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公開番号2024173039
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023091154
出願日2023-06-01
発明の名称ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類G02B 15/20 20060101AFI20241205BHJP(光学)
要約【課題】 高い光学性能を有し、高変倍比且つ小型なズームレンズを提供すること。
【解決手段】 物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、少なくとも1つのレンズ群を含む後群からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記第1レンズ群は、最も物体側に配置された第1の負レンズと、該第1の負レンズに隣り合って配置された第2の負レンズと、を有し、所定の条件式を満足する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、少なくとも1つのレンズ群を含む後群からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
前記第1レンズ群は、最も物体側に配置された第1の負レンズと、該第1の負レンズに隣り合って配置された第2の負レンズと、を有し、
広角端から望遠端へのズーミングに際しての前記第2レンズ群の移動量をM2、望遠端における全系のバックフォーカスをsktとするとき、
0.25<skt/M2<1.90
なる条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
広角端における前記第1レンズ群の最も像側のレンズ面から前記第2レンズ群の最も物体側のレンズ面までの光軸上の距離をTD1w、広角端における全系の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLDwとするとき、
0.10<TD1w/LDw<0.45
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項3】
広角端における全系の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLDw、望遠端における全系の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLDtとするとき、
0.60<LDw/LDt<1.10
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項4】
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、広角端における全系の焦点距離をfwとするとき、
-1.70<f1/fw<-1.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項5】
前記第2レンズ群において最も物体側に正レンズが配置され、該正レンズの物体側のレンズ面と像側のレンズ面をそれぞれR1、R2とするとき、
-1.00<(R2+R1)/(R2-R1)<2.00
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項6】
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、望遠端における全系の焦点距離をftとするとき、
-0.50<f1/ft<-0.25
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項7】
前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
-0.90<f1/f2<-0.20
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項8】
広角端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の合成横倍率をβ23w、望遠端における前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の合成横倍率をβ23t、広角端における全系の焦点距離をfw、望遠端における全系の焦点距離をftとするとき、
0.30<(β23t/β23w)/(ft/fw)<0.80
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項9】
前記ズームレンズは開口絞りを有し、広角端における前記開口絞りから像面までの光軸上の距離をSDw、望遠端における前記開口絞りから像面までの光軸上の距離をSDtとするとき、
0.40<SDw/SDt<0.75
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
【請求項10】
望遠端における全系の最も物体側のレンズ面から像面までの光軸上の距離をLDtとするとき、
0.15<M2/LDt<0.50
なる条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ズームレンズに関し、デジタルビデオカメラ、デジタルスチルカメラ、放送用カメラ、銀塩フィルム用カメラ等の撮像装置に好適なものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、撮像装置に用いる撮像光学系として、高い光学性能を有し、高変倍比且つ小型なズームレンズが求められている。
【0003】
最も物体側に配置されたレンズ群において、各レンズを小径化したズームレンズを得るために、特許文献1は、第1レンズ群が負の屈折力を有する光学系を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-030251号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負、正、正、負、正のレンズ群を有している。しかしながら、広角端から望遠端へのズーミングに際しての第2レンズ群の移動量小さいため、高い変倍比を得ることが困難である。
【0006】
そこで本発明は、高い光学性能を有し、高変倍比且つ小型なズームレンズを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、負の屈折力の第1レンズ群、正の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、少なくとも1つのレンズ群を含む後群からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、前記第1レンズ群は、最も物体側に配置された第1の負レンズと、該第1の負レンズに隣り合って配置された第2の負レンズと、を有し、広角端から望遠端へのズーミングに際しての前記第2レンズ群の移動量をM2、望遠端における全系のバックフォーカスをsktとするとき、
0.25<skt/M2<1.90
なる条件式を満足することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、高い光学性能を有し、高変倍比且つ小型なズームレンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施例1のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図
実施例1のズームレンズの(A)広角端、(B)望遠端における収差図
実施例2のズームレンズの広角端、望遠端におけるレンズ断面図
実施例2のズームレンズの(A)広角端、(B)望遠端における収差図
実施例3のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図
実施例3のズームレンズの(A)広角端、(B)望遠端における収差図
実施例4のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図
実施例4のズームレンズの(A)広角端、(B)望遠端における収差図
実施例5のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図
実施例5のズームレンズの(A)広角端、(B)望遠端における収差図
実施例6のズームレンズの広角端におけるレンズ断面図
実施例6のズームレンズの(A)広角端、(B)望遠端における収差図
撮像装置を示す概略図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、本発明の光学系及びそれを有する撮像装置の実施例について、添付の図面に基づいて説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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