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公開番号2024142582
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-11
出願番号2023054781
出願日2023-03-30
発明の名称観察培養装置
出願人横河電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C12M 1/34 20060101AFI20241003BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約【課題】培養空間の環境を安定的に維持可能な観察培養装置の提供を目的とする。
【解決手段】観察培養装置1は、試料を収容する収容部を有する観察容器10と、収容部を観察する観察装置20と、観察容器10を支持して移動し、収容部と観察装置20とを対向させるXYステージユニット30と、XYステージユニット30を上下から挟むように配置され、観察容器10を囲う培養空間100を形成するトップヒータユニット40及びボトムヒータユニット50と、培養空間100に、加湿気体を供給する加湿ユニット60と、を備え、加湿ユニット60は、加湿用の水が充填される充填領域と、水分子を通過させる膜によって形成され、膜が充填領域に接するように設けられた中空糸と、を備え、中空糸の膜を通過した水分子によって加湿された気体が、加湿気体として培養空間100に供給される。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
試料を収容する収容部を有する観察容器と、
前記収容部を観察する観察装置と、
前記観察容器を支持して移動し、前記収容部と前記観察装置とを対向させるXYステージユニットと、
前記XYステージユニットを上下から挟むように配置され、前記観察容器を囲う培養空間を形成するトップヒータユニット及びボトムヒータユニットと、
前記培養空間に、加湿気体を供給する加湿ユニットと、を備え、
前記加湿ユニットは、
加湿用の水が充填される充填領域と、
水分子を通過させる膜によって形成され、前記膜が前記充填領域に接するように設けられた中空糸と、を備え、
前記中空糸の前記膜を通過した水分子によって加湿された気体が、前記加湿気体として前記培養空間に供給される、
観察培養装置。
続きを表示(約 640 文字)【請求項2】
前記加湿ユニットから前記培養空間に、前記加湿気体を供給する供給流路を備え、
前記供給流路は、前記加湿ユニットの壁に形成された第1貫通孔と、前記XYステージユニットの壁に形成された第2貫通孔を通して形成される、
請求項1に記載の観察培養装置。
【請求項3】
前記加湿ユニットの壁と前記XYステージユニットの壁は、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが連通するように、互いに当接している、
請求項2に記載の観察培養装置。
【請求項4】
前記XYステージユニットには、ヒータユニットが設けられ、
前記加湿ユニットは、前記ヒータユニットによって加熱された前記XYステージユニットの壁からの熱伝導により加熱される、
請求項3に記載の観察培養装置。
【請求項5】
前記充填領域は、前記中空糸の外部であり、
前記中空糸の内部が、前記供給流路に連通している、
請求項2~4のいずれか一項に記載の観察培養装置。
【請求項6】
前記加湿ユニットは、前記トップヒータユニット及び前記ボトムヒータユニットで挟まれた領域内に配置される、
請求項1~4のいずれか一項に記載の観察培養装置。
【請求項7】
前記加湿ユニットに接続され、前記充填領域に加湿用の水を供給する給水流路を備える、
請求項1~4のいずれか一項に記載の観察培養装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、観察培養装置に関するものである。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
下記特許文献1には、生細胞を培養しながら顕微鏡観察を行う顕微鏡観察培養装置が開示されている。この顕微鏡観察培養装置は、XYステージユニットを上下から挟むようにトップヒータユニットとボトムヒータユニットが設けられ、XYステージユニットには、培養中の試料が収容されたウェルプレートを保持するプレートホルダが設けられ、ボトムヒータユニットには、一方の面にヒータホルダとメタルプレートよりなる流路が形成され、他方の面にはヒータが設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6201647号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記従来技術では、生細胞を培養しながら顕微鏡観察を行うために、ウェルプレートを配置する培養空間の温度、湿度、CO

濃度を調整している。具体的に、培養空間の湿度の調整は、ボトムヒータユニットのメタルプレートに設けられた微小孔から、蒸気を供給することで行う。また、培養空間のCO

濃度の調整は、プレートホルダに設けられたCO

ポートから、CO

を含む混合気体を供給することで行う。
【0005】
しかしながら、培養空間にCO

を含む混合気体を供給すると、その分、培養空間の湿度が下がってしまうため、培養空間の環境を安定的に維持することが困難であった。
【0006】
このため、本発明は、培養空間の環境を安定的に維持可能な観察培養装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の第1の態様による観察培養装置は、試料を収容する収容部を有する観察容器と、前記収容部を観察する観察装置と、前記観察容器を支持して移動し、前記収容部と前記観察装置とを対向させるXYステージユニットと、前記XYステージユニットを上下から挟むように配置され、前記観察容器を囲う培養空間を形成するトップヒータユニット及びボトムヒータユニットと、前記培養空間に、加湿気体を供給する加湿ユニットと、を備え、前記加湿ユニットは、加湿用の水が充填される充填領域と、水分子を通過させる膜によって形成され、前記膜が前記充填領域に接するように設けられた中空糸と、を備え、前記中空糸の前記膜を通過した水分子によって加湿された気体が、前記加湿気体として前記培養空間に供給される。
【0008】
本発明の第2の態様による観察培養装置は、本発明の第1の態様による観察培養装置において、前記加湿ユニットから前記培養空間に、前記加湿気体を供給する供給流路を備え、前記供給流路は、前記加湿ユニットの壁に形成された第1貫通孔と、前記XYステージユニットの壁に形成された第2貫通孔を通して形成される。
【0009】
本発明の第3の態様による観察培養装置は、本発明の第2の態様による観察培養装置において、前記加湿ユニットの壁と前記XYステージユニットの壁は、前記第1貫通孔と前記第2貫通孔とが連通するように、互いに当接している。
【0010】
本発明の第4の態様による観察培養装置は、本発明の第3の態様による観察培養装置において、前記XYステージユニットには、ヒータユニットが設けられ、前記加湿ユニットは、前記ヒータユニットによって加熱された前記XYステージユニットの壁からの熱伝導により加熱される。
(【0011】以降は省略されています)

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