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公開番号
2024148518
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-18
出願番号
2023061715
出願日
2023-04-05
発明の名称
融解装置
出願人
株式会社 資生堂
代理人
個人
,
個人
主分類
C12M
1/00 20060101AFI20241010BHJP(生化学;ビール;酒精;ぶどう酒;酢;微生物学;酵素学;突然変異または遺伝子工学)
要約
【課題】融解の均一性、迅速性、及び連続使用性に優れる融解装置の提供。
【解決手段】筒状の容器に収容され、前記容器の高さ方向が鉛直方向に静置された状態で凍結された凍結試料を乾式で融解する融解装置であって、前記容器の高さ方向が水平となるように、前記容器の側面に接触して前記容器を挟持可能な熱伝導性保持部と、前記熱伝導性保持部を加温可能な加温部と、を有し、前記熱伝導性保持部は、複数の熱伝導性保持部体で構成されると共に、少なくとも一つの熱伝導性保持部体は移動可能である融解装置。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
筒状の容器に収容され、前記容器の高さ方向が鉛直方向に静置された状態で凍結された凍結試料を乾式で融解する融解装置であって、
前記容器の高さ方向が水平となるように、前記容器の側面に接触して前記容器を挟持可能な熱伝導性保持部と、
前記熱伝導性保持部を加温可能な加温部と、を有し、
前記熱伝導性保持部は、複数の熱伝導性保持部体で構成されると共に、少なくとも一つの熱伝導性保持部体は移動可能であることを特徴とする融解装置。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
前記熱伝導性保持部が、上側保持部体及び下側保持部体からなる請求項1に記載の融解装置。
【請求項3】
前記複数の熱伝導性保持部体の加温が、それぞれ独立に制御可能である請求項1に記載の融解装置。
【請求項4】
前記熱伝導性保持部を冷却可能な冷却部を更に有する請求項1に記載の融解装置。
【請求項5】
前記容器の表面温度、及び/又は前記熱伝導性保持部の温度を測定可能な温度測定部を更に有する請求項1に記載の融解装置。
【請求項6】
前記熱伝導性保持部の加温が、前記複数の熱伝導性保持部体による前記容器の挟持後に開始される請求項1に記載の融解装置。
【請求項7】
前記凍結試料が、生物由来材料、及び/又は化学材料を含む請求項1に記載の融解装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、融解装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
生物由来材料などの材料が、容器に分注され、長期間の保存のために氷点下で凍結保存される。例えば、細胞、ペプチド、核酸などの材料が、-20℃又は-80℃のフリーザーや-196℃の液体窒素で凍結試料として凍結保存され得る。
【0003】
凍結試料を使用する際に融解する方法として、自然融解、湯浴による融解などがある。
【0004】
しかしながら、湯浴による融解では、容器を加熱した水浴内に置き、攪拌したり融解されたことを確認するため、汚染された湯浴の水により容器内の材料が汚染される恐れが高いという問題がある。
【0005】
また、融解条件が一定しないことによる、例えば、オペレータによる人為的なばらつきが生じ得、複数の容器を融解する場合の融解の均一性が得られないという問題がある。材料によっては温度勾配やせん断力に影響を受けやすいものがあり、融解された材料ごとに状態や活性が異なる結果、実験の結果や投薬効果に影響を及ぼし得る。
また、容器内の凍結試料の融解が不均一であると、容器内で局所的に再凍結が起こり、細胞などの材料を損傷する恐れがある。
【0006】
これまでに、ベッセル内の試料を固相から液相へ変換させる装置であって、前記ベッセルを受け入れるための、柔軟性固体材料により形成された受器と、前記柔軟性固体材料を前記試料の融点よりも高い温度まで加熱するためのヒーターと、を備え、前記ベッセルが前記柔軟性固体材料により形成された受器内に設置されたときに、前記柔軟性固体材料が、前記ベッセルと非柔軟性固体材料との間に挟まれる、装置が報告されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特表2017-526375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、融解の均一性、迅速性、及び連続使用性に優れる融解装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記課題を解決するための手段としての本発明の融解装置は、筒状の容器に収容され、前記容器の高さ方向が鉛直方向に静置された状態で凍結された凍結試料を乾式で融解する融解装置であって、前記容器の高さ方向が水平となるように、前記容器の側面に接触して前記容器を挟持可能な熱伝導性保持部と、前記熱伝導性保持部を加温可能な加温部と、を有し、前記熱伝導性保持部は、複数の熱伝導性保持部体で構成されると共に、少なくとも一つの熱伝導性保持部体は移動可能である。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、融解の均一性、迅速性、及び連続使用性に優れる融解装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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