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公開番号
2025000541
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-07
出願番号
2024018244
出願日
2024-02-09
発明の名称
刃物台および工作機械
出願人
DMG森精機株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
B23B
29/24 20060101AFI20241224BHJP(工作機械;他に分類されない金属加工)
要約
【課題】簡易な構成により、工具ホルダの未装着を防ぐことが可能な刃物台と、そのような刃物台を備える工作機械と、を提供する。
【解決手段】刃物台は、複数の工具ホルダが着脱可能にそれぞれ装着される複数の装着部52を備える。工具ホルダの各々は、工具をクランプするためのクランプ機構を有する。装着部52は、工具ホルダが着座する着座面を含む。刃物台は、空気が供給される第1空気流路71と、第1空気流路71から分岐し、複数の装着部52に向けてそれぞれ延び、各々が各装着部52の着座面に開口する複数の第2空気流路72と、第1空気流路71の経路上に設けられ、空気流れの状態を検知可能な検知部76とをさらに備える。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
複数の装着部を有するベース部と、
各々が工具をクランプするためのクランプ機構を有し、複数の前記装着部にそれぞれ着脱可能に装着され、工具を保持するための複数の工具ホルダとを備え、
前記装着部は、前記工具ホルダが着座する着座面を含み、さらに、
空気が供給される第1空気流路と、
前記第1空気流路から分岐し、複数の前記装着部に向けてそれぞれ延び、各々が各前記装着部の前記着座面に開口する複数の第2空気流路と、
前記第1空気流路の経路上に設けられ、空気流れの状態を検知可能な検知部とを備える、刃物台。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記クランプ機構は、油圧により動作し、さらに、
複数の前記装着部に向けてそれぞれ延び、前記クランプ機構の作動油が流れ、各々が各前記装着部の前記着座面に開口する複数の油流路を備える、請求項1に記載の刃物台。
【請求項3】
請求項2に記載の刃物台と、
前記検知部により検知された空気流れの状態に基づいて、複数の前記装着部のうちに前記工具ホルダが装着されていない前記装着部が生じていると判断した場合に、前記クランプ機構の動作を規制する制御部とを備える、工作機械。
【請求項4】
前記ベース部は、
旋回中心軸を中心とする筒形状を有し、複数の前記装着部が旋回中心軸の周方向に並んで設けられ、前記旋回中心軸を中心に旋回可能な旋回部と、
前記旋回部の内側に配置され、前記工具ホルダに保持された工具を回転させるためのモータと、
前記旋回中心軸の軸方向における前記旋回部の端部に接続され、前記旋回部とともに前記旋回中心軸を中心に旋回可能な蓋部とをさらに有し、
前記蓋部には、前記旋回中心軸を中心に放射状に延び、複数の前記第2空気流路をそれぞれ構成する複数の孔が設けられる、請求項1または2に記載の刃物台。
【請求項5】
前記旋回中心軸を中心とする軸形状を有する軸部をさらに備え、
前記蓋部は、前記軸部の外周上に嵌め合わされ、前記軸部に対して摺動しながら前記旋回中心軸を中心に旋回し、
前記旋回中心軸の半径方向における前記軸部および前記蓋部の間には、前記旋回中心軸の周方向に延び、前記第1空気流路を構成する環状溝が設けられる、請求項4に記載の刃物台。
【請求項6】
前記ベース部は、複数の前記装着部が旋回中心軸の周方向に並んで設けられ、前記旋回中心軸を中心に旋回可能な旋回部をさらに有し、さらに、
前記旋回中心軸からその半径方向外側に離れた位置であって、かつ、前記旋回中心軸の周方向における所定の角度位置に設けられ、前記旋回中心軸の軸方向において前記旋回部と隙間を設けて対向する配管ブロックと、
前記配管ブロックに内蔵され、前記旋回部の旋回時に前記旋回部と離間し、前記旋回部の停止時に前記旋回部に接続されるように、前記旋回中心軸の軸方向に進退可能であり、流体の流路を形成するピストン機構とをさらに備える、請求項1または2に記載の刃物台。
【請求項7】
前記検知部は、前記刃物台の外部に設けられる、請求項1または2に記載の刃物台。
【請求項8】
前記第1空気流路は、前記刃物台の内部と外部との間に跨がって延びている、請求項1または2に記載の刃物台。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
この発明は、刃物台および工作機械に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
たとえば、特開2022-20366号公報(特許文献1)には、刃物台と、マガジンと、刃物台およびマガジンに装着される工具を交換するための自動工具交換装置とを備える工作機械が開示されている。
【0003】
刃物台は、旋回中心軸を中心に旋回可能なタレットと、旋回中心軸の周方向に並んでタレットに装着され、工具を保持する複数の工具ホルダとを有する。複数の工具ホルダは、旋回中心軸の軸方向に工具が挿入される第1工具ホルダと、旋回中心軸の半径方向に工具が挿入される第2工具ホルダとを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2022-20366号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述の特許文献1に開示されるように、タレット型刃物台においては、保持する工具の姿勢、位置または種類などに応じて、多種の工具ホルダが準備されている。ユーザは、そのうちからワーク加工の内容に合わせて複数の工具ホルダを選択し、これらを刃物台における複数の装着部にそれぞれ装着する。
【0006】
しかしながら、ユーザの不注意等により、複数の装着部のうちに工具ホルダが装着されない装着部が生じる場合がある。この場合、装着部における開口部を通じて刃物台の内部に切屑またはクーラント等が侵入する可能性がある。また、工具ホルダに油圧により動作するクランプ機構が備わる場合、本来、クランプ機構に向けて供給されるべき作動油が、刃物台の周囲に噴き出す可能性がある。
【0007】
そこでこの発明の目的は、簡易な構成により、工具ホルダの未装着を防ぐことが可能な刃物台と、そのような刃物台を備える工作機械とを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明に従った刃物台は、複数の装着部を有するベース部と、各々が工具をクランプするためのクランプ機構を有し、複数の装着部にそれぞれ着脱可能に装着され、工具を保持するための複数の工具ホルダとを備える。装着部は、工具ホルダが着座する着座面を含む。刃物台は、空気が供給される第1空気流路と、第1空気流路から分岐し、複数の装着部に向けてそれぞれ延び、各々が各装着部の着座面に開口する複数の第2空気流路と、第1空気流路の経路上に設けられ、空気流れの状態を検知可能な検知部とをさらに備える。
【発明の効果】
【0009】
この発明に従えば、簡易な構成により、工具ホルダの未装着を防ぐことが可能な刃物台と、そのような刃物台を備える工作機械とを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
この発明の実施の形態における刃物台を備える工作機械を示す斜視図である。
図1中の刃物台を示す斜視図である。
図1中の刃物台を示す別の斜視図である。
図3中の2点鎖線IVで囲まれた範囲の刃物台(装着部)を示す斜視図である。
図1中の刃物台を示す断面図である。
図1中の刃物台において、工具ホルダの着座確認のための機構を示す回路図である。
図1中の刃物台を示す別の断面図である。
図1中の刃物台を示すさらに別の断面図である。
図2中の配管ブロックを示す斜視図である。
図2中の配管ブロックの内部構造を示す断面図である。
工具ホルダの着座確認のための機構に向けた空気の供給回路を示す図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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