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公開番号2024165901
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082485
出願日2023-05-18
発明の名称画像形成装置
出願人キヤノン株式会社
代理人弁理士法人大塚国際特許事務所
主分類B65H 7/14 20060101AFI20241121BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約【課題】画像形成手段に接触しうる物体を検知し、検知された物体に応じた通知を出力する。
【解決手段】検知手段は、シートの搬送方向において画像形成手段よりも上流側に配置され、搬送面の基準となる基準面よりも搬送面の法線方向に突き出た物体を検知する。第一検知手段をシートが通過していない第一期間において物体が検知されると、搬送手段または検知手段のエラーを示唆する第一の通知が出力される。第一検知手段をシートが通過している第二期間において物体が検知されると、シートのエラーを示唆する第二の通知が出力される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
シートを搬送面に載せて搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記シートの搬送方向において前記画像形成手段よりも上流側に配置され、前記搬送面の基準となる基準面よりも前記搬送面の法線方向に突き出た物体を検知する第一検知手段と、
前記第一検知手段を前記シートが通過していない第一期間において前記第一検知手段により前記物体が検知されると、前記搬送手段または前記第一検知手段のエラーを示唆する第一の通知を出力し、前記第一検知手段を前記シートが通過している第二期間において前記第一検知手段により前記物体が検知されると、前記シートのエラーを示唆する第二の通知を出力する出力手段と、
を有する、画像形成装置。
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記出力手段は、前記シートが前記第一検知手段に到達する前に、前記第一検知手段により前記物体が検知されると、前記第一の通知を出力する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
前記出力手段は、前記シートが前記第一検知手段に到達した後に、前記第一検知手段により前記物体が検知されると、前記第二の通知を出力する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記搬送手段へ前記シートを給送する給送手段をさらに有し、
前記出力手段は、前記給送手段が前記シートを給送する前に、前記第一検知手段により前記物体が検知されると、前記第一の通知を出力する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記搬送手段へ前記シートを給送する給送手段をさらに有し、
前記出力手段は、前記給送手段が前記シートを給送する前であって、かつ、前記搬送手段が稼働し始めた後に、前記第一検知手段により前記物体が検知されると、前記搬送手段のエラーを示唆する前記第一の通知を出力する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項6】
前記搬送手段へ前記シートを給送する給送手段をさらに有し、
前記出力手段は、前記給送手段が前記シートを給送する前であって、かつ、前記搬送手段が稼働し始める前に、前記第一検知手段により前記物体が検知されると、前記第一検知手段のエラーを示唆する第三の通知を出力する、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項7】
前記シートの搬送方向において前記第一検知手段よりも上流側に配置され、前記搬送手段により搬送される前記シートを検知する第二検知手段と、
前記第二検知手段の検知結果に基づき、前記シートが前記第一検知手段を通過しているかどうかを判定する判定手段と、をさらに有し、
前記第一期間と前記第二期間は、前記判定手段の判定結果に基づき、区別される、請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項8】
前記第二検知手段が前記シートの先端を検知したタイミングを起点とした経過時間を計時する計時手段をさらに有し、
前記判定手段は、
前記第一検知手段と前記第二検知手段との間の搬送距離と、前記シートの搬送速度とに基づく搬送時間よりも前記経過時間が短い場合に、前記シートが前記第一検知手段を通過していないと判定し、
前記搬送時間よりも前記経過時間が長い場合に、前記シートが前記第一検知手段を通過していると判定する、請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項9】
前記搬送方向における前記シートの長さを取得する取得手段と、
前記第二検知手段が前記シートの先端を検知したタイミングを起点とした経過時間を計時する計時手段と、
前記判定手段は、
前記第一検知手段と前記第二検知手段との間の搬送距離と、前記シートの搬送速度とに基づく先端搬送時間よりも前記経過時間が短い場合に、前記シートが前記第一検知手段を通過していないと判定し、
前記先端搬送時間よりも前記経過時間が長く、かつ、前記搬送距離および前記取得手段により取得された前記シートの前記長さの和と前記搬送速度とに基づく後端搬送時間よりも前記経過時間が短い場合に、前記シートが前記第一検知手段を通過していると判定し、
前記後端搬送時間よりも前記経過時間が長い場合に、前記シートが前記第一検知手段を通過していないと判定する、請求項7に記載の画像形成装置。
【請求項10】
前記第一期間において前記第一検知手段により前記物体が検知されると、前記搬送手段を停止させる制御手段をさらに有する、請求項1から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
画像形成装置としてのインクジェットプリンタは、シートを把持しながら搬送する搬送ベルトと、搬送ベルトに搬送されたシートにインクを吐出することで画像を形成するプリントヘッドとを備えている。このインクジェットプリンタは、プリントヘッドと搬送ベルト上のシートの表面との間の距離が1mm程度に維持されながら、シートを高速で搬送する。ここで、シートを搬送する搬送ベルトの変形、または、シート自体の変形が発生すると、シートがプリントヘッドに接触しうる(これはヘッドタッチと呼ばれる)。ヘッドタッチは成果物の品位を低下させ、プリントヘッドの破損の原因にもなる。
【0003】
特許文献1によれば、シートの浮き上がりを検知すると、インク吐出部を退避させてヘッドタッチを抑制することが記載されている。特許文献2によれば、シートの浮き上がりを検知するための閾値を変更可能とすることが提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2018-177393号公報
特開2015-009545号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、無端状の搬送ベルトは、矩形部材の長手方向における先端と後端とを接合することで製造される。搬送ベルトのつなぎ目の一部が剥がれたり、搬送ベルトが波打ったりすることで、搬送ベルトによるヘッドタッチが発生しうる。したがって、シートに起因するヘッドタッチと、搬送ベルトに起因するヘッドタッチとが存在する。ヘッドタッチが継続すると、無駄にシートが消費されたり、プリントヘッドが故障したりしうる。そのため、ヘッドタッチの原因を特定し、特定された原因を操作者(ユーザー)に通知することで、操作者による適切な点検またはメンテナンスを補助することが必要となる。そこで、本発明は、画像形成手段に接触しうる物体を検知し、検知された物体に応じた通知を出力することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、たとえば、
シートを搬送面に載せて搬送する搬送手段と、
前記搬送手段により搬送される前記シートに画像を形成する画像形成手段と、
前記シートの搬送方向において前記画像形成手段よりも上流側に配置され、前記搬送面の基準となる基準面よりも前記搬送面の法線方向に突き出た物体を検知する第一検知手段と、
前記第一検知手段を前記シートが通過していない第一期間において前記第一検知手段により前記物体が検知されると、前記搬送手段または前記第一検知手段のエラーを示唆する第一の通知を出力し、前記第一検知手段を前記シートが通過している第二期間において前記第一検知手段により前記物体が検知されると、前記シートのエラーを示唆する第二の通知を出力する出力手段と、
を有する、画像形成装置を提供する。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、画像形成手段に接触しうる物体を検知し、検知された物体に応じた通知を出力することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
画像形成装置を説明する図
プリントモジュールを説明する図
コントローラを説明する図
浮きセンサを説明する図
浮きセンサを説明する図
制御方法を説明するフローチャート
通知を説明する図
制御方法を説明するフローチャート
シートの搬送位置を特定する方法を説明する図
制御方法を説明するフローチャート
通知を説明する図
制御部の機能を説明する図
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
(1)画像形成装置
図1は、インクジェット記録装置100の概略構成の一例を示す模式図である。なお、Z方向はインクジェット記録装置100の高さ方向である。Y方向は概ねシートの搬送方向と平行である。X方向はシートSの幅方向である。なお、シートSの幅方向は主走査方向とよばれることがある。シートSの搬送方向と平行な方向は副走査方向と呼ばれることがある。
(【0011】以降は省略されています)

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