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公開番号
2024175336
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-18
出願番号
2023093040
出願日
2023-06-06
発明の名称
水栓
出願人
株式会社KVK
代理人
個人
,
個人
主分類
E03C
1/05 20060101AFI20241211BHJP(上水;下水)
要約
【課題】センサ面に付着した水滴を要因とする誤作動の発生を抑制する。
【解決手段】水栓は、光透過性を有するセンサ面20の内側に並んで設けられた発光部31及び受光部32を有するセンサ装置10を備える。そして、水栓は、発光部31がセンサ面20に形成する発光領域51と受光部32がセンサ面20に形成する受光領域52との間の位置において、そのセンサ面20に設けられた凹部60を備える。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
光透過性を有するセンサ面の内側に並んで設けられた発光部及び受光部を有するセンサ装置を備えるとともに、
前記発光部が前記センサ面に形成する発光領域と前記受光部が前記センサ面に形成する受光領域との間の位置において前記センサ面に設けられた凹部を備える水栓。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記凹部として、前記発光部及び前記受光部が並ぶ方向に対して交差する方向に延在する溝部を備える請求項1に記載の水栓。
【請求項3】
前記センサ面が重力方向下側の下縁部を有するとともに、前記溝部が前記下縁部に向かって延びている請求項2に記載の水栓。
【請求項4】
前記溝部の延伸端部が前記下縁部に開口している請求項3に記載の水栓。
【請求項5】
吐水管に設けられた前記センサ装置を備えるとともに、前記センサ面が吐水口の配置方向を向いている請求項1~請求項4の何れか一項に記載の水栓。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水栓に関するものである。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、利用者の吐水操作を検出するセンサ装置を備えた水栓がある。例えば、特許文献1に記載の水栓において、センサ装置は、並んで設けられた発光部及び受光部を備えている。即ち、このセンサ装置は、その発光部からセンサ光を出力するとともに、受光部において、その反射光を受光する。そして、これにより、例えば、水栓に近接した手等を検出体として、その利用者の吐水操作を検出する構成となっている。
【0003】
また、例えば、特許文献2に記載の水栓は、センサ装置の送受信部を覆うカバー部材を備えている。更に、この従来例の水栓は、そのカバー部材の周縁に設けられた排水溝を有している。そして、これにより、そのカバー部材の表面を覆う水膜を速やかに除去する構成となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平7-229183号公報
特許第6048908号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、光透過性を有するセンサ面の内側にセンサ装置の発光部及び受光部を並んで配置する構成においては、センサ面に対して部分的に水滴が付着した場合であっても、この水滴が、その発光領域と受光領域との間に短絡回路を形成する可能性がある。そして、これにより、その利用者による吐水操作の検出に誤作動が生ずるおそれがある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決する水栓の各態様を記載する。
態様1は、光透過性を有するセンサ面の内側に並んで設けられた発光部及び受光部を有するセンサ装置を備えるとともに、前記発光部が前記センサ面に形成する発光領域と前記受光部が前記センサ面に形成する受光領域との間の位置において前記センサ面に設けられた凹部を備えた水栓である。
【0007】
上記構成によれば、センサ面に付着した水滴が凹部に引き込まれる態様で、その水滴を発光領域及び受光領域の両方に跨る位置から移動させることができる。そして、これにより、その水滴を介した短絡回路の形成を阻害することで、そのセンサ面に付着した水滴を要因とする誤作動の発生を抑制することができる。
【0008】
態様2は、前記凹部として、前記発光部及び前記受光部が並ぶ方向に対して交差する方向に延在する溝部を備える態様1の水栓である。
上記構成によれば、発光領域と受光領域との間の位置に付着したセンサ面上の水滴が、これらの発光領域及び受光領域から離間しやすくなる。即ち、溝部に引き込まれることで、そのセンサ面に付着した水滴が小さくなる。更に、溝部に引き込まれた水は、その発光領域と受光領域との間を区画する溝部の延在方向に流れやすい。その結果、このセンサ面に付着した水滴が、その発光領域及び受光領域から除去されやすくなる。そして、これにより、より効果的に、そのセンサ面に付着した水滴を要因とする誤作動の発生を抑制することができる。
【0009】
態様3は前記センサ面が重力方向下側の下縁部を有するとともに、前記溝部が前記下縁部に向かって延びている態様2の水栓である。
上記構成によれば、溝部に引き込まれた水が、重力により、そのセンサ面の下縁部に向かって流れやすい。更に、この溝部から流れ出た水が、その下縁部からセンサ面外に排出される。そして、これにより、より効果的に、そのセンサ面に付着した水滴を要因とした誤作動の発生を抑制することができる。
【0010】
態様4は、前記溝部の延伸端部が前記下縁部に開口している態様3の水栓である。
上記構成によれば、溝部内に引き込まれた水を、そのセンサ面の下縁部に開口した延伸端部から、効率よく、そのセンサ面外に排出することができる。そして、これにより、より効果的に、そのセンサ面に付着した水滴を要因とする誤作動の発生を抑制することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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