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公開番号
2025001301
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-08
出願番号
2023100809
出願日
2023-06-20
発明の名称
メンテナンス方法および画像記録装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
2/165 20060101AFI20241225BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】インクジェットプリンタにおける所定部位に洗浄液の泡が付着しても、洗浄液の泡による不具合を抑制できるメンテナンス方法を提供する。
【解決手段】メンテナンス方法は、インクジェットプリンタ100における所定部位50に界面活性剤を含む洗浄液を供給する第1供給工程と、洗浄液が供給された所定部位50に消泡剤を含む液体を供給する第2供給工程と、を備える。液体は、起泡距離に対する消泡距離の割合が4.41%以上となるものである。起泡距離は、内径38mmおよび容量50mlの瓶に高さが20mmとなるように入れられた洗浄液を撹拌子によって1分間撹拌したときに発生する泡の第1高さである。消泡距離は、泡が発生した後に1mlの液体を瓶に滴下した後の泡の第2高さを泡の第1高さから差し引いた値である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
インクジェットプリンタにおける所定部位に界面活性剤を含む洗浄液を供給する第1供給工程と、
上記洗浄液が供給された上記所定部位に消泡剤を含む液体を供給する第2供給工程と、を備えており、
上記液体は、起泡距離に対する消泡距離の割合が4.41%であり、
上記起泡距離は、内径38mmおよび容量50mlの瓶に高さが20mmとなるように入れられた上記洗浄液を撹拌子によって1分間撹拌したときに発生する泡の第1高さであり、
上記消泡距離は、上記泡が発生した後に1mlの上記液体を上記瓶に滴下した後の泡の第2高さを上記泡の第1高さから差し引いた値であるメンテナンス方法。
続きを表示(約 810 文字)
【請求項2】
上記消泡剤は、グリコールエーテル類、シリコーン類、多価アルコール類から成る群のうちのいずれかに属するものである請求項1に記載のメンテナンス方法。
【請求項3】
上記液体は、上記グリコールエーテル類に属する上記消泡剤を20%以上の割合で含む請求項2に記載のメンテナンス方法。
【請求項4】
上記液体は、上記グリコールエーテル類に属する上記消泡剤を30%以上の割合で含む請求項2に記載のメンテナンス方法。
【請求項5】
上記液体は、上記多価アルコール類に属する上記消泡剤を6%以上の割合で含む請求項2に記載のメンテナンス方法。
【請求項6】
上記液体は、上記多価アルコール類に属する上記消泡剤を10%以上の割合で含む請求項2に記載のメンテナンス方法。
【請求項7】
上記消泡距離は、上記起泡距離に等しい請求項4または6に記載のメンテナンス方法。
【請求項8】
上記所定部位は、複数のノズルが開口するノズル面であり、
上記第1供給工程において、上記洗浄液を含浸する第1ワイパが上記ノズル面を払拭し、
上記第2供給工程において、上記第1ワイパが上記ノズル面を払拭した後5秒以内に、上記液体を含浸する第2ワイパが上記ノズル面を払拭する請求項1に記載のメンテナンス方法。
【請求項9】
上記第1供給工程の前に、上記第1ワイパおよび上記第2ワイパのうちの少なくとも一方を加熱する加熱工程を更に備える請求項8に記載のメンテナンス方法。
【請求項10】
上記第1供給工程において、上記ノズル面に沿って流れる気流の向きに上記第1ワイパおよび上記第2ワイパを移動することによって上記ノズル面を払拭する請求項9に記載のメンテナンス方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェットプリンタにおける所定部位を洗浄液で洗浄するメンテナンス方法および画像記録装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
インクジェットプリンタにおける所定部位を洗浄液で洗浄するメンテナンス方法としては、例えば、特許文献1に記載のメンテナンス方法が知られている。特許文献1のメンテナンス方法では、プリントヘッドの吐出口面に発泡状態の洗浄液を供給することによって吐出口面を洗浄する。これにより、吐出口面に固着したインクなどの固形物が洗浄液によって溶解し、プリントヘッドの吐出口からの液体の吐出状態を適正にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-198396号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記メンテナンス方法では、洗浄液の泡が、例えば、吐出口を通してプリントヘッド内へ入り込む可能性がある。洗浄液の泡がプリントヘッド内へ入り込むと吐出不良を引き起こす。そこで、吐出口面を洗浄液で洗浄した後、消泡剤を含む液体を吐出口面に供給することによって洗浄液の泡を除去することが考えられる。しかしながら、洗浄液の泡を確実に除去するため、例えば、多量の消泡剤を含む液体が使用されると、液体を貯留するためのスペースを広く確保する必要性が生じたり、吐出口面に液体を供給するのに時間を要したり、液体が排出される廃液タンクがすぐに一杯になったり、吐出口面に液体の拭き残しが発生しやすくなったりする。
【0005】
本発明の目的は、インクジェットプリンタにおける所定部位に洗浄液の泡が付着しても、消泡剤を含む少量の液体により、所定部位から洗浄液の泡を全て除去できるメンテナンス方法および画像記録装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(1)本発明に係るメンテナンス方法は、インクジェットプリンタにおける所定部位に界面活性剤を含む洗浄液を供給する第1供給工程と、上記洗浄液が供給された上記所定部位に消泡剤を含む液体を供給する第2供給工程と、を備えている。上記液体は、起泡距離に対する消泡距離の割合が4.41%以上となるものである。上記起泡距離は、内径38mmおよび容量50mlの瓶に高さが20mmとなるように入れられた上記洗浄液を撹拌子によって1分間撹拌したときに発生する泡の第1高さである。上記消泡距離は、上記泡が発生した後に1mlの上記液体を上記瓶に滴下した後の泡の第2高さを上記泡の第1高さから差し引いた値である。
【0007】
第1供給工程において、インクジェットプリンタにおける所定部位に界面活性剤を含む洗浄液の泡が発生しても、第2供給工程において、所定部位に消泡剤を含む液体が供給されるので、消泡剤が洗浄液の泡に接触することによって洗浄液の泡が除去される。このため、インクジェットプリンタにおける所定部位に洗浄液の泡が付着しても、洗浄液の泡による不具合を抑制できる。起泡距離に対する消泡距離の割合が4.41%以上となる液体が所定部位に供給されるので、少量の液体により、所定部位から洗浄液の泡を全て除去できる。
【0008】
(2)上記消泡剤は、グリコールエーテル類、シリコーン類、多価アルコール類から成る群のうちのいずれかに属するものであってもよい。
【0009】
消泡剤が洗浄液の泡を除去する消泡効果が向上する。
【0010】
(3)上記液体は、上記グリコールエーテル類に属する上記消泡剤を20%以上の割合で含んでもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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