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公開番号2025067130
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-24
出願番号2023176853
出願日2023-10-12
発明の名称水分収集システム
出願人株式会社大気社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類E03B 3/28 20060101AFI20250417BHJP(上水;下水)
要約【課題】環境要因に依存することなく、安定的に大気に含まれる水分の収集を行うこと。
【解決手段】水分収集システムは、大気導入経路を介して導入された大気に含まれる水分を吸着し、空気循環経路を介して導入された空気へ水分を脱着することが可能な水分吸着材を有する水分吸脱着器と、
前記水分の吸着時における前記水分吸着材の温度を制御する温度制御手段と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
大気導入経路を介して導入された大気に含まれる水分を吸着し、空気循環経路を介して導入された空気へ水分を脱着することが可能な水分吸着材を有する水分吸脱着器と、
前記水分の吸着時における前記水分吸着材の温度を制御する温度制御手段と、
を備える水分収集システム。
続きを表示(約 960 文字)【請求項2】
前記温度制御手段は、前記水分の吸着時に、第1の冷熱供給器から第1の冷熱供給経路を介して、前記水分吸脱着器に冷熱を供給して、前記水分吸着材の温度を制御する請求項1に記載の水分収集システム。
【請求項3】
前記温度制御手段は、前記水分吸着材に設けられた温度センサにより検知された温度が吸着目標温度になるように、前記第1の冷熱供給器から供給する冷熱の冷熱量を制御する請求項2に記載の水分収集システム。
【請求項4】
前記温度制御手段は、前記水分の脱着時における前記水分吸着材の温度を制御する請求項2に記載の水分収集システム。
【請求項5】
前記温度制御手段は、前記水分の脱着時に、温熱供給器から温熱供給経路を介して、前記水分吸脱着器に温熱を供給して、前記水分吸着材の温度を制御する請求項4に記載の水分収集システム。
【請求項6】
前記温度制御手段は、前記水分吸着材に設けられた温度センサにより検知された温度が脱着目標温度になるように、前記温熱供給器から供給する温熱の温熱量を制御する請求項5に記載の水分収集システム。
【請求項7】
前記水分吸着材から脱着された水分により加湿された空気から水分を凝縮する水分凝縮器を更に備え、
前記温度制御手段は、前記水分の凝縮時における前記水分凝縮器の温度を制御する請求項5に記載の水分収集システム。
【請求項8】
前記温度制御手段は、前記水分の凝縮時に、第2の冷熱供給器から第2の冷熱供給経路を介して、前記水分凝縮器に冷熱を供給して、前記水分凝縮器の温度を制御する請求項7に記載の水分収集システム。
【請求項9】
前記温度制御手段は、前記水分凝縮器に設けられた温度センサにより検知された温度が凝縮目標温度になるように、前記第2の冷熱供給器から供給する冷熱の冷熱量を制御する請求項8に記載の水分収集システム。
【請求項10】
前記温度制御手段は、前記温熱供給器から前記水分吸脱着器への温熱の供給と、前記第2の冷熱供給器から前記水分凝縮器への冷熱の供給と、を並列に行う請求項8に記載の水分収集システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
開示の技術は、大気から水分を収集する水分収集システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
地球環境資源の観点で、大気から水を収集する技術が注目されている。特許文献1には、砂漠の大気のような低湿度大気から水分を収集する装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6983358号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の技術では、水分の収集量は大気の温湿度に依存するため、夜間に比べて大気温度の高い昼間は相対湿度が低くなり、昼間の水分収集量は夜間の水分収集量に比べて低下する傾向を示す。より効率的な水分の収集を行うためには、大気の温湿度などの環境要因に依存することなく、昼夜において安定的に水分の収集を行うことが好ましい。
【0005】
また、大気から水分を収集(吸着)する際には、吸着熱が発生するために、水分を吸着する水分吸着材の温度管理が必要となり、水分吸着材の均一な温度分布を実現することが、効率的な水分収集を行う上で必要とされる。
される
上記の課題を鑑みて、開示の技術は、環境要因に依存することなく、安定的に大気から水分の収集を行うことが可能な技術の提供を目的とする。そして、開示の技術の一つの側面は、持続可能な地球環境資源の保全および発展に寄与する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
開示の技術の一態様の水分収集システムは、大気導入経路を介して導入された大気に含まれる水分を吸着し、空気循環経路を介して導入された空気へ水分を脱着することが可能な水分吸着材を有する水分吸脱着器と、
前記水分の吸着時における前記水分吸着材の温度を制御する温度制御手段と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、外部の環境要因に依存することなく、安定的に大気から水分の収集を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
実施形態に係る水分収集システムの構成例1を示す図。
実施形態に係る水分収集システムの構成例2を示す図。
実施形態に係る水分収集システムの構成例3を示す図。
実施形態に係る水分収集システムの処理の流れを示す図。
実施形態に係る水分収集システムの構成例4を示す図。
実施形態に係る水分収集システムの処理の流れを示す図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明に必須のものとは限らない。実施形態で説明されている複数の特徴のうち二つ以上の特徴が任意に組み合わされてもよい。また、同一若しくは同様の構成には同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
[システムの概要]
図1は実施形態に係る水分収集システム100の構成例1を示す図である。水分収集システム100は、大気から水分を収集(捕集)するシステムであり、水分吸脱着器11、水分凝縮器12、及び温度制御装置40を有する。水分収集システム100を水分収集装置ともいう。
(【0011】以降は省略されています)

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