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公開番号
2025021205
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-13
出願番号
2023124976
出願日
2023-07-31
発明の名称
化粧料
出願人
株式会社 資生堂
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/06 20060101AFI20250205BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】安定性に優れ、かつ吐出性に優れたパール顔料含有化粧料を提供する。
【解決手段】直径1~9mmの注ぎ口を備える容器に、水中油型乳化組成物が充填されてなる化粧料であって、前記水中油型乳化組成物が、(A)平均粒子径が1~70μmのパール顔料、(B)高級脂肪酸、(C)増粘剤、(D)油分、(E)水、および(F)高級アルコールを含んでなる、化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
直径1~9mmの注ぎ口を備える容器に、水中油型乳化組成物が充填されてなる化粧料であって、
前記水中油型乳化組成物が、
(A)平均粒子径が1~70μmのパール顔料、
(B)高級脂肪酸、
(C)増粘剤、
(D)油分、
(E)水、および
(F)高級アルコール
を含んでなる、化粧料。
続きを表示(約 650 文字)
【請求項2】
(A)成分の配合量が、前記水中油型乳化組成物の総量に対して、0.1~2質量%である、請求項1に記載の化粧料。
【請求項3】
(B)成分が、炭素数16~25の直鎖状高級脂肪酸である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項4】
(B)成分の配合量が、前記水中油型乳化組成物の総量に対して、0.5~1.4質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項5】
(C)成分が、多糖類およびビニル系高分子からなる群から選択される、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項6】
前記多糖類の配合量が、前記水中油型乳化組成物の総量に対して、0.05~0.5質量%である、請求項5に記載の化粧料。
【請求項7】
前記多糖類が、サクシノグリカンまたはキサンタンガムの少なくとも1つを含んでなる、請求項5に記載の化粧料。
【請求項8】
(B)成分の配合量に対する、(C)成分の配合量の比((C)成分/(B)成分)が質量比で、0.2~0.4である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項9】
(E)成分の配合量が、前記水中油型乳化組成物の総量に対して、45~80質量%である、請求項1または2に記載の化粧料。
【請求項10】
(G)グリセリンモノアルキルエーテルをさらに含んでなる、請求項1または2に記載の化粧料。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、注ぎ口を備える容器に、水中油型乳化組成物が充填されてなる化粧料に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、メーキャップ化粧料に光沢を付与するために、パール顔料等の粉末が配合されている。スキンケア化粧料においても、肌の状態を明るくしたり、肌の凹凸を効果的に補正するために、パール顔料等の粉末が配合されることがある。
パール顔料等の粉末は、比重が高く、化粧料組成物中で沈降しやすい。粉末の組成物中で安定させることが課題となる。例えば、油性化粧料において、特定のデキストリン脂肪酸エステルを用いることで、パール剤の沈降を抑制することが提案されている(特許文献1)。
【0003】
液状の化粧料組成物が充填される容器としては様々な構造のものが提案されている。ポンプ構造を用いて内容物を定量で取り出す容器は、構造が複雑であり、コストが高くなる傾向にある。これに対してポンプ構造等を有さず、容器を傾けることにより注ぎ口から内容物を吐出するシンプルな構造の容器はコストを低減できる傾向にある。しかしこのような容器を用いた場合、特に、低温における吐出性と高温における組成物の安定性との両立が難しく、これらの特性を両立することが望まれる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
国際公開2009/060870
【発明の概要】
【0005】
本発明者らは、驚くべきことに、特定の平均粒子径を有するパール顔料と高級脂肪酸と増粘剤と高級アルコールとを含んでなる水中油型乳化組成物が、シンプルな構造の容器に充填される場合においても吐出性に優れ、また、安定性および使用性も優れていることを見いだした。
【0006】
本発明によれば、以下の発明が提供される。
[1]直径1~9mmの注ぎ口を備える容器に、水中油型乳化組成物が充填されてなる化粧料であって、
前記水中油型乳化組成物が、
(A)平均粒子径が1~70μmのパール顔料、
(B)高級脂肪酸、
(C)増粘剤、
(D)油分、
(E)水、および
(F)高級アルコール
を含んでなる、化粧料。
[2](A)成分の配合量が、前記水中油型乳化組成物の総量に対して、0.1~2質量%である、[1]に記載の化粧料。
[3](B)成分が、炭素数16~25の直鎖状高級脂肪酸である、[1]または[2]に記載の化粧料。
[4](B)成分の配合量が、前記水中油型乳化組成物の総量に対して、0.5~1.4質量%である、[1]~[3]のいずれかに記載の化粧料。
[5](C)成分が、多糖類およびビニル系高分子からなる群から選択される、[1]~[4]のいずれかに記載の化粧料。
[6]前記多糖類の配合量が、前記水中油型乳化組成物の総量に対して、0.05~0.5質量%である、[5]に記載の化粧料。
[7]前記多糖類が、サクシノグリカンまたはキサンタンガムの少なくとも一つを含んでなる、[5]または[6]に記載の化粧料。
[8](B)成分の配合量に対する、(C)成分の配合量の比((C)成分/(B)成分)が質量比で、0.2~0.4である、[1]~[7]のいずれかに記載の化粧料。
[9](E)成分の配合量が、前記水中油型乳化組成物の総量に対して、45~80質量%である、[1]~[8]のいずれかに記載の化粧料。
[10](G)グリセリンモノアルキルエーテルをさらに含んでなる、[1]~[9]のいずれかに記載の化粧料。
[11](H)ノニオン界面活性剤をさらに含んでなる、[1]~[10]のいずれかに記載の化粧料。
[12](I)保湿剤をさらに含んでなる、[1]~[11]のいずれかに記載の化粧料。
【0007】
本発明は、安定性に優れ、かつ吐出性に優れたパール顔料含有化粧料を提供する。また、本発明は、使用性に優れている。特に、肌の明るさやしっとりさを付与するものである。また、本発明は、自然なパール感により、特に、スキンケア化粧料として好適に用いることができる。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0008】
本発明は、直径1~9mmの注ぎ口を備える容器に、水中油型乳化組成物が充填されてなる化粧料であって、水中油型乳化組成物(以下、組成物と称することがある)が、(A)平均粒子径が1~70μmのパール顔料、(B)高級脂肪酸、(C)増粘剤、(D)油分、(E)水、および(F)高級アルコールを含んでなる。
【0009】
本発明に用いられる容器は、注ぎ口を備える容器であり、一般的には片手で取り上げて、もう一方の手に組成物を吐出させて使用するものである。一般的には容量が50~300mL程度のものが用いられる。注ぎ口の直径は、1~9mmであり、好ましくは4~6mmである。容器は、典型的には、ボトル容器であり、好ましくは注ぎ口を具備した中栓が、外側容器にねじ込みまたは篏合によって固定され、中栓の外側を覆うようにギャップが付された中栓ボトル容器である。また、中栓を具備しておらず、外側容器が一体成型され、その端部に注ぎ口を具備し、注ぎ口の外側を覆うようにキャップが付された容器であってもよい。キャップはワンタッチ型、平型など、特に限定されない。これらの容器は、ポンプ構造等の押し出し機構を有さないものであり、容器自体を傾けることにより、内容物を吐出できるものである。
容器の胴部の形状は、特に限定されず、断面形状が丸形、オーバル型、角型など任意に選択することができるが、好ましくは断面形状が丸形の円筒状容器である。
容器の材質としては、ガラス、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリエチレン/ポリエチレン/エチレンビニルアルコール樹脂(PE、PP/EVOH)積層)、ポリプロピレン/エチレンビニルアルコール樹脂(PP、PP/EVOH)積層)、ポリエチレンテレフタレート(PET)、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合合成樹脂(ABS)等が挙げられ、好ましくは、PPである。
【0010】
(A)パール顔料
本発明に用いられる組成物は、(A)平均粒子径が1~70μmのパール顔料(以下、(A)成分と称することがある。他の成分についても同様である。)を含んでなる。
(A)成分としては、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆マイカ、酸化チタン被覆合成マイカ、酸化チタン被覆シリカ、酸化チタン被覆合成マイカ、酸化チタン被覆タルク、酸化亜鉛被覆シリカ、酸化チタン被覆着色雲母、ベンガラ被覆雲母チタン、ベンガラ・黒酸化鉄被覆雲母チタン、カルミン被覆雲母チタン、コンジョウ被覆雲母チタン等が挙げられ、好ましくは、酸化チタン被覆マイカである。
(A)成分の平均粒子径は、1~70μmであり、好ましくは1~60μmであり、より好ましくは1~40μmである。平均粒子径は、例えば、レーザー回折散乱法により測定することができる。
(【0011】以降は省略されています)
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