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公開番号
2024172946
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023091026
出願日
2023-06-01
発明の名称
液体吐出装置
出願人
ブラザー工業株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B41J
29/393 20060101AFI20241205BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約
【課題】ノズルの液体の吐出状態を検査する吐出検査部が検査を正常に実行可能か否かを精度良く判断する。
【解決手段】液体吐出装置は、ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドを有する記録部と、ノズルの液体の吐出状態を検査するための吐出検査部と、制御部と、を備える。制御部は、吐出検査部を制御して、ノズルの液体の吐出状態を検査する吐出検査処理と、記録部を制御して、ノズルの液体の吐出状態を確認するためのノズルチェックパターンを記録媒体に記録するパターン記録処理と、記録媒体に記録したノズルチェックパターンの記録状態に関するユーザ入力を受け付ける受付処理と、吐出検査処理の検査結果と、受付処理で受け付けたユーザ入力とに基づいて、吐出検査部が検査を正常に実行可能か否かを判断する判断処理と、を実行可能である。
【選択図】図8
特許請求の範囲
【請求項1】
ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドを有する記録部と、
前記ノズルの液体の吐出状態を検査するための吐出検査部と、
制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記吐出検査部を制御して、前記ノズルの液体の吐出状態を検査する吐出検査処理と、
前記記録部を制御して、前記ノズルの液体の吐出状態を確認するためのノズルチェックパターンを記録媒体に記録するパターン記録処理と、
記録媒体に記録した前記ノズルチェックパターンの記録状態に関するユーザ入力を受け付ける受付処理と、
前記吐出検査処理の検査結果と、前記受付処理で受け付けた前記ユーザ入力とに基づいて、前記吐出検査部が前記検査を正常に実行可能か否かを判断する判断処理と、
を実行可能であることを特徴とする液体吐出装置。
続きを表示(約 1,400 文字)
【請求項2】
報知部をさらに備え、
前記制御部は、
前記判断処理により前記吐出検査部が前記検査を正常に実行できないと判断した場合に、その旨を前記報知部にて報知する報知処理をさらに実行可能であることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項3】
前記報知部は、表示機能を有する表示部であり、
前記制御部は、
前記報知処理においては、前記判断処理により前記吐出検査部が前記検査を正常に実行できないと判断した場合に、その旨を示す検査異常オブジェクトを前記表示部に表示することを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項4】
前記検査部異常オブジェクトは、前記吐出検査部の、故障、破損、エラー、検査不能、検査能力の低下、及び検査異常の少なくとも何れかを示すオブジェクトであることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
【請求項5】
前記検査部異常オブジェクトは、前記吐出検査部の機能停止、または前記吐出検査部の交換を促すオブジェクトであることを特徴とする請求項3に記載の液体吐出装置。
【請求項6】
前記液体吐出ヘッドは、前記ノズルとして、第1の色の液体を吐出する第1ノズルと、第2の色の液体を吐出する第2ノズルとを有しており、
前記吐出検査部は、前記第1ノズルの液体の吐出状態を検査する第1検査と、前記第2ノズルの液体の吐出状態を検査する第2検査とを行うことが可能であり、
前記制御部は、
前記受付処理において、前記第1ノズルに対応する前記ユーザ入力と、前記第2ノズルに対応する前記ユーザ入力とを受け付け、
前記判断処理においては、前記吐出検査部の前記第1検査の検査結果と、前記受付処理で受け付けた前記第1ノズルに対応する前記ユーザ入力とに基づいて、前記吐出検査部が前記第1検査を正常に実行可能か否かを判断し、前記吐出検査部の前記第2検査の検査結果と、前記受付処理で受け付けた前記第2ノズルに対応する前記ユーザ入力とに基づいて、前記吐出検査部が前記第2検査を正常に実行可能か否かを判断することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項7】
前記制御部は、
前記判断処理においては、前記吐出検査処理の検査結果と、前記受付処理で受け付けた前記ユーザ入力とに基づいて、前記液体吐出ヘッドが異常であるか否かの判断も行うことを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項8】
報知部をさらに備え、
前記制御部は、
前記判断処理により前記液体吐出ヘッドが異常であると判断した場合に、その旨を前記報知部にて報知することを特徴とする請求項1に記載の液体吐出装置。
【請求項9】
前記報知部は、表示機能を有する表示部であり、
前記制御部は、
前記判断処理により前記液体吐出ヘッドが異常であると判断した場合に、その旨を示すヘッド異常オブジェクトを前記表示部に表示して報知することを特徴とする請求項2に記載の液体吐出装置。
【請求項10】
前記ヘッド異常オブジェクトは、前記液体吐出ヘッドの、故障、破損、エラー、吐出不能、吐出能力の低下、及び吐出異常の少なくとも何れかを示すオブジェクトであることを特徴とする請求項9に記載の液体吐出装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、液体吐出装置に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、インクジェット式記録ヘッドのノズルからインクを吐出して画像を記録するインクジェット式記録装置が開示されている。特許文献1のインクジェット式記録装置は、ノズルから電極部材に向けてインクが吐出されるようにインジェット式記録ヘッドを駆動させ、電圧検査回路から出力される電気的な変化に応じた出力信号に基づいて、ノズルのインクの吐出状態を検査している。
【0003】
また、特許文献1のインクジェット式記録装置は、インク滴が電極部材に着弾しないようにされているにも拘わらず、電圧検出回路が吐出駆動信号等のノイズによってインク滴が電極部材に着弾したと誤検知した場合に、液体噴射ヘッド検査装置が故障していると判断する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2010-274553号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、特許文献1のインクジェット式記録装置では、インク滴が電極部材に着弾しないようにされているにも拘わらず、電圧検出回路が吐出駆動信号等のノイズによってインク滴が電極部材に着弾したと誤検知した場合に検査装置が故障していると判断する。このため、特許文献1のインクジェット式記録装置では、検査装置の故障が、出力信号を正常に出力できない異常等である場合には、検査装置の故障を正確に検査することができない虞がある。
【0006】
そこで、本発明の目的は、ノズルの液体の吐出状態を検査する吐出検査部が検査を正常に実行可能か否かを精度良く判断可能な液体吐出装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記の課題を解決するために、本発明の液体吐出装置は、ノズルから液体を吐出する液体吐出ヘッドを有する記録部と、前記ノズルの液体の吐出状態を検査するための吐出検査部と、制御部と、を備え、前記制御部は、前記吐出検査部を制御して、前記ノズルの液体の吐出状態を検査する吐出検査処理と、前記記録部を制御して、前記ノズルの液体の吐出状態を確認するためのノズルチェックパターンを記録媒体に記録するパターン記録処理と、記録媒体に記録した前記ノズルチェックパターンの記録状態に関するユーザ入力を受け付ける受付処理と、前記吐出検査処理の検査結果と、前記受付処理で受け付けた前記ユーザ入力とに基づいて、前記吐出検査部が前記検査を正常に実行可能か否かを判断する判断処理と、を実行可能であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明によると、吐出検査部の検査結果と、ノズルチェックパターンの記録状態に関するユーザ入力とを比べることで、吐出検査部が検査を正常に実行可能か否かを精度よく判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施形態に係るインクジェットプリンタの概略斜視図である。
記録機構の概略平面図である。
(a)はヘッドの平面図であり、(b)は(a)のA部拡大図であり、(c)は(b)のB-B線断面図である。
インクジェットプリンタの電気的構成を概略的に示すブロック図である。
(a)はノズルが正常ノズルである場合に信号出力回路から出力される信号を説明するための図であり、(b)はノズルが異常ノズルである場合に信号出力回路から出力される信号を説明するための図である。
(a)及び(b)は、ノズルチェックパターンについて説明する図であり、(c)はタッチパネルに表示される画面について説明する図である。
タッチパネルに表示される画面について説明する図である。
異常判断実行指示を受け付けたときの一連の処理について説明するフロー図である。
パターン記録式検査処理の実行指示を受け付けたときの一連の処理について説明するフロー図である。
電極式検査処理の実行条件を満たしたときの一連の処理について説明するフロー図である。
第1変形例に係る外部装置及びインクジェットプリンタの、異常判断処理に関する一連のシーケンスについて説明するシーケンス図である。
第2変形例に係るタッチパネルに表示される画面について説明する図である。
第2変形例に係る異常判断実行指示を受け付けたときの一連の処理について説明するフロー図である。
(a)は第3変形例に係る用紙に記録される検査結果画像及びノズルチェックパターンについて説明する図であり、(b)は第3変形例に係るタッチパネルに表示される画面について説明する図である。
第3変形例に係る異常判断実行指示を受け付けたときの一連の処理について説明するフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の好適な実施形態に係るインクジェットプリンタ1(「液体吐出装置」に相当)の概略構成について説明する。本実施形態に係るプリンタ1は、用紙S(「記録媒体」に相当)に対する画像の記録のほか、用紙Sに記録された画像の読み取りなども行うことが可能な、いわゆる複合機である。プリンタ1は、図1に示すように、記録機構2(図2参照)、給送機構3、排出機構4、スキャナ5、操作ボタン6、タッチパネル7などを備えている。また、プリンタ1の動作は、制御装置100(図4参照)によって制御されている。
(【0011】以降は省略されています)
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