TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024131296
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023041485
出願日
2023-03-16
発明の名称
印刷装置
出願人
カシオ計算機株式会社
代理人
個人
主分類
B41J
11/04 20060101AFI20240920BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】プラテンローラによって、サーマルヘッドにテープ部材を均一な力で安定的に押圧することができる印刷装置を提供する。
【解決手段】印刷装置は、サーマルヘッド120と、プラテンローラ110を保持し、回転軸117を中心に回転可能なプラテンローラ保持部102,103と、プラテンローラ保持部102,103の回転を規制する規制部118と、を備える。プラテンローラ保持部102,103には、モータからの出力を伝達してプラテンローラ110を回転させるための複数の伝達部のうちの一部の伝達部G5~G8が設けられており、規制部118は、モータからの出力がプラテンローラ保持部102,103に設けられた一部の伝達部G5~G8に伝達されたことによってトルクを受けたプラテンローラ保持部102,103に当接して、プラテンローラ保持部102,103の回転を規制する。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
サーマルヘッドと、
プラテンローラを保持し、回転軸を中心に回転可能なプラテンローラ保持部と、
前記プラテンローラ保持部の回転を規制する規制部と、を備え、
前記プラテンローラ保持部には、モータからの出力を伝達して前記プラテンローラを回転させるための複数の伝達部のうちの一部の伝達部が設けられており、
前記規制部は、前記モータからの出力が前記プラテンローラ保持部に設けられた一部の伝達部に伝達されたことによってトルクを受けた前記プラテンローラ保持部に当接して、前記プラテンローラ保持部の回転を規制する、
印刷装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記サーマルヘッドを保持するサーマルヘッド保持部を更に備え、
前記プラテンローラ保持部は、前記サーマルヘッド保持部に対して回転可能である、
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項3】
前記回転軸と直交する方向において、前記プラテンローラ保持部が前記規制部と当接する位置と前記回転軸との距離は、前記プラテンローラが設けられた位置と前記回転軸との距離よりも長い、
請求項1に記載の印刷装置。
【請求項4】
前記プラテンローラ保持部は当接部を有し、
前記規制部は、前記サーマルヘッド保持部から突出し前記当接部と当接する突出部である、
請求項2に記載の印刷装置。
【請求項5】
前記プラテンローラ保持部は突出部を有し、
前記規制部は、前記サーマルヘッド保持部に形成され前記突出部と当接する当接部である、
請求項2に記載の印刷装置。
【請求項6】
前記当接部と当接する前記突出部の先端は、円弧状に形成されている、
請求項4または5に記載の印刷装置。
【請求項7】
前記伝達部はギアであり、
前記プラテンローラ保持部は、
前記プラテンローラの軸が挿通される軸挿通孔が形成され、前記サーマルヘッド保持部によって前記回転軸を中心に回転可能に支持されたアーム部と、
前記サーマルヘッド保持部によって前記回転軸を中心に回転可能に支持され、前記プラテンローラの軸に接続されたギアを含む一部のギアが取り付けられたギア取付部と、を有し、
前記規制部は、前記ギア取付部に当接して、前記プラテンローラ保持部の回転を規制する、
請求項2に記載の印刷装置。
【請求項8】
前記ギア取付部にはギア係合孔が形成されており、
前記プラテンローラの軸に接続されたギアから突出したギア突出部が、前記ギア係合孔に嵌り前記ギア取付部と係合することで、前記ギア取付部は前記プラテンローラとともに前記回転軸を中心に回転する、
請求項7に記載の印刷装置。
【請求項9】
前記ギア取付部には、前記サーマルヘッド保持部から突出した前記規制部と当接する面を有する当接部が形成されており、
前記当接部は、前記ギア取付部の縁部を折り曲げて起立させたものである、
請求項7に記載の印刷装置。
【請求項10】
前記規制部は、前記プラテンローラによって搬送されるテープ部材に印刷を実行する際に、前記プラテンローラ保持部に前記サーマルヘッド側から当接して、前記プラテンローラ保持部の前記サーマルヘッド側への回転を規制する、
請求項2に記載の印刷装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、印刷装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
テープ部材に印刷してラベルを制作する印刷装置として、例えば特許文献1は、プラテンローラをブラケットに固定し、該ブラケットをカムによって駆動させることで、プラテンローラをサーマルヘッドへ押圧する印刷装置を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-76716号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1に開示の印刷装置では、印刷対象のラベルを厚さの異なるラベルに入れ替えて印刷を行う際に、プラテンローラを均一な力で安定的に押圧するのが難しかった。
【0005】
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、プラテンローラによって、サーマルヘッドにテープ部材を均一な力で安定的に押圧することができる印刷装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、本発明の印刷装置は、サーマルヘッドと、プラテンローラを保持し、回転軸を中心に回転可能なプラテンローラ保持部と、前記プラテンローラ保持部の回転を規制する規制部と、を備える。前記プラテンローラ保持部には、モータからの出力を伝達して前記プラテンローラを回転させるための複数の伝達部のうちの一部の伝達部が設けられており、前記規制部は、前記モータからの出力が前記プラテンローラ保持部に設けられた一部の伝達部に伝達されたことによってトルクを受けた前記プラテンローラ保持部に当接して、前記プラテンローラ保持部の回転を規制する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、プラテンローラによって、サーマルヘッドにテープ部材を均一な力で安定的に押圧することができる印刷装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態に係る印刷装置の斜視図。
図1に示す印刷装置の内部構造の主要部を示した斜視図。
図2に示す印刷装置の内部構造の主要部と、主要部に取り付けられたテープカートリッジとを示した平面図。
図3に示すプラテンローラ及びリボン巻取り軸の駆動機構を示した斜視図。
図4とは異なる視点からのプラテンローラ及びリボン巻取り軸の駆動機構を示した斜視図。
図3に示す印刷搬送機構の分解斜視図。
図6に示す搬送機構の分解斜視図。
正搬送時の印刷搬送機構の動作を説明するための概略図であり、(a)はカムと搬送部との関係を示した図、(b)はギア取付部とギアとの関係を示した図。
逆搬送時の印刷搬送機構の動作を説明するための概略図であり、(a)はカムと搬送部との関係を示した図、(b)はギア取付部とギアとの関係を示した図。
プラテンローラがサーマルヘッドから離れた状態を示す概略図であり、(a)はカムと搬送部との関係を示した図、(b)はギア取付部とギアとの関係を示した図。
図8(a)の断面線XI-XIで切断した印刷搬送機構の断面図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施の形態に係る印刷装置について、図面を参照しながら説明する。なお、印刷装置を説明するにあたり、図1に示すように、水平方向に延びるX軸及びY軸と、X軸及びY軸と直交するZ軸とが規定された直交座標系を適宜参照する。この直交座標系において、+X軸方向は被印刷媒体が排出される方向であり、+Z軸方向は印刷装置の上方側である。また、Z軸は後述するカム210の回転軸方向、Y軸はプラテンローラ110及びプラテンローラ110を保持するアーム部102の回転軸方向である。図1に示す印刷装置1は、ラベルプリンタであり、搬送部によって搬送された被印刷媒体であるテープ部材M(図2)に印刷を行う。印刷装置1は、図示しないパソコン、タブレット端末等の情報処理装置から受信した印刷データに基づいて印刷を行う。
【0010】
印刷装置1の筐体2は、図1に示すように、オーバル形状の底面を有する柱体状を有している。筐体2の表面のうち、柱体の側面に該当する部分は、底面と直交した2つの平面2aと、この2つの平面2aを接続する2つの曲面2bと、を有している。さらに、2つの曲面2bのうち+X軸方向側にある一方の曲面2bには、凹部2cが形成されている。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
他の特許を見る