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公開番号
2024180612
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-26
出願番号
2024181471,2021094193
出願日
2024-10-17,2021-06-04
発明の名称
プラズマ処理装置
出願人
東京エレクトロン株式会社
代理人
弁理士法人ITOH
主分類
H05H
1/46 20060101AFI20241219BHJP(他に分類されない電気技術)
要約
【課題】3つの電力パルス信号を用いてプロセス性能を向上させる。
【解決手段】少なくとも3つのパワーレベルのソースRFパルス信号を生成するソースRF生成部、ソースRFパルス信号の周波数よりも低い周波数の、少なくとも2つのパワーレベルの第1及び第2バイアスRFパルス信号を生成する第1及び第2バイアスRF生成部、ソースRF生成部、第1及び第2バイアスRF生成部を互いに同期させるための同期信号を生成する同期信号生成部、ソースRF生成部及びアンテナに接続され、ソースRFパルス信号がソースRF生成部から第1整合回路を介してアンテナに供給可能にする第1整合回路、第1及び第2バイアスRF生成部及び基板支持部に接続され、第1及び第2バイアスRFパルス信号が第1及び第2バイアスRF生成部から第2整合回路を介して基板支持部に供給可能にする第2整合回路を有するプラズマ処理装置。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
プラズマ処理チャンバと、
前記プラズマ処理チャンバ内に設けられた基板支持部と、
前記プラズマ処理チャンバの上部に設けられたアンテナと、
ソースRFパルス信号を生成するように構成されたソースRF生成部であり、前記ソースRFパルス信号は、少なくとも3つのパワーレベルを有し、各パワーレベルは、0以上である、ソースRF生成部と、
第1バイアスRFパルス信号を生成するように構成された第1バイアスRF生成部であり、前記第1バイアスRFパルス信号の周波数は、前記ソースRFパルス信号の周波数よりも低く、前記第1バイアスRFパルス信号は、少なくとも2つのパワーレベルを有し、各パワーレベルは、0以上である、第1バイアスRF生成部と、
第2バイアスRFパルス信号を生成するように構成された第2バイアスRF生成部であり、前記第2バイアスRFパルス信号は、少なくとも2つのパワーレベルを有し、各パワーレベルは、0以上である、第2バイアスRF生成部と、
前記ソースRF生成部、前記第1バイアスRF生成部及び前記第2バイアスRF生成部を互いに同期させるための同期信号を生成するように構成された同期信号生成部と、
前記ソースRF生成部及び前記アンテナに接続される第1整合回路であり、前記ソースRFパルス信号が前記ソースRF生成部から前記第1整合回路を介して前記アンテナに供給されるのを可能にする、第1整合回路と、
前記第1バイアスRF生成部、前記第2バイアスRF生成部及び前記基板支持部に接続される第2整合回路であり、前記第1バイアスRFパルス信号が前記第1バイアスRF生成部から前記第2整合回路を介して前記基板支持部に供給されるのを可能にし、前記第2バイアスRFパルス信号が前記第2バイアスRF生成部から前記第2整合回路を介して前記基板支持部に供給されるのを可能にする、第2整合回路と、を有する、
プラズマ処理装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第2バイアスRFパルス信号の周波数は、前記第1バイアスRFパルス信号の周波数とは異なる、
請求項1に記載のプラズマ処理装置。
【請求項3】
前記第2バイアスRFパルス信号の周波数は、前記第1バイアスRFパルス信号の周波数よりも低い、
請求項1又は2に記載のプラズマ処理装置。
【請求項4】
前記同期信号生成部は、前記ソースRF生成部、前記第1バイアスRF生成部及び前記第2バイアスRF生成部のうちいずれか1つに配置される、
請求項1~3のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
【請求項5】
前記第1バイアスRF生成部は、前記第1バイアスRFパルス信号のパワーレベルの変化のタイミングを、前記ソースRFパルス信号のパワーレベルの変化のタイミングに対してシフトさせるように構成される、
請求項1~4のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
【請求項6】
前記第2バイアスRF生成部は、前記第2バイアスRFパルス信号のパワーレベルの変化のタイミングを、前記ソースRFパルス信号のパワーレベルの変化のタイミング、及び/又は前記第1バイアスRFパルス信号のパワーレベルの変化のタイミングに対してシフトさせるように構成される、
請求項1~5のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
【請求項7】
前記第2バイアスRFパルス信号は、ゼロパワーレベルを含む2つのパワーレベルを有する、
請求項1~6のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
【請求項8】
前記第1バイアスRFパルス信号は、第1時間において、0よりも大きいパワーレベルを有し、
前記第2バイアスRFパルス信号は、前記第1時間において、ゼロパワーレベルを有する、
請求項7に記載のプラズマ処理装置。
【請求項9】
前記第2整合回路は、
前記第1バイアスRF生成部と前記基板支持部との間に接続され、前記第2バイアスRF生成部からの第2バイアスRFパルス信号の結合を防止する第1分離回路と、
前記第2バイアスRF生成部と前記基板支持部との間に接続され、前記第1バイアスRF生成部からの第1バイアスRFパルス信号の結合を防止する第2分離回路と、を有する、
請求項1~8のいずれか一項に記載のプラズマ処理装置。
【請求項10】
前記第1分離回路は、コンデンサとインダクタとを含む共振回路であり、
前記第2分離回路は、インダクタを含むRFチョーク回路である、
請求項9に記載のプラズマ処理装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、プラズマ処理装置及びプラズマ処理方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
例えば、特許文献1は、2つの高周波電源を有し、チャンバ上部のアンテナ及び下部電極(サセプタ)に2周波の高周波電力を供給するICP(Inductively Coupled Plasma)装置を提案する。2つの高周波電源のうち、一方の高周波電源から下部電極に、例えば13MHzの周波数のバイアス用の高周波電力が供給される。チャンバの上方にはアンテナが設けられ、他方の高周波電源からアンテナの外側コイルを構成する線路の中点またはその近傍に、例えば27MHzのプラズマ励起用の高周波電力が供給される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-67503号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、3つの高周波(RF;Radio Frequency)電力パルスを用いてプロセスの性能を向上させることができる技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の一の態様によれば、チャンバと、前記チャンバ内に設けられた基板支持部と、前記チャンバの上部に設けられたアンテナと、ソースRFパルス信号を生成するように構成されたソースRF生成部であり、前記ソースRFパルス信号は、少なくとも3つのパワーレベルを有し、各パワーレベルは、0以上である、ソースRF生成部と、第1バイアスRFパルス信号を生成するように構成された第1バイアスRF生成部であり、前記第1バイアスRFパルス信号の周波数は、前記ソースRFパルス信号の周波数よりも低く、前記第1バイアスRFパルス信号は、少なくとも2つのパワーレベルを有し、各パワーレベルは、0以上である、第1バイアスRF生成部と、第2バイアスRFパルス信号を生成するように構成された第2バイアスRF生成部であり、前記第2バイアスRFパルス信号は、少なくとも2つのパワーレベルを有し、各パワーレベルは、0以上である、第2バイアスRF生成部と、前記ソースRF生成部、前記第1バイアスRF生成部及び前記第2バイアスRF生成部を互いに同期させるための同期信号を生成するように構成された同期信号生成部と、前記ソースRF生成部及び前記アンテナに接続される第1整合回路であり、前記ソースRFパルス信号が前記ソースRF生成部から前記第1整合回路を介して前記アンテナに供給されるのを可能にする、第1整合回路と、前記第1バイアスRF生成部、前記第2バイアスRF生成部及び前記基板支持部に接続される第2整合回路であり、前記第1バイアスRFパルス信号が前記第1バイアスRF生成部から前記第2整合回路を介して前記基板支持部に供給されるのを可能にし、前記第2バイアスRFパルス信号が前記第2バイアスRF生成部から前記第2整合回路を介して前記基板支持部に供給されるのを可能にする、第2整合回路と、を有する、プラズマ処理装置が提供される。
【発明の効果】
【0006】
一の側面によれば、3つの高周波電力パルス信号を用いてプロセスの性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態に係るプラズマ処理システムの一例を示す断面模式図。
実施形態に係るプラズマ処理装置の一例を示す図。
実施形態に係る2つのバイアスRFパルス信号の整合回路の一例を示す図。
ラジカル、イオン、電子温度、イオンエネルギー、副生成物の一例を示す図。
実施形態に係る2周波の高周波電力パルスのパルスパターンを示す図。
実施形態に係る3周波の高周波電力パルスのパルスパターンを示す図。
実施形態に係る3周波の高周波電力パルスのパルスパターンを示す図。
実施形態に係る3周波の高周波電力パルスのパルスパターンを示す図。
実施形態の変形例に係るプラズマ処理装置の一例を示す図。
変形例1に係るDCパルスと高周波電力パルスのパルスパターンを示す図。
変形例2に係るDCパルスと高周波電力パルスのパルスパターンを示す図。
変形例3に係るDCパルスと高周波電力パルスのパルスパターンを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本開示を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
【0009】
[プラズマ処理システム]
初めに、図1及び図2を参照しながら、実施形態に係るプラズマ処理システムについて説明する。図1は、実施形態に係るプラズマ処理システムの一例を示す断面模式図である。図2は、実施形態に係るプラズマ処理装置1の一例を示す図である。
【0010】
実施形態において、プラズマ処理システムは、プラズマ処理装置1及び制御部2を含む。プラズマ処理装置1は、3つの高周波電力パルス(3つのRFパルス信号)をチャンバ10内に供給することによりチャンバ10内の処理ガスからプラズマを生成するように構成されている。そして、プラズマ処理装置1は、生成されたプラズマを基板に曝すことにより基板を処理する。
(【0011】以降は省略されています)
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