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公開番号
2024174430
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-17
出願番号
2023092247
出願日
2023-06-05
発明の名称
インク供給機構及び画像形成装置
出願人
京セラドキュメントソリューションズ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B41J
2/175 20060101AFI20241210BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】空気の溶存したインクや、増粘・固着したインクの記録ヘッドへの供給を抑制して、記録ヘッドの動作不良を抑制すると共に、蒸発・増粘したインクに起因するレベルセンサの検知への影響を抑制する。
【解決手段】プリンター1に備わるインク供給機構20は、インクを収容するインクコンテナ14と、インクコンテナ14から供給されるインクを貯留するサブタンク22と、サブタンク22から下方に延びていて、インクコンテナ14とサブタンク22との間でインクを流通する主流路24と、主流路24の途中から分岐されていて、記録ヘッド13に向けてインクを供給するために、サブタンク22に貯留されたインクの水頭圧を受ける分岐流路25とを備える。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
インクを収容するインクコンテナと、
前記インクコンテナから供給される前記インクを貯留するサブタンクと、
前記サブタンクから下方に延びていて、前記インクコンテナと前記サブタンクとの間で前記インクを流通する主流路と、
前記主流路の途中から分岐されていて、記録ヘッドに向けて前記インクを供給するために、前記サブタンクに貯留された前記インクの水頭圧を受ける分岐流路と、を備えることを特徴とするインク供給機構。
続きを表示(約 500 文字)
【請求項2】
前記サブタンクに貯留される前記インクの液面のレベルを検出するレベルセンサを備え、
前記レベルセンサは、前記サブタンクの内壁面から離間して前記液面に浮かべたフロートと、前記インクに接液しない位置に設けられて前記フロートを可動する可動部とを備えた可動式センサ、又は前記インクに接液しない位置に設けられた静電容量センサ、フォトインタラプタ若しくは電極式レベルセンサからなる固定式センサで構成されることを特徴とする請求項1に記載のインク供給機構。
【請求項3】
前記インクコンテナから前記主流路を介して前記インクを供給させるポンプを備え、
前記分岐流路は、前記サブタンクと前記ポンプとの間に配置されることを特徴とする請求項1に記載のインク供給機構。
【請求項4】
前記サブタンクと前記分岐流路との間で前記水頭圧を変化させることなく前記インクの入れ替わりを制限する制限部材を備えることを特徴とする請求項1に記載のインク供給機構。
【請求項5】
請求項1~4の何れか1項に記載のインク供給機構を備えることを特徴とする画像形成装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録ヘッドにインクを供給するインク供給機構及びこのインク供給機構を備える画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、インクジェット式の画像形成装置は、用紙等の記録媒体にインクを吐出する記録ヘッドと、インクを収容するインクコンテナと、インクコンテナから供給されるインクを貯留するサブタンクとを備えて、サブタンクと記録ヘッドとの水頭圧を利用して記録ヘッドにインクを供給する。画像形成装置では、サブタンク内でインクの液面が空気と接しているところ、空気がインクに溶存することを抑制する必要がある。
【0003】
例えば、特許文献1において、インクジェット記録装置に備わる供給液タンクユニットは、記録媒体上にインクを吐出する記録ヘッドに供給するインクを貯留する供給液タンクと、供給液タンク内のインクの液面を検知する検知センサとを備える。供給液タンクには、インクを貯留する貯留室を有する内部空間と、内部空間の内圧を大気圧と等しくするための大気開放口と、が設けられている。検知センサは、貯留室内のインク量に応じて上下に移動するフロートと、フロートの上下方向の移動に伴いインクの液面を検知するセンサ本体と、を有する。貯留室の内側面は、フロートの外周面に沿って近接配置されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-025741号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のような従来の画像形成装置では、フロートとサブタンクの壁面とを近接させることで、インクの空気溶存の速度を遅らせることができるが、液体のブラウン運動によって空気の溶存したインクが拡散してしまう。その結果、空気の溶存したインクが記録ヘッドに供給され、インクを不吐出にする記録ヘッドの動作不良が生じるおそれがある。
【0006】
また、特許文献1のような従来の画像形成装置では、検知センサは、フロートとセンサ本体とによって構成され、サブタンクである貯留室の内側面は、フロートの外周面に沿って近接配置され、センサ本体は、フロートの中心部に挿通される。しかしながら、サブタンク内のインクがフロートとの接触によって蒸発・増粘した場合、フロートとセンサ本体との間や、貯留室の内側面とフロートの外周面との間でインクが固着するおそれがある。その結果、センサ本体に対するフロートの動作不良や貯留室に対するフロートの動作不良が生じて、検知不良が生じるおそれがある。また、増粘・固着インクが、サブタンクから記録ヘッドへの流路に混入した場合、記録ヘッドのノズルが詰まり、記録ヘッドの動作不良が生じるおそれがある。
【0007】
そこで、本発明は上記事情を考慮し、空気の溶存したインクや、増粘・固着したインクの記録ヘッドへの供給を抑制して、記録ヘッドの動作不良を抑制すると共に、蒸発・増粘したインクに起因するレベルセンサの検知への影響を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のインク供給機構は、インクを収容するインクコンテナと、前記インクコンテナから供給される前記インクを貯留するサブタンクと、前記サブタンクから下方に延びていて、前記インクコンテナと前記サブタンクとの間で前記インクを流通する主流路と、前記主流路の途中から分岐されていて、記録ヘッドに向けて前記インクを供給するために、前記サブタンクに貯留された前記インクの水頭圧を受ける分岐流路と、を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明の画像形成装置は、上記したインク供給機構を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、空気の溶存したインクや、増粘・固着したインクの記録ヘッドへの供給を抑制して、記録ヘッドの動作不良を抑制すると共に、蒸発・増粘したインクに起因するレベルセンサの検知への影響を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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