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公開番号
2024166753
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-29
出願番号
2023083074
出願日
2023-05-19
発明の名称
巻取装置
出願人
村田機械株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
B65H
63/06 20060101AFI20241122BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】検出装置を保持する保持部材を樹脂材料にて形成しても、ワキシング装置と検出装置との位置関係が変化しないようにする。
【解決手段】糸巻取装置100は、ヤーンクリアラ35と、ワキシング装置36と、保持部材33と、フレーム部材7と、を備える。ヤーンクリアラ35は、糸供給部1とパッケージ20との間を走行する糸10の状態を検出する。ワキシング装置36は、糸10にワックスWを付与する。保持部材33は、樹脂材料により形成されヤーンクリアラ35を保持する。フレーム部材7には、保持部材33とワキシング装置36とが固定される。保持部材33とワキシング装置36のいずれか一方には係合部33cが設けられ、他方には被係合部36fが設けられ、係合部33cが被係合部36fに係合することで、保持部材33とワキシング装置36が連結される。
【選択図】図6
特許請求の範囲
【請求項1】
糸供給部から供給される糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置であって、
前記糸供給部と前記パッケージとの間を走行する前記糸の状態を検出する検出装置と、
前記糸にワックスを付与するワキシング装置と、
前記検出装置を保持する保持部材と、
前記保持部材と前記ワキシング装置とが固定されるフレーム部材と、
を備え、
前記保持部材は、樹脂材料により形成され、
前記保持部材と前記ワキシング装置のいずれか一方には係合部が設けられ、他方には被係合部が設けられ、
前記係合部が前記被係合部に係合することで、前記保持部材と前記ワキシング装置が連結される、
巻取装置。
続きを表示(約 910 文字)
【請求項2】
前記ワキシング装置は、前記フレーム部材と接触し固定される本体部を有し、
前記本体部の少なくとも一部は、樹脂材料により形成される、請求項1に記載の巻取装置。
【請求項3】
前記保持部材と前記ワキシング装置は、第1方向において前記フレーム部材に固定され、
前記係合部は、前記第1方向に延びるピン形状を有し、
前記被係合部は、ピン形状の前記係合部が係合する凹形状を有する、
請求項1又は2に記載の巻取装置。
【請求項4】
前記係合部は、前記保持部材に設けられ、樹脂材料により形成され、
前記被係合部は、前記ワキシング装置に設けられ、金属材料により形成される、
請求項3に記載の巻取装置。
【請求項5】
前記糸供給部と前記パッケージとの間を走行する前記糸の走行速度を測定する走行速度測定部をさらに備え、
前記走行速度測定部は、前記保持部材に保持される、
請求項1~4のいずれかに記載の巻取装置。
【請求項6】
前記フレーム部材は、接地される導通部を有し、
前記保持部材は、前記走行速度測定部と前記導通部とを連結する保持部材のための連結部材を有し、
前記保持部材のための連結部材は、導電性を有する、
請求項5に記載の巻取装置。
【請求項7】
前記フレーム部材は、接地される導通部を有し、
前記ワキシング装置は、
前記ワキシング装置を走行する前記糸をガイドする糸道ガイドと、
前記糸道ガイドと前記導通部とを連結するワキシング装置のための連結部材と、
前記ワキシング装置のための連結部は、導電性を有する、請求項1~6のいずれかに記載の巻取装置。
【請求項8】
前記係合部と前記被係合部との係合は、前記糸の糸道を基準として前記フレーム部材に近づく方向に30mm以内で行われ、かつ前記糸道を基準として前記フレーム部材から離れる方向に20mm以内で行われる、請求項1~7のいずれかに記載の巻取装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
給糸ボビンなどの糸供給部から供給された糸を巻き取って、糸のパッケージを形成する巻取装置が知られている。この巻取装置には、糸供給部とパッケージとの間を走行する糸の状態を検出する検出装置と、糸にワックスを付与するワキシング装置と、が設けられる(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-34847号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の巻取装置において、ワキシング装置は、巻取装置のフレーム部材に固定される。検出装置は、フレーム部材に固定された保持部材により保持される。巻取装置では、ワキシング装置、保持部材を樹脂材料により形成することが検討されている。その一方で、樹脂材料は変形しやすいため、樹脂材料で形成した装置、部材の変形が問題となる可能性がある。
【0005】
例えば、検出装置を保持する保持部材が変形して、ワキシング装置と検出装置との位置関係が保持部材の変形前後で変化することが考えられる。巻取装置においては、ワキシング装置と検出装置との間の位置関係は変化しないことが求められる。このため、保持部材を変形しやすい樹脂材料で形成する場合には、保持部材の変形により、ワキシング装置と検出装置との位置関係が変化しないようにする必要がある。
【0006】
本発明の目的は、糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置において、検出装置を保持する保持部材を樹脂材料にて形成しても、ワキシング装置と検出装置との位置関係が変化しないようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一態様に係る巻取装置は、糸供給部から供給される糸を巻き取ってパッケージを形成する巻取装置である。巻取装置は、検出装置と、ワキシング装置と、保持部材と、フレーム部材と、を備える。検出装置は、糸供給部とパッケージとの間を走行する糸の状態を検出する。ワキシング装置は、糸にワックスを付与する。保持部材は、検出装置を保持する。フレーム部材には、保持部材とワキシング装置とが固定される。この巻取装置では、保持部材は、樹脂材料により形成される。また、保持部材とワキシング装置のいずれか一方には係合部が設けられ、他方には被係合部が設けられ、係合部が被係合部に係合することで、保持部材とワキシング装置が連結される。
【0008】
上記の巻取装置では、保持部材とワキシング装置のいずれか一方に設けた係合部を、他方に設けた被係合部に係合させることで、保持部材とワキシング装置とを連結している。保持部材とワキシング装置とが連結されることで、ワキシング装置が保持部材の変形を制限するので、保持部材とワキシング装置との位置関係が変化しにくくなる。保持部材とワキシング装置との位置関係が変化しにくくなることで、保持部材に保持された検出装置とワキシング装置との位置関係が変化しにくくなる。すなわち、上記の巻取装置では、検出装置を保持する保持部材が変形しやすい樹脂材料にて形成されていても、ワキシング装置と検出装置との位置関係が変化しにくい。ワキシング装置と検出装置との位置関係が変化しにくいことで、ワキシング装置、検出装置が糸道から外れて配置されることを抑制できる。
【0009】
上記の巻取装置において、ワキシング装置は、フレーム部材と接触し固定される本体部を有してもよい。この場合、本体部の少なくとも一部は、樹脂材料により形成されていてもよい。これにより、ワキシング装置を軽量化できる。
【0010】
上記の巻取装置において、保持部材とワキシング装置は、第1方向においてフレーム部材に固定されていてもよい。この場合、係合部は、第1方向に延びるピン形状を有し、被係合部は、ピン形状の係合部が係合する凹形状を有してもよい。これにより、例えば、ワキシング装置をフレーム部材に固定した状態で、保持部材を第1方向に移動させて、フレーム部材から離間させ、又は、フレーム部材に近接させることができる。また、その逆に、保持部材をフレーム部材に固定した状態で、ワキシング装置を第1方向に移動させて、フレーム部材から離間させ、又は、フレーム部材に近接させることができる。つまり、保持部材とワキシング装置のフレーム部材への組順に制限がなくなる。
(【0011】以降は省略されています)
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