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公開番号
2024173345
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091700
出願日
2023-06-02
発明の名称
自動培養装置、自動培養システム
出願人
株式会社日立ハイテク
代理人
ポレール弁理士法人
主分類
C12M
1/04 20060101AFI20241205BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】
装置筐体を小型化でき、省スペースで複数装置を同時に稼働とすることが可能な自動培養装置、自動培養システムを提供する。
【解決手段】
培養容器を収容可能な自動培養装置であって、前記培養容器を所定温度に保持する温度保持機構と、加湿CO
2
ガスを供給するガス供給部と、前記培養容器に装着され、前記培養容器に対して前記ガス供給部からの加湿CO
2
ガスを供給する換気アダプタと、を備えた自動培養装置、複数の自動培養装置を制御する集中管理コンピュータを備えた自動培養システム。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
培養容器を収容可能な自動培養装置であって、
前記培養容器を所定温度に保持する温度保持機構と、
加湿CO
2
ガスを供給するガス供給部と、
前記培養容器に装着され、前記培養容器に対して前記ガス供給部からの加湿CO
2
ガスを供給する換気アダプタと、を備えたこと特徴とする自動培養装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
請求項1記載の自動培養装置において、
前記培養容器は、培養対象を収容する容器の少なくとも一部がガス透過性を有する材料で構成されたガス透過部を有し、
前記換気アダプタは、前記培養容器の前記ガス透過部に対して前記ガス供給部からの加湿CO
2
ガスを供給することを特徴とする自動培養装置。
【請求項3】
請求項1記載の自動培養装置において、
前記換気アダプタは前記培養容器と別体で構成され、該培養容器から脱着可能であることを特徴とする自動培養装置。
【請求項4】
請求項3記載の自動培養装置において、
前記換気アダプタは、該換気アダプタの上方に前記培養容器を載置し、前記培養容器を押し下げることにより該換気アダプタに装着される構造であることを特徴とする自動培養装置。
【請求項5】
請求項3記載の自動培養装置において、
前記換気アダプタは、前記培養容器の上方から該培養容器に向かって押し下げることで装着される構造であることを特徴とする自動培養装置。
【請求項6】
請求項1に記載の自動培養装置において、
前記換気アダプタの側壁面に、前記ガス供給部からのガスを前記換気アダプタ内に供給する流路と、前記換気アダプタ内のガスを排出する流路とが接続されていることを特徴とする自動培養装置。
【請求項7】
請求項1に記載の自動培養装置において、
前記換気アダプタの底面に、前記ガス供給部からのガスを前記換気アダプタ内に供給する流路と、前記換気アダプタ内のガスを排出する流路とが接続されていることを特徴とする自動培養装置。
【請求項8】
請求項1記載の自動培養装置において、
前記温度保持機構は少なくとも前記換気アダプタ、及び前記培養容器を収容する筐体を備え、該筐体内の温度が前記所定温度に保持されるようにする温調機構を備えたことを特徴とする自動培養装置。
【請求項9】
請求項8記載の自動培養装置において、
前記換気アダプタには、前記換気アダプタ内のガスを排出する流路が接続され、前記ガスは前記筐体の外部に排出されることを特徴とする自動培養装置。
【請求項10】
請求項9記載の自動培養装置において、
前記ガスを排出する流路に、前記換気アダプタより排出されるガスの量を計測するガスセンサを備えたことを特徴とする自動培養装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、細胞又は組織を培養する自動培養装置に係り、特に小型化可能な自動培養装置、それを複数用いた自動培養システムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
再生したヒトの細胞ならびに遺伝子導入により機能を改変した細胞等を用いた医療は、これまで根治が困難であった疾患を克服できるため、その普及への期待が高まっている。
【0003】
治療対象は癌が最も多く、続いて各種臓器が続く。患者自身の細胞を用いる自家移植は拒絶反応の可能性が低く、患者QOL(quality of life) 向上の観点からニーズが高いことが理由であると考えられる。
【0004】
細胞種は免疫細胞が最も多く、全体の4割以上を占める。癌が主たる対象疾患であり、具体的な細胞種としてはT 細胞、NK 細胞、NKT 細胞等が挙げられる。特に、患者から免疫細胞であるT細胞を取り出し、遺伝子導入により癌細胞を攻撃可能な形に加工して注射により患者へ戻す、CAR-T(chimeric antigen receptor-T)細胞療法の実用化が先行している。
【0005】
移植向け細胞の製造工程では患者自身又は他者から採取した生体試料を分離・精製し、増幅・遺伝子導入等の加工を行う。
【0006】
この工程は細胞処理施設(CPC:Cell Processing Center)において、医薬品等の製造管理及び品質管理の基準である適正製造基準(GMP:Good Manufacturing Practice)を満たした標準手順書(SOP:Standard Operating Procedure)に従い実施する。よってCPCの運用には多大なコストと専門の培養技術を有した人材を必要とする。
【0007】
加えて製造工程は手作業を中心とするため、製造量の増加には限界がある。低生産性と製造コスト高が再生医療の普及の妨げとなっており、製造工程の中で特に労力とコストを要する培養作業の自動化が求められている。培養作業の自動化により省力化、コストダウン、大量生産が可能となる。
【0008】
自動培養装置の例として、特許文献1に示すように、閉鎖空間を有した閉鎖系流路を自動で取り扱う装置がある。閉鎖系流路において、閉鎖系培養容器が流路チューブ等により常時接続された状態であり、閉鎖系培養容器の内部で細胞を培養する。
【0009】
閉鎖系流路は、その外部に設置された弁、ポンプ等の稼動により、その内部に保持された液体、気体の移動を可能とする。これにより自動培養装置は、培養空間の閉鎖性を維持した状態のまま細胞播種、培地交換、顕微鏡観察等を自動で実施する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0010】
特開2007-312668号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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