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公開番号
2025018346
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121957
出願日
2023-07-26
発明の名称
油中水型乳化化粧料
出願人
株式会社 資生堂
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A61K
8/06 20060101AFI20250130BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】高い水相比を有することによる優れた使用感、高い紫外線吸収効果と、良好な経時安定性とを同時に満足できる、油中水型化粧料を提供。
【解決手段】(A)HLBが5以下のシリコーン系界面活性剤、(B)紫外線散乱剤、(C)油分、および(D)水を含んでなり、 (B)成分の含有量が、前記油中水型乳化化粧料の総量に対して、4質量%以上であり、水相の比率が60質量%以上である、油中水型化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)HLBが5以下のシリコーン系界面活性剤、
(B)紫外線散乱剤、
(C)油分、および
(D)水
を含んでなる、油中水型乳化化粧料であって、
(B)成分の含有量が、前記油中水型乳化化粧料の総量に対して、4質量%以上であり、
水相の比率が60質量%以上である、油中水型乳化化粧料。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
(A)成分が、ポリエーテル変性シリコーンである、請求項1に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項3】
(A)成分が、(A1)式(a1)で表され、質量平均分子量が30000以上であるポリエーテル変性シリコーンを含んでなる、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。
TIFF
2025018346000007.tif
31
170
[式中、Aは、メチル基、フェニル基、および一般式:
-C
3
H
6
O(C
2
H
4
O)
p
(C
3
H
6
O)
q
R’
(式中、
R’は水素原子、アシル基、および炭素数1~4のアルキル基からなる群から選択される基であり、
pは5~50の整数であり、
qは5~50の整数であり、
繰り返し単位(C
2
H
4
O)と(C
3
H
6
O)は、ランダムに配列していても、ブロックを形成していてもよい。)
で示されるポリオキシアルキレン基からなる群から選択される基であり、
Rはメチル基またはフェニル基であり、
mは50~1000の整数であり、
nは1~40の整数であり、
繰り返し単位(SiR
2
O)と(SiRAO)は、ランダムに配列していても、ブロックを形成していてもよく、
ポリエーテル変性シリコーン中のポリオキシアルキレン基の含有率が40重量%以上である。]
【請求項4】
(A1)成分が、PEG/PPG-19/19ジメチコンである、請求項3に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項5】
(A)成分が、
(A1)成分と、
(A2)(A1)成分とは異なるポリエーテル変性シリコーンと、
の組み合わせである、請求項3に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項6】
(B)成分が、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄および酸化セリウムからなる群から選択される金属酸化物の微粒子である、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項7】
(C)成分が、シリコーン油を含んでなる、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項8】
(C)成分が、極性油を含んでなる、請求項1または2に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項9】
前記極性油が、紫外線吸収剤を含まない、請求項8に記載の油中水型乳化化粧料。
【請求項10】
前記極性油が、紫外線吸収剤を含んでなる、請求項8に記載の油中水型乳化化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紫外線散乱剤を含む油中水型乳化化粧料に関するものである。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
肌に直接塗布される化粧料には、塗布時に肌をみずみずしさ、しっとり感、きめ細かさなどの快適な使用感を与えることが望まれる。このような使用感を実現するために様々な方法が検討されているが、化粧品においては乳化技術によって使用感が変化することが知られており、最適な乳化技術が検討されている。そのような検討の中で、油中水型化粧料において、水相の比率が高いものは、みずみずしさを与えることができるという点で優れていることが知られている。
油中水型化粧料において、特定のシリコーン系界面活性剤と特定のショ糖脂肪酸エステルとを乳化剤として用いることが検討されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
日焼け止め効果を有する化粧料には、紫外線から肌を防御する手段として、紫外線吸収剤や紫外線散乱剤が配合されている。高内水相型の油中水型化粧料では、紫外線防御効果を向上させるために、紫外線吸収剤を高配合することが提案されている。紫外線吸収剤を配合量が高くなると、べたつき等の使用性や、安定性の低下が懸念される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2001-89356号公報
【発明の概要】
【0005】
本発明者は、驚くべきことに、水相比の高い油中水型化粧料において、特定量の紫外線散乱剤と特定のシリコーン系界面活性剤とを組み合わせることで、優れた使用感を実現しながら、紫外線防御効果が高く、良好な経時安定性も実現できることを見出した。本発明はこれらの知見に基づくものである。
【0006】
本発明によれば、以下の油中水型乳化化粧料が提供される。
[1](A)HLBが5以下のシリコーン系界面活性剤、
(B)紫外線散乱剤、
(C)油分、および
(D)水
を含んでなる、油中水型乳化化粧料であって、
(B)成分の含有量が、前記油中水型乳化化粧料の総量に対して、4質量%以上であり、
水相の比率が60質量%以上である、油中水型乳化化粧料。
[2](A)成分が、ポリエーテル変性シリコーンである、[1]に記載の油中水型乳化化粧料。
[3](A)成分が、(A1)式(a1)で表され、質量平均分子量が30000以上であるポリエーテル変性シリコーンを含んでなる、[1]または[2]に記載の油中水型乳化化粧料。
TIFF
2025018346000001.tif
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170
[式中、Aは、メチル基、フェニル基、および一般式:
-C
3
H
6
O(C
2
H
4
O)
p
(C
3
H
6
O)
q
R’
(式中、
R’は水素原子、アシル基、および炭素数1~4のアルキル基からなる群から選択される基であり、
pは5~50の整数であり、
qは5~50の整数であり、
繰り返し単位(C
2
H
4
O)と(C
3
H
6
O)は、ランダムに配列していても、ブロックを形成していてもよい。)
で示されるポリオキシアルキレン基からなる群から選択される基であり、
Rはメチル基またはフェニル基であり、
mは50~1000の整数であり、
nは1~40の整数であり、
繰り返し単位(SiR
2
O)と(SiRAO)は、ランダムに配列していても、ブロックを形成していてもよく、
ポリエーテル変性シリコーン中のポリオキシアルキレン基の含有率が40重量%以上である。]
[4](A1)成分が、PEG/PPG-19/19ジメチコンである、[3]に記載の油中水型乳化化粧料。
[5](A)成分が、
(A1)成分と、
(A2)(A1)成分とは異なるポリエーテル変性シリコーンと、
の組み合わせである、[3]に記載の油中水型乳化化粧料。
[6](B)成分が、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化鉄および酸化セリウムからなる群から選択される金属酸化物の微粒子である、[1]~[5]のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
[7](C)成分が、シリコーン油を含んでなる、[1]~[6]のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
[8](C)成分が、極性油を含んでなる、[1]~[7]のいずれかに記載の油中水型乳化化粧料。
[9]前記極性油が、紫外線吸収剤を含まない、[8]に記載の油中水型乳化化粧料。
[10]前記極性油が、紫外線吸収剤を含んでなる、[8]に記載の油中水型乳化化粧料。
【0007】
本発明によれば、高い水相比を有することによる優れた使用感、例えばみずみずしさと、高い紫外線吸収効果と、良好な経時安定性とを同時に満足できる、油中水型化粧料を提供することができる。
【発明の概要】
発明の具体的説明
【0008】
本発明による油中水型化粧料(以下、簡単に「化粧料」ということがある)は、
(A)HLBが5以下のシリコーン系界面活性剤、(B)紫外線散乱剤、(C)油分、および(D)水
を含んでなり、
(B)成分の含有量が、前記油中水型乳化化粧料の総量に対して、4質量%以上であり、
水相の比率が60質量%以上である。
【0009】
本発明による化粧料に含まれる各成分について説明をすると以下のとおりである。
【0010】
(A)HLBが5以下のシリコーン界面活性剤
本発明による化粧料は、(A)HLB(Hydrophilic-Lypophilic Balance)が5以下のシリコーン界面活性剤(以下、(A)成分と称することがある。他の成分も同様である。)を含んでなる。
(A)成分のHLB値は、5以下であり、好ましくは2~5である。
(A)成分は、分子内にシリコーン構造(疎水性部分)と親水性部分とを有する非イオン性の界面活性剤であり、例えばポリエーテル基やポリグリセリン基で変性されたシリコーン系界面活性剤があり、このうち、ポリエーテル基で変性されたシリコーン、すなわちポリエーテル変性シリコーンであることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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