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公開番号2025018347
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-06
出願番号2023121960
出願日2023-07-26
発明の名称油中水型乳化化粧料
出願人株式会社 資生堂
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61K 8/06 20060101AFI20250130BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】優れた使用感と、良好な経時安定性とを同時に満足できる、単一相である油中水型化粧料を提供。
【解決手段】(A)HLBが5以下のシリコーン系界面活性剤、(B)油分、および(C)水を含んでなる、油中水型乳化化粧料であって、水相の比率が50~60質量%であり、かつ B型回転粘度計を用いて30℃で測定した粘度が、200~6000mPa・sである油中水型乳化化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
(A)HLBが5以下のシリコーン系界面活性剤、
(B)油分、および
(C)水
を含んでなる、油中水型乳化化粧料であって、
水相の比率が50~60質量%であり、かつ
B型回転粘度計を用いて30℃で測定した粘度が、200~6000mPa・sである油中水型乳化化粧料。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
(A)成分が、ポリエーテル変性シリコーンである、請求項1に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項3】
(A)成分が、(A1)式(a1)で表され、質量平均分子量が30000以上であるポリエーテル変性シリコーンを含んでなる、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。
TIFF
2025018347000007.tif
31
170
[式中、Aは、メチル基、フェニル基、および一般式:
-C



O(C



O)

(C



O)

R’
(式中、
R’は水素原子、アシル基、および炭素数1~4のアルキル基からなる群から選択される基であり、
pは5~50の整数であり、
qは5~50の整数であり、
繰り返し単位(C



O)と(C



O)は、ランダムに配列していても、ブロックを形成していてもよい。)
で示されるポリオキシアルキレン基からなる群から選択される基であり、
Rはメチル基またはフェニル基であり、
mは50~1000の整数であり、
nは1~40の整数であり、
繰り返し単位(SiR

O)と(SiRAO)は、ランダムに配列していても、ブロックを形成していてもよく、
ポリエーテル変性シリコーン中のポリオキシアルキレン基の含有率が40重量%以上である。]
【請求項4】
(A1)成分が、PEG/PPG-19/19ジメチコンである、請求項3に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項5】
(A)成分が、
(A1)成分と、
(A2)(A1)成分とは異なるポリエーテル変性シリコーンと、
の組み合わせである、請求項3に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項6】
(C)成分が、シリコーン油を含んでなる、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項7】
(C)成分が、極性油を含んでなる、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項8】
前記極性油の配合量が、前記油中水型乳化化粧料の総量に対して、1~20質量%である、請求項7に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項9】
(D)油溶性皮膜形成剤をさらに含んでなる、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項10】
(D)成分の配合量が、前記油中水型乳化化粧料の総量に対して、0.5~20質量%である、請求項9に記載の油中水型乳化化粧料。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、油中水型乳化化粧料に関するものである。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
肌に直接塗布される化粧料には、塗布時に肌をみずみずしさ、しっとり感、きめ細かさなどの快適な使用感を与えることが望まれる。このような使用感を実現するために様々な方法が検討されているが、化粧品においては乳化技術によって使用感が変化することが知られており、最適な乳化技術が検討されている。そのような検討の中で、油中水型化粧料において、水相の比率が高いものは、みずみずしさを与えることができるという点で優れていることが知られている。
油中水型化粧料において、特定のシリコーン系界面活性剤と特定のショ糖脂肪酸エステルとを乳化剤として用いることが検討されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
油中水型化粧料において、日焼け止め効果を付与するために、極性油である紫外線吸収剤が配合されることが一般的に行われている。塗布をしやすくするために、化粧料を低粘度にすると、分離せずに単一相のまま安定性を保つことが難しい傾向にある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-89356号公報
【発明の概要】
【0005】
本発明者は、驚くべきことに、油中水型化粧料において、特定のシリコーン界面活性剤を配合し、特定の水相比とすることで、優れた使用感を実現しながら、低粘度であり、良好な経時安定性も実現できることを見出した。本発明はこれらの知見に基づくものである。
【0006】
本発明によれば、以下の油中水型乳化化粧料が提供される。
[1](A)HLBが5以下のシリコーン系界面活性剤、
(B)油分、および
(C)水
を含んでなる、油中水型乳化化粧料であって、
水相の比率が50~60質量%であり、かつ
B型回転粘度計を用いて30℃で測定した粘度が、200~6000mPa・sである油中水型乳化化粧料。
[2](A)成分が、ポリエーテル変性シリコーンである、[1]に記載の油中水型乳化化粧料。
[3](A)成分が、(A1)式(a1)で表され、質量平均分子量が30000以上であるポリエーテル変性シリコーンを含んでなる、[1]または[2]に記載の油中水型乳化化粧料。
TIFF
2025018347000001.tif
29
170
[式中、Aは、メチル基、フェニル基、および一般式:
-C



O(C



O)

(C



O)

R’
(式中、
R’は水素原子、アシル基、および炭素数1~4のアルキル基からなる群から選択される基であり、
pは5~50の整数であり、
qは5~50の整数であり、
繰り返し単位(C



O)と(C



O)は、ランダムに配列していても、ブロックを形成していてもよい。)
で示されるポリオキシアルキレン基からなる群から選択される基であり、
Rはメチル基またはフェニル基であり、
mは50~1000の整数であり、
nは1~40の整数であり、
繰り返し単位(SiR

O)と(SiRAO)は、ランダムに配列していても、ブロックを形成していてもよく、
ポリエーテル変性シリコーン中のポリオキシアルキレン基の含有率が40重量%以上である。]
[4](A1)成分が、PEG/PPG-19/19ジメチコンである、[3]に記載の油中水型乳化化粧料。
[5](A)成分が、
(A1)成分と、
(A2)(A1)成分とは異なるポリエーテル変性シリコーンと、
の組み合わせである、[3]に記載の油中水型乳化化粧料。
[6](C)成分が、シリコーン油を含んでなる、[1]~[5]のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
[7](C)成分が、極性油を含んでなる、[1]~[6]のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
[8]前記極性油の配合量が、前記油中水型乳化化粧料の総量に対して、1~20質量%である、[7]に記載の油中水型乳化化粧料。
[9](D)油溶性皮膜形成剤をさらに含んでなる、[1]~[8]のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
[10](D)成分の配合量が、前記油中水型乳化化粧料の総量に対して、0.5~20質量%である、[9]に記載の油中水型乳化化粧料。
[11]単一相油中水型乳化化粧料である、[1]~[10]のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
【0007】
本発明によれば、優れた使用感、例えばみずみずしさと、良好な経時安定性とを同時に満足できる、低粘度の油中水型化粧料を提供することができる。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0008】
本発明による油中水型化粧料(以下、簡単に「化粧料」ということがある)は、
(A)HLBが5以下のシリコーン系界面活性剤、(B)油分、および(C)水
を含んでなり、
水相の比率が60質量%以上であり、
B型回転粘度計を用いて30℃で測定した粘度が、200~6000mPa・sである。
【0009】
本発明による化粧料に含まれる各成分について説明をすると以下のとおりである。
【0010】
(A)HLBが5以下のシリコーン界面活性剤
本発明による化粧料は、(A)HLB(Hydrophilic-Lypophilic Balance)が5以下のシリコーン界面活性剤(以下、(A)成分と称することがある。他の成分も同様である。)を含んでなる。
(A)成分のHLB値は、5以下であり、好ましくは2~5である。
(A)成分は、分子内にシリコーン構造(疎水性部分)と親水性部分とを有する非イオン性の界面活性剤であり、例えばポリエーテル基やポリグリセリン基で変性されたシリコーン系界面活性剤があり、このうち、ポリエーテル基で変性されたシリコーン、すなわちポリエーテル変性シリコーンであることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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