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公開番号2024177711
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-24
出願番号2023095996
出願日2023-06-12
発明の名称電池駆動式コンロ
出願人株式会社ノーリツ
代理人弁理士法人有古特許事務所
主分類F24C 3/12 20060101AFI20241217BHJP(加熱;レンジ;換気)
要約【課題】 電池の電圧の低下に伴い、2段階の報知を適切に行うことができる電池駆動式コンロを提供する。
【解決手段】 電池駆動式コンロは、電池を電源とする複数の電気負荷を備えた電池駆動式コンロであって、電池の電圧を検知する検知器と、所定の報知を行う報知器と、制御器を備え、制御器は、電池の電圧が第1基準電圧以下かつ第1基準電圧より低い第2基準電圧より高い電圧である場合に、報知器に第1報知を実行させ、電池の電圧が第2基準電圧以下である場合に、報知器に第1報知とは異なる第2報知を実行させ、第2基準電圧は、複数の電気負荷のそれぞれに対して当該電気負荷に応じた値に設定される。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
電池を電源とする複数の電気負荷を備えた電池駆動式コンロであって、
前記電池の電圧を検知する検知器と、
所定の報知を行う報知器と、
制御器を備え、
前記制御器は、前記電池の電圧が第1基準電圧以下かつ前記第1基準電圧より低い第2基準電圧より高い電圧である場合に、前記報知器に第1報知を実行させ、前記電池の電圧が前記第2基準電圧以下である場合に、前記報知器に前記第1報知とは異なる第2報知を実行させ、
前記第2基準電圧は、前記複数の電気負荷のそれぞれに対して当該電気負荷に応じた値に設定される、電池駆動式コンロ。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
前記第1基準電圧は、前記複数の電気負荷のそれぞれに対して当該電気負荷に応じた値に設定される、請求項1に記載の電池駆動式コンロ。
【請求項3】
前記第2基準電圧は、前記複数の電気負荷のそれぞれに応じて予め定められる最低動作保証電圧以上の電圧に設定される、請求項1または2に記載の電池駆動式コンロ。
【請求項4】
前記制御器は、前記電池の電圧が前記第2基準電圧以下である場合に、コンロの運転を停止するように制御する、請求項1または2に記載の電池駆動式コンロ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電池駆動式コンロに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
電池駆動式コンロは、例えば、イグナイタや電磁弁等の複数の電気負荷の電源が電池である。電池の電圧が低下すると電気負荷が動作できないため、電池の電圧が所定の電圧以下である場合に電池の電圧が低下したことを報知する構成が知られている(例えば、下記特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5809480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、上記特許文献1の構成では、電池の電圧が低下したことを報知するだけであるため、コンロを継続使用するか否かはユーザに委ねられる。電池の電圧が低い状態のままコンロの使用を続けると、コンロの運転中に電気負荷が使用できなくなる恐れがあるため、好ましくない。電池の電圧が所定の電圧以下となった場合にコンロの運転をいきなり停止させると、ユーザの利便性を損なう。
【0005】
このような課題に対して、基準電圧を2段階に設定し、電池の電圧が第1基準電圧以下になった場合に前報知を行い、第1基準電圧より低い第2基準電圧以下になった場合に本報知を行うとともに、コンロの運転を停止させることが考えられる。しかし、電気負荷の動作状態によっては、前報知を行うことなく本報知が行われる恐れがあった。
【0006】
本発明は、以上のような課題を解決するべくなされたものであり、電池の電圧の低下に伴い、2段階の報知を適切に行うことができる電池駆動式コンロを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一態様に係る電池駆動式コンロは、電池を電源とする複数の電気負荷を備えた電池駆動式コンロであって、前記電池の電圧を検知する検知器と、所定の報知を行う報知器と、制御器を備え、前記制御器は、前記電池の電圧が第1基準電圧以下かつ前記第1基準電圧より低い第2基準電圧より高い電圧である場合に、前記報知器に第1報知を実行させ、前記電池の電圧が前記第2基準電圧以下である場合に、前記報知器に前記第1報知とは異なる第2報知を実行させ、前記第2基準電圧は、前記複数の電気負荷のそれぞれに対して当該電気負荷に応じた値に設定される。
【0008】
上記構成によれば、第2報知を実行するための基準となる電池の電圧(すなわち第2基準電圧)が電気負荷ごとに異なった値に設定される。電気負荷の動作時には、電池内の内部インピーダンスにより電気負荷に応じた電圧降下が生じる。そのため、電池の電圧は、動作中の電気負荷の大きさによって変化し得る。したがって、第2基準値を電気負荷によらない固定値に設定していた場合では、動作中の電気負荷が大きい状態では、電圧降下を考慮しない電池の電圧が第1報知を実行するべき値であっても、電圧降下により、第2基準値以下になり、第1報知を行うことなく第2報知を行ってしまう恐れがある。これに対して、上記構成によれば、第2基準電圧が電気負荷に応じた値に設定されるため、電池の電圧において電気負荷の動作により電圧降下が生じても、電圧降下の大きさに依存して電池の電圧が一気に第2基準電圧以下となることを防止することができる。したがって、第1報知を行うことなく第2報知を行うことを防止することができ、電池の電圧の低下に伴う2段階の報知を適切に行うことができる。
【0009】
前記第1基準電圧は、前記複数の電気負荷のそれぞれに対して当該電気負荷に応じた値に設定されてもよい。この場合、第1基準電圧が電気負荷に応じた値に設定されるため、第1報知を行う基準となる電池の電圧が電気負荷による電圧降下を含んでいても電気負荷の大きさによらない第1報知の実行を実現することができる。
【0010】
前記第2基準電圧は、前記複数の電気負荷のそれぞれに応じて予め定められる最低動作保証電圧以上の電圧に設定されてもよい。これにより、第2基準電圧を電気負荷が動作可能な電圧とすることができ、第2報知時に既に電気負荷が作動しない状態となることを防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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