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公開番号
2025033524
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-13
出願番号
2023139284
出願日
2023-08-29
発明の名称
石鹸トレー
出願人
資生堂ホネケーキ工業株式会社
,
株式会社吉野工業所
代理人
個人
,
個人
主分類
A47K
5/03 20060101AFI20250306BHJP(家具;家庭用品または家庭用設備;コーヒーひき;香辛料ひき;真空掃除機一般)
要約
【課題】
中空の筒状支柱と、前記筒状支柱の下端に外周方向へ拡開した複数の花びら状脚部と、
前記筒状支柱の上部に外周方向へ拡開した複数の花びら状の構造からなる花様の形状の石鹸載置部と、
を有し、
花びら状の構造は内部が空洞で枠のみの構造であることを特徴とする花びら状石鹸トレー。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
中空の筒状支柱と、前記筒状支柱の下端に外周方向へ拡開した複数の花びら状脚部と、
前記筒状支柱の上部に外周方向へ拡開した複数の花びら状の構造からなる花様の形状の石鹸載置部と、
を有し、
花びら状の構造は内部が空洞で枠のみの構造であることを特徴とする花びら状石鹸トレー。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の石鹸トレーにおいて、
ポリプロピレン、紙パウダーとポリプロピレンからなる混合材料、及びバイオマスプラスチックを用いたバイオポリプロピレンから選択される少なくとも1種を原料とする石鹸トレー。
【請求項3】
請求項1に記載の石鹸トレーにおいて、
上下2パーツに分離する石鹸トレー。
【請求項4】
請求項1に記載の石鹸トレーにおいて、
前記花様の形状の直径が45~55mmの石鹸トレー。
【請求項5】
請求項1に記載の石鹸トレーにおいて、
前記花様の形状の花びらが3~5枚である石鹸トレー。
【請求項6】
請求項4に記載の石鹸トレーにおいて、
前記石鹸載置部の最大径が、当該石鹸載置部で支持される石鹸の最小径に対して60%以上100%未満である石鹸トレー。
【請求項7】
請求項1に記載の石鹸トレーにおいて、
前記石鹸載置部における花びらと、前記脚部における花びらとが、上下方向で対向するように配置されている石鹸トレー。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は石鹸トレー、特に石鹸を置く台(トレー)として機能することに加えて、石鹸の長寿化及びプラスチック原料の削減を達成する石鹸トレーの改良技術に関する。
続きを表示(約 4,100 文字)
【背景技術】
【0002】
固形石鹸は顔や身体の洗浄剤として数千年前から使用されており、液体石鹸が流行する現在においても、安全面・経済面の観点から固形石鹸の需要は根強く、包装も簡便であるという長所を有する。
しかし固形石鹸は水に溶けやすく、水に濡れた石鹸トレーとの接触面はふやけて感触が悪くなる傾向があり、同時に溶けることで消耗しやすくなる。
また石鹸トレーに使用される原料としてはプラスチックや金属等が挙げられるが、近年、プラスチックごみは環境汚染問題の大きな原因となっており、SDGsの観点からもプラスチックごみの削減が推奨されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2013-042846号公報
特開2007-111260号公報
特開2005-237402号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の石鹸トレーは、石鹸を平置きにするものが一般的であり、石鹸と石鹸トレーとの接触面積が大きいため、石鹸が溶けやすく消耗しやすいという問題があった。
また環境問題の観点からも、材料の軽量化が望ましい。
本発明は前記従来技術に鑑みなされたものであり、その解決しようとする課題は石鹸の長寿化及びプラスチック原料の削減を達成する石鹸トレーを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を解決するために、本発明にかかる石鹸トレーは、
中空の筒状支柱と、前記筒状支柱の下端に外周方向へ拡開した複数の花びら状脚部と、
前記筒状支柱の上部に外周方向へ拡開した複数の花びら状の構造からなる花様の形状の石鹸載置部と、
を有し、
花びら状の構造は内部が空洞で枠のみの構造であることを特徴とする花びら状石鹸トレーである。
また前記石鹸トレーにおいて、
ポリプロピレン、紙パウダーとポリプロピレンからなる混合材料、及びバイオマスプラスチックを用いたバイオポリプロピレンから選択される少なくとも1種を原料とする石鹸トレーが好適である。
また前記石鹸トレーにおいて、
上下2パーツに分離することが好適である。
また前記石鹸トレーにおいて、
前記花様の形状の直径が45~55mmであることが好適である。
また前記石鹸トレーにおいて、
前記花様の形状の花びらが3~5枚であることが好適である。
また前記石鹸トレーにおいて、
前記石鹸載置部の最大径が、当該石鹸載置部で支持される石鹸の最小径に対して60%以上100%未満であることが好適である。
また前記石鹸トレーにおいて、
前記石鹸載置部における花びらと、前記脚部における花びらとが、上下方向で対向するように配置されていることが好適である。
【発明の効果】
【0006】
本発明にかかる石鹸トレーは、花様の石鹸載置部で石鹸を支える構造をとり、花びら状の形状の内部が空洞で枠のみの構造であることから石鹸との接触面積が少なく水はけが良く、従来の石鹸トレーに多く見られる接触部分の大きい石鹸トレーと比較すると、石鹸を消耗しづらい、という利点を有する。
また花様の形状の内部が空洞で枠のみの構造とした場合には、原料そのものの必要量が少なく、環境問題の改善にも大きく貢献できる、という利点を有する。
また本発明にかかる石鹸トレーの上に透明石鹸を載置した場合に、透明石鹸を上から見た際に本発明にかかる石鹸トレーの花様の模様が透けて見えるといった、外観の向上にも寄与する、という利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る石鹸トレー100を示す側面図である。
本発明の一実施形態に係る石鹸トレー100のうち、筒状支柱10の筒状支柱上部と筒状支柱下部の境目のII-II断面図である。
本発明の一実施形態に係る石鹸トレー100を示す上面図である。
本発明の一実施形態に係る石鹸トレー100に透明石鹸Sを置いた状態の斜視図である。
本発明の一実施形態に係る石鹸トレー100に透明石鹸Sを置いた状態の上面図である。
本発明の一実施形態に係る石鹸トレー100を使用した際の評価を示した図である。
本発明の一実施形態に係る石鹸トレー200であり、石鹸載置部の花びら20a、20b、20cの末端を上部に反り返らせた構造にした場合の斜視図である。
本発明の一実施形態に係る石鹸トレー200の花びら部分のみの側面図である。
本発明の一実施形態に係る石鹸トレー300であり、石鹸載置部の花びらを5枚とした場合の石鹸トレーの側面図である。
図9に示す石鹸トレー300の上面図の例である。
図9に示す石鹸トレー300の上面図の例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態に係る好適な実施形態について説明する。
図1に示されるように、本発明にかかる石鹸トレー100は、主に中空10bの筒状支柱10と、前記筒状支柱の上部に外周方向へ拡開した複数の花びら状の構造である花様の形状の石鹸載置部20と、前記筒状支柱の下端に外周方向へ拡開した複数の花びら状脚部30から成る。
前記筒状支柱10は、図1に示されるように、上下2つのパーツに分かれる仕様で、且つ上下対象の構造をとり、図2に示す筒状支柱10のII-II断面図のように、筒状支柱の筒部分10aの内側の凹凸部分を噛み合わせることで1つの筒状支柱となる。
図3に示されるように、前記花びら状の石鹸載置部20は、花びら20a、20b、20cが3~5枚で花様の形状を構成し、花様の形状の直径が45~55mmであり、前記筒状支柱の上端から載置部に向かって反り返るように広がっている。また、花びら状の構造は内部が空洞で枠のみの構造であり、その枠部分が前記筒状支柱の上端に繋がり、前記筒状支柱部分に向かって窪みを持つ構造をとる。
前記花びら状の脚部30は、石鹸載置部20と同様、花様の形状の花びら30a、30b、30cが3~5枚で花様の形状を構成し、花様の形状の直径が45~55mmであり、前記筒状支柱の下端から脚部に向かって反り返るように広がっている。また、花びら状の構造は内部が空洞で枠のみの構造であり、その枠部分が前記筒状支柱の下端に繋がり、前記筒状支柱部分に向かって引き上げられる構造をとる。
また設置安定性の観点から、石鹸載置部の最大径が、当該石鹸載置部で支持される石鹸の最小径に対して60%以上100%未満であることが好適であり転倒しづらい。
図1、2に示される石鹸トレー100は、石鹸載置部及び筒状支柱上部からなる第一パーツ100aと、同一形状で脚部及び筒状支柱下部からなる第二パーツ100bの上下2つのパーツに分離されている。各パーツ100a、100bの筒状支柱部の端部に図2に示されるような凹部及び凸部があり、使用前または出荷前の工程でこの凹凸部分を上下に噛み合わせることで、本発明にかかる石鹸トレーの最終形態となる。
【0009】
使用者または生産者は、使用前または出荷前の工程で前述のように上下2つのパーツの前記筒状支柱10の凹凸部分を噛合わせて本発明にかかる石鹸トレーを完成させ、当該石鹸トレーの花びら状の石鹸載置部に石鹸Sを置いて使用する。
前述の構成により、花様の形状は枠のみであり内部は空洞であることから、石鹸との接触面積が少なく水はけが良いため石鹸の長寿化に繋がり、さらに空洞部分があることで原料そのものの使用量が少なく環境問題の改善に寄与し製品の軽量化も達成する。
本発明にかかる石鹸トレーの上に透明石鹸を載置した場合には、図5に示すように、上から見た際に、透明石鹸Sに石鹸トレーの石鹸載置部に係る花様の模様が透けて見えるといった、外観の向上にも寄与する。
また販売時には石鹸載置部及び筒状支柱上部からなる第一パーツ100aと、同一形状で脚部及び筒状支柱下部からなる第二パーツ100bの2つのパーツに分かれて収納することができることから、製品パッケージのコンパクト化及び運搬時の簡略化が可能である。組み立て時においては、前記筒状支柱10の凸凹部分を噛合わせることで完成する。このように、本発明の石鹸トレーは、組み立てが容易で簡明であり、煩わしさがなく使用者または生産者が組み立てるのに好適である。
【0010】
また、本発明にかかる石鹸トレーに使用される原料として、限定されるものではないが、ポリプロピレン、紙パウダーとポリプロピレンからなる混合材料、及びバイオマスプラスチックを用いたバイオポリプロピレンを使用することが好ましい。
たとえば、環境問題の改善及び耐水性の観点から、紙51%配合MAPKA(登録商標)を使用することが好ましい。
石鹸トレーは日常的に水に濡れる機会が多く、耐水性や耐熱性等の観点からもプラスチックの代替原料の選択肢には限りがあるところ、紙51%配合MAPKA(登録商標)は紙パウダーを主原料に、ポリオレフィン系樹脂をバインダーとして開発されたバイオプラスチック素材であり、耐水性・耐熱性に優れ、さらにプラスチック以外の素材扱いとなるため、廃棄時は可燃物として処理が可能である。
このように機能性に優れたプラスチック代替原料を使用することで、プラスチック原料の削減を達成し環境問題の改善に寄与する。
(【0011】以降は省略されています)
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