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公開番号2024180658
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-26
出願番号2024184262,2020153600
出願日2024-10-18,2020-09-14
発明の名称発光装置
出願人日亜化学工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類H01S 5/02208 20210101AFI20241219BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】パッケージを小型化することが可能な発光装置を提供する。
【解決手段】発光装置は、光出射面を有する第1発光素子と、下面と、下面に対して傾斜し、第1発光素子の光出射面から出射される第1の光の一部を透過させ残りを上方に反射する第1反射面と、第1反射面よりも第1発光素子の光出射面から離れて位置し、第1反射面を透過した第1の光の一部または全部を反射する第2反射面と、を有する光学部材と、光学部材の下方に位置し、第2反射面で反射した第1の光を受ける 第1受光領域を含
む1または複数の受光領域が設けられた上面を有する光検出器と、を備える。上面視において、第1受光領域の一部または全部が、第1反射面の一部または全部と重なる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
実装面を有する底部と、
上面視で矩形の外形を有し前記実装面を囲う側壁と、上面と、前記上面より下方において前記側壁に沿って形成される段差部と、を有する側壁部と、
を備え、
前記段差部は、上面視で互いに幅の異なる2つの領域である幅広部と幅狭部とを有し、
前記幅狭部は、前記側壁の全周のうち1辺に沿った部分に形成される、パッケージ。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記段差部は、前記側壁の全周に沿って形成される、請求項1に記載のパッケージ。
【請求項3】
前記幅広部は、前記側壁の全周のうち3辺に沿った部分に形成される、請求項1または2に記載のパッケージ。
【請求項4】
前記段差部の上面に設けられる1または複数の配線領域を備え、
前記段差部の上面のうち、前記幅広部の上面に前記1または複数の配線領域が設けられる、請求項1から3のいずれか1項に記載のパッケージ。
【請求項5】
前記段差部の上面のうち、前記幅狭部の上面には前記1または複数の配線領域は設けられない、請求項4に記載のパッケージ。
【請求項6】
請求項4または5に記載のパッケージと、
前記実装面に配置される半導体レーザ素子と、
を備え、
前記幅狭部は、前記半導体レーザ素子の光出射面と対向する位置に形成される、発光装置。
【請求項7】
前記半導体レーザ素子を前記1または複数の配線領域に電気的に接続する第1配線を備え、
前記第1配線は、上面視で、前記幅狭部と対向する位置に形成された前記幅広部の上面に設けられた前記1または複数の配線領域に接合される、請求項6に記載の発光装置。
【請求項8】
前記半導体レーザ素子を前記1または複数の配線領域に電気的に接続する第1配線を備え、
前記第1配線は、上面視で、前記幅狭部が沿って形成される辺と交わる辺に沿って形成された前記幅広部の上面に設けられた前記1または複数の配線領域に接合される、請求項6または7に記載の発光装置。
【請求項9】
上面視で、前記半導体レーザ素子と前記幅狭部との間に設けられる光学部材を備える、請求項6から8のいずれか1項に記載の発光装置。
【請求項10】
前記光学部材を前記1または複数の配線領域に電気的に接続する第2配線を備え、
前記第2配線は、上面視で、前記幅狭部が沿って形成される辺と交わる辺に沿って形成された前記幅広部の上面に設けられた前記1または複数の配線領域に接合される、請求項9に記載の発光装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、発光装置に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)【背景技術】
【0002】
従来、発光素子から出射された光の一部を光電変換素子で受光し、その受光結果に基づいて光学制御を行う光学ユニットが知られている。例えば、特許文献1には、レーザダイオードと、レーザダイオードから出射される光の一部を反射する反射面を有するミラーと、ミラーの反射面の反対側に位置する背面の側に配置され、ミラーを透過した光を受光するフォトダイオードと、を備える光学ユニットが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017-98301号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
パッケージを小型化することが可能な発光装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の発光装置は、例示的で非限定的な実施形態において、光出射面を有する第1発光素子と、下面と、前記下面に対して傾斜し、前記第1発光素子の光出射面から出射される第1の光の一部を透過させ残りを上方に反射する第1反射面と、前記第1反射面よりも前記第1発光素子の光出射面から離れて位置し、前記第1反射面を透過した前記第1の光の一部または全部を反射する第2反射面と、を有する光学部材と、前記光学部材の下方に位置し、前記第2反射面で反射した前記第1の光を受ける 第1受光領域を含む1または
複数の受光領域が設けられた上面を有する光検出器と、を備え、上面視において、前記第1受光領域の一部または全部が、前記第1反射面の一部または全部と重なる。
【発明の効果】
【0006】
本開示による発光装置によれば、パッケージを小型化することが可能な発光装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の実施形態に係る発光装置の斜視図である。
図2は、本開示の実施形態に係る発光装置からパッケージの蓋部を除いた状態の斜視図である。
図3は、本開示の実施形態に係る発光装置からパッケージの蓋部を除いた状態の上面図である
図4は、図3のIV-IV断面線における断面図である。
図5は、パッケージの内部の配線例を例示する上面図である。
図6は、本開示の実施形態に係る発光装置から光学部材を除いた状態の図5の上面図における部分Xの拡大図である。
図7は、光検出器から光学部材を分離した状態を示す分解斜視図である。
図8Aは、光学部材の第1反射面を透過して光検出器の受光領域に到達する光の代表的な光路を模式的に示す図である。
図8Bは、光学部材の第1反射面と、光検出器の受光面に設けられた3つの受光領域との位置関係を示す上面図である。
図9Aは、他の光学部材の第1反射面を透過して光検出器の受光領域に到達する光の代表的な光路を模式的に示す図である。
図9Bは、他の光学部材の第1反射面と、光検出器の受光面に設けられた3つの受光領域との位置関係を示す上面図である。
図10は、光学部材と、1または複数のフィルタと、光検出器とを分解した状態を示す分解斜視図である。
図11は、光検出器の受光面上に配置された1または複数のフィルタを示す上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本明細書または特許請求の範囲において、三角形、四角形などの多角形は、数学的に厳密な意味の多角形に限定されず、多角形の隅に角丸め、面取り、角取り、丸取り等の加工が施された形状も含むものとする。また、多角形の隅(辺の端)に限らず、辺の中間部分に加工が施された形状も同様に多角形と呼ぶものとする。つまり、多角形をベースに残しつつ、部分的な加工が施された形状は、本明細書および特許請求の範囲で記載される“多角形”に含まれる。
【0009】
多角形に限らず、台形や円形や凹凸など、特定の形状を表す言葉についても同様である。その形状を形成する各辺を扱う場合も同様である。つまり、ある辺において、隅や中間部分に加工が施されていたとしても、“辺”には加工された部分も含まれる。部分的な加工のない“多角形”や“辺”を、加工された形状と区別する場合は“厳密な”を付して、例えば、“厳密な四角形”などと記載するものとする。
【0010】
本明細書または特許請求の範囲において、ある名称によって特定される要素が複数あり、それぞれの要素を区別して表現する場合に、要素のそれぞれの頭に“第1”、“第2”などの序数詞を付記することがある。例えば、請求項では「発光素子が基板上に配されている」と記載されている場合、明細書中において「第1発光素子と第2発光素子とが基板上に配列されている」と記載されることがある。第1”および“第2”の序数詞は、単に2個の発光素子を区別するために使用されている。これらの序数詞の順序に特別の意味はない。同一の序数詞が付された要素名が、明細書と特許請求の範囲との間で、同一の要素を指さない場合がある。例えば、明細書において“第1発光素子”、“第2発光素子”、“第3発光素子”の用語で特定される要素が記載されている場合、特許請求の範囲における“第1発光素子”および“第2発光素子”が、明細書における“第1発光素子”および“第3発光素子”に相当することがある。また、特許請求の範囲に記載された請求項1において、“第1発光素子”の用語が使用され、“第2発光素子”の用語が使用されていない場合、請求項1に係る発明は、1個の発光素子を備えていればよく、その発光素子は、明細書中の“第1発光素子”に限定されず、“第2発光素子”または“第3発光素子”であり得る。
(【0011】以降は省略されています)

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