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公開番号
2024174930
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2024151949,2023169272
出願日
2024-09-04,2023-09-29
発明の名称
ポリエステル系樹脂粒子及びその用途
出願人
松本油脂製薬株式会社
代理人
主分類
C08J
3/16 20060101AFI20241210BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】 本発明は、すべり性に優れ、ソフトな触感を有するポリエステル系樹脂粒子を提供することを目的とする。
【解決手段】 ポリエステル系樹脂を含み、体積基準の累積50%粒子径(D50)が1~100μmであり、融解エンタルピーが20~140J/gであり、安息角が20~65度である、ポリエステル系樹脂粒子。最大融解ピーク温度が50~250℃であると好ましい。オレイン酸吸油量が30~150mL/100gであると好ましい。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ポリエステル系樹脂を含み、
体積基準の累積50%粒子径(D50)が1~100μmであり、融解エンタルピーが20~140J/gであり、安息角が20~65度である、
ポリエステル系樹脂粒子。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
最大融解ピーク温度が50~250℃である、請求項1に記載のポリエステル系樹脂粒子。
【請求項3】
オレイン酸吸油量が30~150mL/100gである、請求項1又は2に記載のポリエステル系樹脂粒子。
【請求項4】
前記ポリエステル系樹脂が、脂肪族ポリエステル系樹脂及び脂肪族-芳香族ポリエステル系樹脂から選ばれる少なくとも1種を含む、請求項1又は2に記載のポリエステル系樹脂粒子。
【請求項5】
請求項1又は2に記載のポリエステル系樹脂粒子を含む、化粧料。
【請求項6】
請求項1又は2に記載のポリエステル系樹脂粒子を含む、コーティング組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、ポリエステル系樹脂粒子及びその用途に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
粒子は、化粧品、塗料、光学用途、樹脂、建材などへ多く使用されている。粒子に求められる機能としては、光拡散性、隠蔽性、塗布性、感触付与などがあり、粒子に求められる特性として、屈折率、分散性、すべり性、柔軟性などが挙げられる。例えば、化粧品や塗料などにおいては、感触付与などの点でソフトな感触を有する粒子が好まれる。また、近年では、環境への関心が高まる中で、環境への負荷の少ない粒子が求められており、特に生分解性を有する粒子が注目されている。
特許文献1には、環境負荷低減の粒子として、非石油原料由来のポリ乳酸からなるポリ乳酸系樹脂微粒子の製造方法およびポリ乳酸系樹脂微粒子が記載されている。また特許文献2には、生分解性を有するポリエステル系熱可塑性樹脂からなる多孔質樹脂微粒子が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2012/105140号
国際公開第2017/056908号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、これらの粒子は感触において満足できるものではなかった。
そこで、本発明は、すべり性に優れ、ソフトな触感を有するポリエステル系樹脂粒子を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願発明者は、前記目的を達成するために鋭意検討を行った結果、特定の性質を示すポリエステル系樹脂粒子であると、すべり性に優れ、ソフトな触感を有するポリエステル系樹脂粒子が得られることを見出し、本発明に到達した。
すなわち、本発明のポリエステル系樹脂粒子は、ポリエステル系樹脂を含み、体積基準の累積50%粒子径(D50)が1~100μmであり、融解エンタルピーが20~140J/gであり、安息角が20~65度である。
【0006】
本発明のポリエステル系樹脂粒子は、以下の1)~3)のうちの少なくとも1つを満たすと好ましい。
1)最大融解ピーク温度が50~250℃である。
2)オレイン酸吸油量が30~150mL/100gである。
3)前記ポリエステル系樹脂が、脂肪族ポリエステル系樹脂及び脂肪族-芳香族ポリエステル系樹脂から選ばれる少なくとも1種を含む。
【0007】
本発明の化粧料は、上記ポリエステル系樹脂粒子を含む。
本発明のコーティング組成物は、上記ポリエステル系樹脂粒子を含む。
【発明の効果】
【0008】
本発明のポリエステル系樹脂粒子は、すべり性に優れ、ソフトな触感を有する。
本発明の化粧料は前記ポリエステル系樹脂粒子を含むため、すべり性に優れ、ソフトな触感を有する。
本発明のコーティング組成物は前記ポリエステル系樹脂粒子を含むため、すべり性に優れ、ソフトな触感を有する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明のポリエステル系樹脂粒子(以下、単に樹脂粒子ということがある)は、ポリエステル系樹脂を含み、体積基準の累積50%粒子径(D50)が1~100μmであり、融解エンタルピーが20~140J/gであり、安息角が20~65度であって、すべり性に優れ、ソフトな触感を有する。
以下に本発明のポリエステル系樹脂粒子について説明する。
【0010】
[ポリエステル系樹脂粒子]
本発明の樹脂粒子は、体積基準の累積50%粒子径(D50)が1~100μmである。該粒子径(D50)が1μm未満であるとすべり性に劣り、100μm超であるとざらつきを感じ、ソフト感に劣る。該粒子径(D50)の下限は、好ましくは1.5μm、より好ましくは2.0μm、さらに好ましくは2.5μmであり、該粒子径(D50)の上限は、好ましくは50μm、より好ましくは40μm、さらに好ましくは30μm、特に好ましくは20μmである。さらに、例えば、1~50μmが好ましく、1.5~30μmより好ましく、2~20μmが特に好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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