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公開番号
2025002618
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023102923
出願日
2023-06-23
発明の名称
イヤーデバイス
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
弁理士法人光陽国際特許事務所
主分類
H04R
1/10 20060101AFI20241226BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】用途、場面等に応じて外音の取り込み具合を調整する。
【解決手段】イヤーデバイス100が、軸方向ALの一部に外周に沿って溝部121が設けられた軸部12を有する本体部1と、溝部121に対応する位置に内周に沿って内側に張り出す係止部221が形成され、軸部12が挿入されたときに係止部221が溝部121に嵌ることで軸部12に係止される筒状部22を有するイヤーピース2と、を備え、係止部221の周方向における少なくとも一部に第1の凹部としての切欠き部222が形成され、軸部12の外周面の少なくとも一部に第2の凹部122が軸部12の軸方向に沿って形成されており、イヤーピース2と軸部12とを相対的に移動させることにより、第1の凹部としての切欠き部222と第2の凹部122とが対応して軸方向に重なるように構成されている。
【選択図】図7
特許請求の範囲
【請求項1】
軸方向の一部に外周に沿って溝部が設けられた軸部を有する本体部と、
前記溝部に対応する位置に内周に沿って内側に張り出す係止部が形成され、前記軸部が挿入されたときに前記係止部が前記溝部に嵌ることで前記軸部に係止される筒状部を有するイヤーピースと、
を備え、
前記係止部の周方向における少なくとも一部に第1の凹部が形成され、
前記軸部の外周面の少なくとも一部に第2の凹部が前記軸部の軸方向に沿って形成されており、
前記イヤーピースと前記軸部とを相対的に移動させることにより、前記第1の凹部と前記第2の凹部とが対応して軸方向に重なるように構成されている、
ことを特徴とするイヤーデバイス。
続きを表示(約 860 文字)
【請求項2】
前記イヤーピースと前記軸部とを前記軸部の軸中心周りに相対的に回転させることにより、前記第1の凹部と前記第2の凹部とが対応して軸方向に連通する連通状態と、前記第1の凹部と前記第2の凹部とが対応せず遮断される遮蔽状態との間で切り替え可能に構成されている、
ことを特徴とする請求項1に記載のイヤーデバイス。
【請求項3】
前記第1の凹部は、周方向に複数設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のイヤーデバイス。
【請求項4】
複数の前記第1の凹部は、軸を中心とした対角位置に一対配置されている、
ことを特徴とする請求項3に記載のイヤーデバイス。
【請求項5】
前記第2の凹部は、周方向に複数設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のイヤーデバイス。
【請求項6】
複数の前記第2の凹部は、それぞれ周方向における幅を異にしている、
ことを特徴とする請求項5に記載のイヤーデバイス。
【請求項7】
複数の前記第2の凹部は、それぞれ径方向における深さを異にしている、
ことを特徴とする請求項5に記載のイヤーデバイス。
【請求項8】
複数の前記第2の凹部は、軸を中心とした対角位置にそれぞれ配置されている、
ことを特徴とする請求項5に記載のイヤーデバイス。
【請求項9】
前記筒状部の内周面及び前記軸部の外周面には、前記筒状部及び前記軸部の周方向の相対的な位置を決める位置決め部が設けられている、
ことを特徴とする請求項1に記載のイヤーデバイス。
【請求項10】
前記位置決め部は、
前記筒状部の内周面に設けられた凸部又は凹部と、前記軸部の外周面に設けられ前記筒状部の凸部と噛み合う凹部又は前記筒状部の凹部と噛み合う凸部で構成されている、
ことを特徴とする請求項9に記載のイヤーデバイス。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、イヤーデバイスに関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、人の耳に装着されるイヤホン等のイヤーデバイスが知られている。こうしたイヤーデバイスでは、イヤーピースの外周部と耳道の内側とを密着させて簡易的な密閉状態にして外音の影響を軽減する技術(例えばカナル型のイヤーデバイス)がある。
しかし、このような密閉性の高いイヤーデバイスを装着したままでは、人と会話ができない他、外出時に車の走行音や踏切の音を聞くこともできず、日常生活において不便が生じたり、安全が確保できない場面も想定される。
【0003】
この点、例えば、特許文献1には、イヤピースを取り付ける本体部(特許文献1において「ハウジング」)のイヤピース取付部と、イヤピース取付部に取り付けられるイヤピースの筒状固定部とに、第1孔と第2孔とをそれぞれ設け、第1孔と第2孔を重ねることでノズル部の主音響通路と外部空間とを連通させることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-145965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載の技術は、音響空間に連通するノズル部の主音響通路以外の音響通路であるリークポートを形成することを目的としたものであり、第1孔と第2孔とが重なり合って主音響通路と外部空間とを連通させる貫通孔は、イヤピース取付部の軸方向に直交して形成されている。このため、貫通孔の開閉状態(第1孔と第2孔との重なり具合)は外部から確認しにくく、調整には繊細な作業が必要となる。
【0006】
イヤホン等のイヤーデバイスは、外音を遮断して音楽に集中したい場合と、周囲の音にも気を配りながら耳に装着したい場合等、用途や場面によって様々な状況があり得る。
このため、イヤーデバイスには、ユーザが簡易に外音の取り込み状態を調整できることが望まれる。
しかし、特許文献1に記載の技術は、このような場面に応じた対応を想定したものではなく、イヤーデバイス内外の連通状態を簡易に切り替えることはできなかった。
【0007】
本発明は以上のような事情に鑑みてなされたものであり、用途、場面等に応じて外音の取り込み具合を調整することができるイヤーデバイスを提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するために、本発明に係るイヤーデバイスの一態様は、
軸方向の一部に外周に沿って溝部が設けられた軸部を有する本体部と、
前記溝部に対応する位置に内周に沿って内側に張り出す係止部が形成され、前記軸部が挿入されたときに前記係止部が前記溝部に嵌ることで前記軸部に係止される筒状部を有するイヤーピースと、
を備え、
前記係止部の周方向における少なくとも一部に第1の凹部が形成され、
前記軸部の外周面の少なくとも一部に第2の凹部が前記軸部の軸方向に沿って形成されており、
前記イヤーピースと前記軸部とを相対的に移動させることにより、前記第1の凹部と前記第2の凹部とが対応して軸方向に重なるように構成されていることを特徴としている。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、用途、場面等に応じて外音の取り込み具合を調整することができるとの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
イヤーデバイスを外側から見た要部斜視図である。
イヤーデバイスの要部側断面図である。
一実施形態に係る本体部の軸部の要部斜視図である。
一実施形態に係るイヤーピースの要部斜視図である。
図4に示すイヤーピースを矢視V方向から見た平面図である。
図4に示すイヤーピースを図5とは逆側から見た平面図である。
実施形態に係るイヤーデバイスを耳挿入側から見た平面図であり、切欠き部と第2の凹部とが対応していない遮蔽状態を示している。
図7のVIII-VIII線に沿うイヤーデバイスの要部断面図である。
図8に示すイヤーデバイスの要部斜視図である。
実施形態に係るイヤーデバイスを耳挿入側から見た平面図であり、切欠き部と第2の凹部とが対応している連通状態を示している。
図10のXI-XI線に沿うイヤーデバイスの要部断面図である。
図11に示すイヤーデバイスの要部斜視図である。
一変形例に係る本体部の軸部の要部斜視図である。
一変形例に係る軸部を先端部側から見た平面図である。
イヤーピースを係止部の設けられている位置で断面した要部断面図である。
軸部に対してイヤーピースを軸周りに回転させた場合の切欠き部と第2の凹部との対応具合を示す模式的に示す説明図であり、(a)は、切欠き部と周方向の幅(大)の第2の凹部とが対応している状態を示し、(b)は、切欠き部と周方向の幅(中)の第2の凹部とが対応している状態を示し、(c)は、切欠き部と周方向の幅(小)の第2の凹部とが対応している状態を示し、(d)は、切欠き部と第2の凹部とが対応していない状態を示している。
(a)は、一変形例に係る軸部を先端部側から見た平面図であり、(b)は、(a)に示す軸部の周方向の幅(大)の第2の凹部と切欠き部とが対応している状態を示し、(c)は、(a)に示す軸部の周方向の幅(中)の第2の凹部と切欠き部とが対応している状態を示し、(d)は、(a)に示す軸部の周方向の幅(小)の第2の凹部と切欠き部とが対応している状態を示し、(e)は、(a)に示す軸部の第2の凹部と切欠き部とが対応していない状態を示している。
一変形例に係る本体部の軸部の要部斜視図である。
一変形例に係る軸部を先端部側から見た平面図である。
(a)は、一変形例に係る軸部を先端部側から見た平面図であり、(b)は、(a)に示す軸部の第2の凹部のうち径方向の深さの大きな部分と切欠き部とが対応している状態を示し、(c)は、(a)に示す軸部の第2の凹部のうち径方向の深さの小さな部分と切欠き部とが対応している状態を示している。
一変形例に係る本体部の軸部の要部斜視図である。
図21に示す軸部に取り付けられるイヤーピースの平面図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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