
【0006】
そこで、1つの側面では、消費電力を低減するエラー訂正装置及びエラー訂正方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
1つの実施態様では、エラー訂正装置は、軟判定情報に基づいて、対象フレームに対するエラー訂正の演算を繰り返し行い、かつ、繰り返し行う前記演算の演算数の上限値が設定されている、エラー訂正回路と、フレーム毎の前記エラー訂正の前記演算の繰り返し数をカウントし、さらに、過去の二つ以上の複数のフレームの、前記繰り返し数の和を算出する第1算出回路と、前記上限値を、前記繰り返し数の和に応じた値で、かつ、前記繰り返し数の和が大きい時ほど、小さな値となるように設定する第2算出回路と、を含む。
【発明の効果】
【0008】
消費電力を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
第1実施形態に係るエラー訂正装置の一例である。
合計回数の一例を説明する図である。
設定回数を算出するシミュレーションの一例である。
設定回数を決定するグラフの一例である。
第1実施形態に係るエラー訂正装置の動作の一例を示すフローチャートである。
比較例に係る低品質時の繰り返し回数を説明する図である。
実施例に係る低品質時の繰り返し回数を説明する図である。
高品質なフレームに対するエラー訂正の訂正過程の一例を説明する図である。
中品質なフレームに対するエラー訂正の訂正過程の一例を説明する図である。
低品質なフレームに対するエラー訂正の訂正過程の一例を説明する図である。
第2実施形態に係るエラー訂正装置の一例である。
フレームの品質と上限値を対応付けた対応表の一例である。
第2実施形態に係るエラー訂正装置の動作の一例を示すフローチャートである。
第3実施形態に係るエラー訂正装置の一例である。
第3実施形態に係るエラー訂正装置の動作の一例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本件を実施するための形態について図面を参照して説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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