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公開番号
2025022154
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-14
出願番号
2023126458
出願日
2023-08-02
発明の名称
キャップ付き容器、中栓付きキャップ、及びキャップ付き容器の組み立て方法
出願人
株式会社 資生堂
代理人
個人
,
個人
主分類
B65D
51/18 20060101AFI20250206BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】キャップ付き容器において、容器から中栓を取り外し可能であり、組み立て時の内容物充填後の工程の複雑化を防ぐ。
【解決手段】キャップ付き容器であって、容器3は、第1の雄ネジ15が外周面に設けられた小径口部14と、該小径口部14よりも下側で小径口部14よりも径が大きく、第2の雄ネジ17が外周面に設けられた大径口部16を含む口部13を有する容器本体1;及び内容物を吐出する吐出孔Oが形成され、内周面に雌ネジ26が設けられた取付筒25が設けられた中栓2;を備え、キャップ4は、内周面に雌ネジ44が設けられる係合筒43を有し、中栓2は容器本体1から取り外し可能であり、中栓2の雌ネジ26は、口部13の第1の雄ネジ15と係合し、キャップ4の雌ネジ44は、中栓2の下側で、口部13の第2の雄ネジ17と係合し、口部13の第1の雄ネジ15と第2の雄ネジ17は、ネジリードが同じである。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
キャップ付き容器であって、
容器は、
第1の雄ネジが外周面に設けられた小径口部と、該小径口部よりも下側で前記小径口部よりも径が大きく、第2の雄ネジが外周面に設けられた大径口部を含む口部を有する容器本体、及び
内容物を吐出する吐出孔が形成され、内周面に雌ネジが設けられた取付筒が設けられた中栓、を備え、
キャップは、内周面に雌ネジが設けられる係合筒を有し、
前記中栓は前記容器本体から取り外し可能であり、
前記中栓の前記雌ネジは、前記口部の前記第1の雄ネジと係合し、
前記キャップの前記雌ネジは、前記中栓の下側で、前記口部の前記第2の雄ネジと係合し、
前記口部の前記第1の雄ネジと前記第2の雄ネジは、ネジリードが同じである
キャップ付き容器。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
前記口部の前記第1の雄ネジと前記第2の雄ネジとの軸方向の距離は、前記キャップと前記中栓を正しく組付けた状態における、前記第1の雄ネジと嵌合する前記中栓の前記雌ネジのネジ溝と、前記第2の雄ネジと嵌合する前記キャップの前記雌ネジのネジ溝との距離が等しい
請求項1に記載のキャップ付き容器。
【請求項3】
前記中栓は、前記容器本体に対する回転止めは設けられておらず、
前記中栓を前記口部に対して回転させることで前記中栓を前記容器本体から取り外し可能である
請求項1に記載のキャップ付き容器。
【請求項4】
前記キャップは前記中栓とは螺合係合しない
請求項1に記載のキャップ付き容器。
【請求項5】
前記キャップは、前記係合筒よりも内側で、天面の裏面から垂下する、前記係合筒よりも小径の締込筒を有し、
前記中栓は、前記吐出孔よりも外側であって前記取付筒の上端と連接するように環状上面が設けられ、
前記キャップの前記締込筒の下端には環状に並んだ複数の下端段差が設けられ、
前記中栓の前記環状上面には、上面視で環状に並んだ複数の係止部が設けられ、
前記複数の下端段差と前記複数の係止部は、前記キャップが締まる方向にのみ互いに噛み合うように形成されていることで、
前記口部に対して、前記キャップが前記締まる方向のみ、前記キャップと前記中栓が供回り可能である
請求項2に記載のキャップ付き容器。
【請求項6】
前記キャップの前記下端段差の数と、前記中栓の前記係止部の数は、前記キャップの雌ネジのネジ条数と等しい
請求項5に記載のキャップ付き容器。
【請求項7】
前記中栓を前記キャップに組み付ける際、円周方向において位置を規定して前記中栓を前記キャップに対して押し込んだ後、最後まで回転させることで、前記キャップの複数の下端段差のそれぞれは、前記中栓の係止部がそれぞれと、正しい位置で噛み合った状態になり、
この状態で、前記第1の雄ネジと嵌合する前記中栓の前記雌ネジのネジ溝と、前記第2の雄ネジと嵌合する前記キャップの前記雌ネジのネジ溝との軸方向の距離は、前記口部の第1の雄ネジと第2の雄ネジとの軸方向の距離と等しくなる
請求項5に記載のキャップ付き容器。
【請求項8】
容器本体の口部に装着される中栓と、前記口部に装着されるキャップとを備える中栓付きキャップであって、
容器本体は、第1の雄ネジが外周面に設けられた小径口部と、該小径口部よりも下側で、第2の雄ネジが外周面に設けられた大径口部を含む口部を有し、
中栓は、内容物を吐出する吐出孔と、雌ネジが設けられた取付筒が形成され、
キャップは、内周面に雌ネジが設けられる係合筒を有し、
前記中栓は前記容器本体から取り外し可能であり、
前記中栓の前記雌ネジは、前記口部の前記第1の雄ネジと係合し、
前記キャップの雌ネジは、前記中栓の下側で、前記口部の前記第2の雄ネジと係合し、
前記中栓の雌ネジと、前記キャップの雌ネジは、ネジリードが同じである
中栓付きキャップ。
【請求項9】
キャップ付き容器の組み立て方法であって、
筒部の内周面に雌ネジが設けられたキャップの内側の所定の位置に、内周面に雌ネジが形成された取付筒を有する中栓を押し込んで回転させてキャップ内に中栓を装着する工程と、
第1の雄ネジが外周面に設けられた小径口部と、前記第1の雄ネジとネジリードが等しい第2の雄ネジが外周面に設けられた大径口部を含む口部を有する容器本体の、前記口部に、中栓が内部に装着されたキャップを載せる工程と、
前記容器本体に対して、前記キャップを回転させることで、前記中栓が供回りして、前記キャップの前記雌ネジが前記口部の前記第2の雄ネジと係合すると共に、前記中栓の前記雌ネジが前記口部の前記第1の雄ネジと係合する工程と、を有する
キャップ付き容器の組み立て方法。
【請求項10】
前記キャップは、前記筒部よりも内側で、天面の裏面から垂下する締込筒を有し、
前記中栓は、前記取付筒の上端と連接するように環状上面が設けられ、
前記キャップの前記締込筒の下端には環状に並んだ複数の下端段差が設けられ、
前記中栓の前記環状上面には、上面視で環状に並んだ複数の係止部が設けられ、
前記キャップ内に中栓を装着する工程において、円周方向において位置を規定する前記所定の位置で前記中栓を前記キャップに対して押し込んだ後、最後まで回転させることで、前記キャップの複数の下端段差のそれぞれは、前記中栓の係止部がそれぞれと、正しい位置で噛み合った状態になる
請求項9に記載のキャップ付き容器の組み立て方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器本体と中栓を有する容器と該容器と係合可能なキャップを備えるキャップ付き容器、中栓付きキャップ、及びキャップ付き容器の組み立て方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、持続可能な社会をつくるための「SDGs(Sustainable Development Goals)」の認知度が急激に上がっており、化粧品の分野においても、繰り返し使用する部材を増やすため、蓋やケースを繰り返し使用できるように収容部をレフィル化したり、あるいは空になった収容部に対してキャップを外して、詰め替え用内容物を入れたりすることが増えている。
【0003】
また、特許文献1では、チューブ容器の広口の口部に対して栓体を着脱自在に嵌合する構成が提案されている。この構成では、容器の口部の外周が段形状であって、外側の螺旋ネジである雄ネジが2段に設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第5378136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかし、容器口部において、螺旋が2段階であると、製造時に、内容物充填後、径が異なる端閉鎖動作が2回必要になり、組み立て工程が複雑になってしまった。
【0006】
そこで、本発明は上記事情に鑑み、容器から中栓を取り外し可能であり、組み立て時の内容物充填後の工程の複雑化を防ぐことができるキャップ付き容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の一態様では、
キャップ付き容器であって、
容器は、
第1の雄ネジが外周面に設けられた小径口部と、該小径口部よりも下側で前記小径口部よりも径が大きく、第2の雄ネジが外周面に設けられた大径口部を含む口部を有する容器本体、及び
内容物を吐出する吐出孔が形成され、内周面に雌ネジが設けられた取付筒が設けられた中栓、を備え、
キャップは、内周面に雌ネジが設けられる係合筒を有し、
前記中栓は前記容器本体から取り外し可能であり、
前記中栓の前記雌ネジは、前記口部の前記第1の雄ネジと係合し、
前記キャップの前記雌ネジは、前記中栓の下側で、前記口部の前記第2の雄ネジと係合し、
前記口部の前記第1の雄ネジと前記第2の雄ネジは、ネジリードが同じである
キャップ付き容器、を提供する。
【発明の効果】
【0008】
一態様によれば、キャップ付き容器において、容器から中栓を取り外し可能であり、組み立て時の内容物充填後の工程の複雑化を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本発明の第1実施形態に係るキャップ付き容器の全体分解図。
第1実施形態に係るキャップ付き容器の口部近傍の半分の断面拡大図。
第1実施形態に係るキャップの断面図と、中栓の側面図。
第1実施形態に係るキャップの下面図と、中栓の上面図。
第1実施形態に係る中栓付きキャップの断面透視斜視図。
中栓の変形例の説明図。
第1実施形態に係る容器本体の口部透過拡大図。
第1実施形態における、容器本体の口部の雄ネジの条数とネジ傾斜についての説明図。
第1実施形態に係る中栓付きキャップの内側斜視図。
ネジの位置関係を示す説明図。
製造段階におけるキャップ付き容器組み立て時のフローチャート。
第1実施形態に係るキャップ付き容器組み立て時の動作図。
組み立て時の中栓付きキャップの雌ネジと口部の雄ネジの位置関係を示す図。
本発明の第2実施形態に係るキャップ付き口部近傍の半断面拡大図。
本発明の容器の第3実施形態に係るキャップ付き容器の口部近傍の半断面拡大図。
本発明のキャップの第2構成例に係るキャップ付き容器の口部近傍の半断面拡大図。
本発明のキャップの第3構成例に係るキャップ付き容器の口部近傍の半断面拡大図。
本発明のキャップの第4構成例に係るキャップ付き容器の口部近傍の半断面拡大図。
本発明のキャップの第5構成例に係るキャップ付き容器の口部近傍の半断面拡大図。
本発明の中栓の回転終点の変形例に係るキャップ付き容器の口部近傍の半断面説明図。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。下記、各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
(【0011】以降は省略されています)
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