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公開番号2024161754
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-20
出願番号2023076742
出願日2023-05-08
発明の名称糖化酵素の回収方法
出願人セイコーエプソン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C12N 9/42 20060101AFI20241113BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】回収効率の良い糖化酵素の回収方法を提供する。
【解決手段】セルロース及び糖化酵素を準備する準備工程と、前記セルロースと前記糖化酵素とを混合して糖化反応を行う糖化工程と、前記糖化工程を経た反応物のpHを調整するpH調整工程と、前記pH調整工程を経た前記反応物を液相及び固相に分離する分離工程と、前記液相から、前記糖化酵素を回収する回収工程と、を含む、糖化酵素の回収方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
セルロース及び糖化酵素を準備する準備工程と、
前記セルロースと前記糖化酵素とを混合して糖化反応を行う糖化工程と、
前記糖化工程を経た反応物のpHを調整するpH調整工程と、
前記pH調整工程を経た前記反応物を液相及び固相に分離する分離工程と、
前記液相から、前記糖化酵素を回収する回収工程と、
を含む、糖化酵素の回収方法。
続きを表示(約 410 文字)【請求項2】
請求項1において、
前記pH調整工程では、3.5以上4.5以下のpHとなるように、前記反応物のpHが、調整される、回収方法。
【請求項3】
セルロース及び糖化酵素を準備する準備工程と、
前記セルロースと前記糖化酵素とを混合して糖化反応を行う糖化工程と、
前記糖化工程を経た反応物を第1液相及び第1固相に分離する第1分離工程と、
前記第1固相のpHを調整するpH調整工程と、
前記pH調整工程を経た前記第1固相を第2液相及び第2固相に分離する第2分離工程と、
前記第1液相及び前記第2液相から、前記糖化酵素を回収する回収工程と、
を含む、糖化酵素の回収方法。
【請求項4】
請求項3において、
前記pH調整工程では、3.5以上4.5以下のpHとなるように、前記反応物のpHが、調整される、回収方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、糖化酵素の回収方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
セルロースを糖化することによりグルコースを得ることが、いわゆるカーボンマイナス、バイオマスの有効利用、バイオエタノールへの応用等の観点から注目されている。例えば、特許文献1には、リグノセルロース系バイオマスを酵素で糖化する糖化工程と、糖化工程終了後に酵素を回収する酵素回収工程を含むリグノセルロース系バイオマスの糖化方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-223113号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
引用文献1に開示されるように、バイオマスを糖化する酵素を回収することは、酵素が高価であるなどの理由で行われる場合がある。しかしながら、酵素の回収効率は不十分となる場合が多く、より回収効率の良い回収方法が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明に係る糖化酵素の回収方法の一態様は、
セルロース及び糖化酵素を準備する準備工程と、
前記セルロースと前記糖化酵素とを混合して糖化反応を行う糖化工程と、
前記糖化工程を経た反応物のpHを調整するpH調整工程と、
前記pH調整工程を経た前記反応物を液相及び固相に分離する分離工程と、
前記液相から、前記糖化酵素を回収する回収工程と、
を含む。
【0006】
本発明に係る糖化酵素の回収方法の一態様は、
セルロース及び糖化酵素を準備する準備工程と、
前記セルロースと前記糖化酵素とを混合して糖化反応を行う糖化工程と、
前記糖化工程を経た反応物を第1液相及び第1固相に分離する第1分離工程と、
前記第1固相のpHを調整するpH調整工程と、
前記pH調整工程を経た前記第1固相を第2液相及び第2固相に分離する第2分離工程と、
前記第1液相及び前記第2液相から、前記糖化酵素を回収する回収工程と、
を含む。
【図面の簡単な説明】
【0007】
糖化酵素の凝集のpH依存性の実験結果を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下に本発明の実施形態について説明する。以下に説明する実施形態は、本発明の例を説明するものである。本発明は以下の実施形態になんら限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において実施される各種の変形形態も含む。なお、以下で説明される構成の全てが本発明の必須の構成であるとは限らない。
【0009】
1.第1実施形態
第1実施形態に係る糖化酵素の回収方法は、セルロース及び糖化酵素を準備する準備工程と、セルロースと糖化酵素とを混合して糖化反応を行う糖化工程と、糖化工程を経た反応物のpHを調整するpH調整工程と、pH調整工程を経た反応物を液相及び固相に分離する分離工程と、液相から、糖化酵素を回収する回収工程と、を含む。
【0010】
1.1.準備工程
準備工程では、セルロース及び糖化酵素を準備する。
(【0011】以降は省略されています)

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