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公開番号2024174751
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-17
出願番号2023092751
出願日2023-06-05
発明の名称無線機及びその音量変更方法
出願人アイコム株式会社
代理人個人,個人
主分類H04M 1/00 20060101AFI20241210BHJP(電気通信技術)
要約【課題】無線機のハンズフリー通話機能がオンかオフかに応じて音量変更操作を容易に行えるようにする。
【解決手段】無線機において、回転角度に応じた音量値に変更するボリュームつまみ2と、キーの押下によって音量値を変更する音量変更キー3と、ハンズフリー通話機能のオン/オフを切り替えるオン/オフ切り替え手段4と、無線機を制御する制御手段5と、を備え、制御手段5は、ハンズフリー通話機能のオン/オフを監視し、ハンズフリー通話機能がオン時は、ボリュームつまみ2の操作による音量変更を可能とし、ハンズフリー通話機能がオフ時は、音量変更キー3による音量変更を可能とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
制御手段と、
回転角度に応じて第1音量値を変更するボリュームつまみと、
キーの押下によって第2音量値を変更する音量変更キーと、
を備える無線機において、
前記制御手段は、前記ハンズフリー通話機能のオン/オフを制御し、前記ハンズフリー通話機能がオン時は、前記ボリュームつまみの操作による前記第1音量値の変更を可能とし、前記ハンズフリー通話機能がオフ時は、前記音量変更キーによる前記第2音量値の変更を可能とする、無線機。
続きを表示(約 580 文字)【請求項2】
前記無線機は、トランシーバー機能と電話機能を持ち、
前記制御手段は、前記トランシーバー機能による通話開始時に前記ハンズフリー通話機能をオンとし、前記電話機能による通話開始時は前記ハンズフリー通話機能をオフとする、請求項1に記載の無線機。
【請求項3】
前記無線機は、ユーザによる操作が可能なオン/オフ切り替え手段をさらに備え、
前記制御手段は、通話中に前記オン/オフ切り替え手段が操作されると、前記ハンズフリー通話機能のオン/オフを切り替える、請求項2に記載の無線機。
【請求項4】
前記制御手段は、通話終了時に前記ハンズフリー通話機能をオンとする、請求項3に記載の無線機。
【請求項5】
前記ボリュームつまみは、前記無線機の本体上面に設けられ、
前記音量変更キーは、前記無線機の本体側面に設けられている、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の無線機。
【請求項6】
オン/オフ切り替え自在なハンズフリー通話機能を持つ無線機の音量変更方法において、
ハンズフリー通話機能がオン時は、ボリュームつまみの回転角度を操作して音量変更を行い、
ハンズフリー通話機能がオフ時は、音量変更キーの押下によって音量変更を行う、無線機の音量変更方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ハンズフリー通話機能を持つ無線機において音量値を変更操作するための技術に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来から携帯電話等の無線機の音量値の変更に関して、使用者がコンテンツ等の映像や音声を視聴しているときに電話の着信があったとき、コンテンツ等の再生音量を小さくできるものが知られている。また、複数の音声出力先を有する無線機において、通話中に、通話の音声とコンテンツ等の音声の両方を夫々の音声出力先に出す場合に、コンテンツ等の音量を使用者の好みに設定できるようにしたものが知られている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4369400号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1に示される無線機は、複数の音声出力先の音声出力を、音声出力先毎に予め関連付け設定した音量設定値に応じて変更するものであるが、音量設定値の設定操作を容易に行えるようにするものではない。
【0005】
従来のハンディ無線機は、本体上面に設けられたボリュームつまみを回転させて、回転位置に応じた音量値に変更するか、あるいは、本体側面の押下可能なキーを音量変更用キーとして設定して音量値を変更するか、どちらか1つの音量変更手段しか持っていない。
【0006】
そして、上記ボリュームつまみによる音量変更手段は、ボリュームつまみの回転位置に応じた音量値に変更するため、無線機を胸や腰などに固定した状態で、音量値を把握し、音量値を変更するときに適している。一方、無線機の本体側面のキーを音量変更手段としている場合は、無線機を電話の受話器のように耳に当てながら、本体側面のキーを押下して音量変更するときに適している。
【0007】
ところが、トランシーバー機能と電話機能(特にIP電話機能)の両方を持つ無線機において、音量変更手段がボリュームつまみの場合、無線機を電話の受話器のように耳に当てながら音量値を変更するとき、ボリュームつまみを視認しにくく、また、無線機を持っていない手をボリュームつまみまで持っていくといった動作が必要で、音量値の変更操作をすることが難しくなる。一方、本体側面のキーを音量変更用キーとしている場合、無線機を胸や腰などに固定した状態で、音量値を変更すると、音量値を表す画面表示を視認しにくく、音量値の把握が難しくなる問題があった。
【0008】
本発明は、上記課題を解消するものであり、ハンズフリー通話機能がオンかオフかに応じて音量値の変更操作を容易に行えるようにした、無線機及びその音量変更方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、制御手段と、回転角度に応じて第1音量値を変更するボリュームつまみと、キーの押下によって第2音量値を変更する音量変更キーと、を備える無線機において、
前記制御手段は、前記ハンズフリー通話機能のオン/オフを制御し、前記ハンズフリー通話機能がオン時は、前記ボリュームつまみの操作による前記第1音量値の変更を可能とし、前記ハンズフリー通話機能がオフ時は、前記音量変更キーによる前記第2音量値の変更を可能とする、ものである。
【0010】
上記無線機は、トランシーバー機能と電話機能を持ち、制御手段は、トランシーバー機能による通話開始時にハンズフリー通話機能をオンとし、電話機能による通話開始時はハンズフリー通話機能をオフとする、ことが望ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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