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公開番号2024171557
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023088627
出願日2023-05-30
発明の名称ライナー交換装置
出願人村田機械株式会社,トヨタ自動車株式会社
代理人弁理士法人ATEN
主分類B29C 70/54 20060101AFI20241205BHJP(プラスチックの加工;可塑状態の物質の加工一般)
要約【課題】ライナーの交換時間を短縮する。
【解決手段】ライナー交換装置70は、支持ユニット30に対してライナーLを交換するように構成されている。ライナー交換装置70は、一対の把持治具83を備える。一対の把持治具83は、前後方向に並べて配置され、左右方向において支持ユニット30に対して近接及び離隔可能に構成されている。一対の把持治具83の各々は、繊維束が巻き付けられた巻付完了ライナーL1を把持するための第1クランプ92と、繊維束がまだ巻き付けられていない新しいライナーL2を把持するための第2クランプ93と、を有する。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
繊維束をライナーに巻き付けるフィラメントワインディング装置において前記ライナーを支持する支持装置に対してライナーを交換するように構成されたライナー交換装置であって、
水平方向の成分を有する所定のライナー軸方向に並べて配置され、前記ライナー軸方向及び上下方向の両方と直交する所定方向において前記支持装置に対して近接及び離隔可能に構成された一対の把持治具を備え、
前記一対の把持治具の各々は、
繊維束が巻き付けられた前記ライナーである第1ライナーを把持するための第1クランプと、繊維束がまだ巻き付けられていない前記ライナーである第2ライナーを把持するための第2クランプと、を有することを特徴とするライナー交換装置。
続きを表示(約 620 文字)【請求項2】
前記ライナー軸方向に延びた回動軸を中心として前記一対の把持治具を回動駆動する回動駆動部を備えることを特徴とする請求項1に記載のライナー交換装置。
【請求項3】
前記ライナー軸方向から見たときに、
前記回動軸の中心点と、前記第1ライナーが前記第1クランプに把持されていると仮定したときの前記第1ライナーの中心点と、を結ぶ第1仮想線分と、
前記回動軸の前記中心点と、前記第2ライナーが前記第2クランプに把持されていると仮定したときの前記第2ライナーの中心点と、を結ぶ第2仮想線分と、のなす角が180度よりも小さいことを特徴とする請求項2に記載のライナー交換装置。
【請求項4】
制御部を備え、
前記制御部は、前記第1ライナーを把持している前記第1クランプを、前記第2ライナーを把持している前記第2クランプよりも常に下側に位置させるように前記回動駆動部を制御することを特徴とする請求項2又は3に記載のライナー交換装置。
【請求項5】
前記一対の把持治具を前記所定方向に移動させるように構成された移動駆動部と、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記移動駆動部を制御して前記一対の把持治具を前記所定方向に移動させながら、前記回動駆動部を制御して前記一対の把持治具を回転させることを特徴とする請求項2に記載のライナー交換装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ライナーに繊維束を巻き付けるフィラメントワインディング装置においてライナーを交換するライナー交換装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されたフィラメントワインディング装置には、繊維束が巻き付けられたライナー(以下、巻付完了ライナー)を新しいライナーに交換するライナー交換装置が設けられている。より具体的には、ライナー交換装置は、搬入キャリアと搬出キャリアとを有する。搬出キャリアは、ライナーを支持する支持ユニットから取り外された巻付完了ライナーを所定の載置台まで移動させる。搬入キャリアは、巻付完了ライナーが当該載置台まで移動させられた後に、別の載置台に置かれた新しいライナーを把持して支持ユニットの近傍に搬送する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第6780770号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のライナー交換装置は、上述したように、巻付完了ライナーの移動が完了した後に、新しいライナーを移動させ始める。このため、ライナーの交換に時間がかかる。
【0005】
本発明の目的は、ライナーの交換時間を短縮することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明のライナー交換装置は、繊維束をライナーに巻き付けるフィラメントワインディング装置において前記ライナーを支持する支持装置に対してライナーを交換するように構成されたライナー交換装置であって、水平方向の成分を有する所定のライナー軸方向に並べて配置され、前記ライナー軸方向及び上下方向の両方と直交する所定方向において前記支持装置に対して近接及び離隔可能に構成された一対の把持治具を備え、前記一対の把持治具の各々は、繊維束が巻き付けられた前記ライナーである第1ライナーを把持するための第1クランプと、繊維束がまだ巻き付けられていない前記ライナーである第2ライナーを把持するための第2クランプと、を有することを特徴とする。
【0007】
本発明では、一対の把持治具によって第1ライナー及び第2ライナーを同時に把持できる。これにより、第1ライナー及び第2ライナーを必要に応じて同時に移動させることができる。したがって、ライナーの交換時間を短縮できる。
【0008】
第2の発明のライナー交換装置は、前記第1の発明において、前記ライナー軸方向に延びた回動軸を中心として前記一対の把持治具を回動駆動する回動駆動部を備えることを特徴とする。
【0009】
一対の把持治具が平行移動しかできない構成では、ライナーを把持して移動させる際にライナーが近傍の部材と干渉しないように、広い移動スペースを設ける必要がある。本発明では、一対の把持治具が回動できるため、比較的狭い移動スペースにおいてもライナーを移動させることができる。
【0010】
第3の発明のライナー交換装置は、前記第2の発明において、前記ライナー軸方向から見たときに、前記回動軸の中心点と、前記第1ライナーが前記第1クランプに把持されていると仮定したときの前記第1ライナーの中心点と、を結ぶ第1仮想線分と、前記回動軸の前記中心点と、前記第2ライナーが前記第2クランプに把持されていると仮定したときの前記第2ライナーの中心点と、を結ぶ第2仮想線分と、のなす角が180度よりも小さいことを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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