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公開番号2025031400
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023137610
出願日2023-08-25
発明の名称情報処理方法、情報処理装置、情報処理システム、及び、プログラム
出願人横河電機株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類G06Q 50/04 20120101AFI20250228BHJP(計算;計数)
要約【課題】脱炭素化の実現に向けたプラント運営をより容易にする。
【解決手段】制御部を備える情報処理装置の情報処理方法は、前記制御部が、プロセス製造に用いられるプラントにおける、センサにより測定された温室効果ガスの排出に関する物理量の測定値を取得することと、前記取得した測定値に基づいて、予め定められた期間で積算された前記温室効果ガスの排出量を取得することと、前記温室効果ガスの排出量に関し、過去の推移に基づき将来の推移を予測することと、前記温室効果ガスの排出量に関する、過去の推移、及び、予測された将来の推移を示す画像を表示部に表示させることと、を含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
制御部を備える情報処理装置の情報処理方法であって、
前記制御部が、
プロセス製造に用いられるプラントにおける、センサにより測定された温室効果ガスの排出に関する物理量の測定値を取得することと、
前記取得した測定値に基づいて、予め定められた期間で積算された前記温室効果ガスの排出量を取得することと、
前記温室効果ガスの排出量に関し、過去の推移に基づき将来の推移を予測することと、
前記温室効果ガスの排出量に関する、過去の推移、及び、予測された将来の推移を示す画像を表示部に表示させることと、
を含む、情報処理方法。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
前記制御部は、
前記取得した測定値に基づいて、前記プラントにおけるエネルギー消費量を、前記プラントにおける製造ロット、製造ライン又は機器ごとに算出し、
前記算出したエネルギー消費量に基づき、前記予め定められた期間で積算された温室効果ガスの排出量を取得する、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項3】
前記制御部は、前記温室効果ガスの排出量に関する前記予測された将来の推移が基準値よりも大きくなる場合に、アラームを通知する、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項4】
前記制御部は、前記温室効果ガスの排出量に関する、過去の推移、及び、予測された将来の推移を、エネルギーフロー、又は、スコープカテゴリーごとに整理した画像を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項5】
前記制御部は、
前記センサにより測定された前記物理量の測定値を利用して、前記センサにより測定されなかった箇所における物理量の測定値を推測し、
前記センサにより測定された前記物理量の測定値、及び、前記推測された前記物理量の測定値に基づいて、前記予め定められた期間で積算された前記温室効果ガスの排出量を取得する、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項6】
前記制御部は、
前記取得した測定値に基づいて、前記プラントにおいて用いられる機器における、前記温室効果ガスの排出に関連する診断KPIを算出し、
前記算出した診断KPIを示す画像を前記表示部に更に表示させる、
請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項7】
前記制御部は、
エネルギーの消費量とロスとを区別できるように、前記温室効果ガスの排出量に関する、過去の推移、及び、予測された将来の推移を示す画像を前記表示部に表示させる、請求項1に記載の情報処理方法。
【請求項8】
クライアント装置と通信可能な情報処理装置であって、
プロセス製造に用いられるプラントにおける、センサにより測定された温室効果ガスの排出に関する物理量の測定値を取得し、
前記取得した測定値に基づいて、予め定められた期間で積算された前記温室効果ガスの排出量を取得し、
前記温室効果ガスの排出量に関し、過去の推移に基づき将来の推移を予測し、
前記温室効果ガスの排出量に関する、過去の推移、及び、予測された将来の推移を示す画像を通信部により前記クライアント装置へ送信する、
制御部を備える、情報処理装置。
【請求項9】
クライアント装置と、
前記クライアント装置と通信可能な情報処理装置と、
を備える、情報処理システムであって、
前記情報処理装置は、
プロセス製造に用いられるプラントにおける、センサにより測定された温室効果ガスの排出に関する物理量の測定値を取得し、
前記取得した測定値に基づいて、予め定められた期間で積算された前記温室効果ガスの排出量を取得し、
前記温室効果ガスの排出量に関し、過去の推移に基づき将来の推移を予測し、
前記温室効果ガスの排出量に関する、過去の推移、及び、予測された将来の推移を示す画像を通信部により前記クライアント装置へ送信する、
制御部を備える、情報処理システム。
【請求項10】
クライアント装置と通信可能な、制御部を備える情報処理装置を制御するプログラムであって、
前記制御部に、
プロセス製造に用いられるプラントにおける、センサにより測定された温室効果ガスの排出に関する物理量の測定値を取得する手順と、
前記取得した測定値に基づいて、予め定められた期間で積算された前記温室効果ガスの排出量を取得する手順と、
前記温室効果ガスの排出量に関し、過去の推移に基づき将来の推移を予測する手順と、
前記温室効果ガスの排出量に関する、過去の推移、及び、予測された将来の推移を示す画像を通信部により前記クライアント装置へ送信する手順と、
を実行させる、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、情報処理方法、情報処理装置、情報処理システム、及び、プログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
プラントを構成する各装置の動作状態等に関する様々な情報を収集及び集約して、運転員及びエンジニア等のユーザに提供する情報管理システムが知られている。例えば、特許文献1には、廃棄物処理プラントを対象とした運転及び保守の管理に関する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2003-308118号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来のプラントにおける情報管理システムは、脱炭素化の実現に向けたプラント運営を容易にするという観点から改善の余地があった。
【0005】
本開示の目的は、脱炭素化の実現に向けたプラント運営をより容易にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示によれば、情報処理方法は、
(1)制御部を備える情報処理装置の情報処理方法であって、
前記制御部が、
プロセス製造に用いられるプラントにおける、センサにより測定された温室効果ガスの排出に関する物理量の測定値を取得することと、
前記取得した測定値に基づいて、予め定められた期間で積算された前記温室効果ガスの排出量を取得することと、
前記温室効果ガスの排出量に関し、過去の推移に基づき将来の推移を予測することと、
前記温室効果ガスの排出量に関する、過去の推移、及び、予測された将来の推移を示す画像を表示部に表示させることと、
を含む、情報処理方法。
【0007】
このように、情報処理方法は、温室効果ガスの排出量に関する、過去の推移だけでなく、予測された将来の推移を示す画像を表示させる。したがって、ユーザ(例えば、現場運転員及びシステムエンジニアなど)は、温室効果ガスの排出量が基準値を超える可能性がある場合に、そのことを事前に知ることができ、必要な対策を、日々の業務の中で予め取ることが可能である。例えば、ユーザは、設備の過剰運転、漏れ及びロスによる無駄の削減、並びに、設備の劣化による性能低下などへの対処等を行うことができる。よって、情報処理方法によれば、脱炭素化の実現に向けたプラント運営を、ユーザが経験不足な人であっても、より容易にすることができる。
【0008】
(2)(1)の情報処理方法において、
前記制御部は、
前記取得した測定値に基づいて、前記プラントにおけるエネルギー消費量を、前記プラントにおける製造ロット、製造ライン又は機器ごとに算出し、
前記算出したエネルギー消費量に基づき、前記予め定められた期間で積算された温室効果ガスの排出量を取得してもよい。
【0009】
このように、情報処理方法は、プラントにおけるエネルギー消費量を、プラントにおける製造ロット、製造ライン又は機器ごとに算出し、そのエネルギー消費量に基づき温室効果ガスの排出量を取得する。したがって、情報処理方法は、温室効果ガスの排出量を、正確に算出することが可能である。
【0010】
(3)(1)又は(2)の情報処理方法において、
前記制御部は、前記温室効果ガスの排出量に関する前記予測された将来の推移が基準値よりも大きくなる場合に、アラームを通知してもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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