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公開番号
2024170352
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-09
出願番号
2021181047
出願日
2021-11-05
発明の名称
天井搬送車
出願人
村田機械株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65G
49/07 20060101AFI20241202BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】開口部の前面にストッパを配置することなく、搬送時における開口部からの物品の飛び出しを抑制できる天井搬送車を提供する。
【解決手段】開口部200aの開口方向が水平方向に向くように容器200を把持する把持部12と、把持部12が設けられ、走行部3に対して複数の吊持部材Bによって吊り下げられる昇降部7と、複数の吊持部材Bのそれぞれを巻き取り及び繰り出しを行うことによって走行部3に対して昇降部7を昇降させる昇降駆動部63Aと、昇降駆動部63Aを制御して、昇降部7の水平面に対する傾きを調整する制御部8と、を備える。制御部8は、把持部12によって把持される容器200の開口部200a側の高さ位置が容器200において相対的に高くなる飛出防止姿勢となるように、昇降部7の傾きを調整する。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
物品の出し入れを行う開口部が一方向に開口する容器を搬送する天井搬送車であって、
前記開口部の開口方向が水平方向に向くように前記容器を把持する把持部と、
前記把持部が設けられると共に、複数の吊持部材によって走行部に吊り下げられる昇降部と、
前記複数の吊持部材のそれぞれを巻き取り及び繰り出しを行うことによって前記走行部に対して前記昇降部を昇降させる昇降駆動部と、
前記昇降駆動部を制御して、前記昇降部の水平面に対する傾きを調整する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記把持部によって把持される前記容器の前記開口部側の高さ位置が前記容器において相対的に高くなる飛出防止姿勢となるように、前記昇降部の前記傾きを調整する、天井搬送車。
続きを表示(約 830 文字)
【請求項2】
前記吊持部材が巻き掛けられるプーリと、
前記プーリの位置を移動させる位置変更機構と、を更に備え、
前記制御部は、前記昇降駆動部と前記位置変更機構との両方を制御して、前記把持部によって把持される前記容器が前記飛出防止姿勢となるように、前記昇降部の前記傾きを調整する、請求項1記載の天井搬送車。
【請求項3】
物品の出し入れを行う開口部が側面に設けられた容器を把持する把持部と、
前記把持部が設けられると共に、複数の吊持部材によって走行部に吊り下げられる昇降部と、
前記複数の吊持部材の巻き取り及び繰り出しを行うことによって前記走行部に対して前記昇降部を昇降させる昇降駆動部と、
前記吊持部材が巻き掛けられるプーリと、
前記プーリの位置を移動させる位置変更機構と、
前記位置変更機構を制御して、前記昇降部の水平面に対する傾きを調整する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記把持部によって把持される前記容器の前記開口部側の高さ位置が前記容器において相対的に高くなる飛出防止姿勢となるように、前記昇降部の前記傾きを調整する、天井搬送車。
【請求項4】
前記プーリは、鉛直方向に沿って移動可能に設けられており、
前記位置変更機構は、鉛直方向に沿って前記プーリを移動させる、請求項2又は3記載の天井搬送車。
【請求項5】
前記制御部は、少なくとも前記走行部が走行中に前記飛出防止姿勢となるように、前記昇降部の傾きを調整する、請求項1~4の何れか一項記載の天井搬送車。
【請求項6】
前記制御部は、前記容器を載置部に載置する前の下降動作において、前記容器の姿勢が前記飛出防止姿勢から前記開口部における開口方向が水平方向を向いた通常姿勢に変更するように、前記昇降部の傾きを調整する、請求項1~5の何れか一項記載の天井搬送車。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一側面は、天井搬送車に関する。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
天井等に敷設された軌道を走行する走行部と、棚又はロードポート等の載置部に物品を移載する把持部を有する昇降部と、が設けられた天井搬送車が知られている。昇降部は、ベルト等の複数の吊持部材によって吊り下げ保持されており、当該吊持部材を巻き取りないし繰り出しすることによって昇降される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2012-64799号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような天井搬送車は、物品を出し入れするための開口部が側面に設けられている(水平方向に開口している)容器に収容した状態で物品を搬送することがある。しかしながら、この場合、例えば天井搬送車の加減速や、カーブ区間走行時の遠心力等に起因して、容器の開口部から物品が飛び出すおそれがある。例えば、特許文献1には、物品の搬送時に、物品の飛び出しを防止するストッパ(接触体)を開口部における飛び出し方向の前面に配置させることによって物品の飛び出しを防止する搬送装置が開示されている。
【0005】
本発明の一側面の目的は、開口部の前面にストッパを配置することなく、搬送時における開口部からの物品の飛び出しを抑制できる天井搬送車を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一側面に係る天井搬送車は、物品の出し入れを行う開口部が一方向に開口する容器を搬送する天井搬送車であって、開口部の開口方向が水平方向に向くように容器を把持する把持部と、把持部が設けられると共に、複数の吊持部材によって走行部に吊り下げられる昇降部と、複数の吊持部材のそれぞれを巻き取り及び繰り出しを行うことによって走行部に対して昇降部を昇降させる昇降駆動部と、昇降駆動部を制御して、昇降部の水平面に対する傾きを調整する制御部と、を備え、制御部は、把持部によって把持される容器の開口部側の高さ位置が容器において相対的に高くなる飛出防止姿勢となるように、昇降部の傾きを調整する。
【0007】
ここでいう「走行部に吊り下げられる」とは、走行部に直接吊り下げられてもよいし、走行部と一体的に移動する他の物体に吊り下げられてもよいことを意味している。この構成の天井搬送車は、把持部によって把持される容器の開口部側の高さ位置が容器において相対的に高くなる飛出防止姿勢、言い換えれば、開口部の開口方向が水平方向に対して斜め上方に傾く飛出防止姿勢となるように、昇降駆動部が制御されることによって昇降部の傾きが調整される。これにより、把持部によって把持される容器の開口部の開口方向が水平方向に向いている場合と比べて、開口部から物品が飛び出す可能性が低減される。すなわち、開口部の前面にストッパを配置することなく、搬送時における開口部からの物品の飛び出しを抑制できる。その結果として、より高速な搬送も可能となる。
【0008】
本発明の一側面に係る天井搬送車は、吊持部材が巻き掛けられるプーリと、プーリの位置を移動させる位置変更機構と、を更に備え、制御部は、昇降駆動部と位置変更機構との両方を制御して、把持部によって把持される容器が飛出防止姿勢となるように、昇降部の傾きを調整してもよい。この構成では、昇降駆動部と位置変更機構との両方を制御して、昇降部の傾きを調整するので、昇降部の傾きを調整するにあたり、調整量を大きくすることができ、また細かな調整も可能となる。
【0009】
本発明の一側面に係る天井搬送車は、物品の出し入れを行う開口部が側面に設けられた容器を把持する把持部と、把持部が設けられると共に、複数の吊持部材によって走行部に吊り下げられる昇降部と、複数の吊持部材の巻き取り及び繰り出しを行うことによって走行部に対して昇降部を昇降させる昇降駆動部と、吊持部材が巻き掛けられるプーリと、プーリの位置を移動させる位置変更機構と、位置変更機構を制御して、昇降部の水平面に対する傾きを調整する制御部と、を備え、制御部は、把持部によって把持される容器の開口部側の高さ位置が容器において相対的に高くなる飛出防止姿勢となるように、昇降部の傾きを調整する。
【0010】
この構成の天井搬送車は、把持部によって把持される容器の開口部側の高さ位置が容器において相対的に高くなる飛出防止姿勢、言い換えれば、開口部の開口方向が水平方向に対して斜め上方に傾く飛出防止姿勢となるように、位置変更機構が制御されることによって昇降部の傾きが調整される。これにより、把持部によって把持される容器の開口部の開口方向が水平方向に向いている場合と比べて、開口部から物品が飛び出す可能性が低減される。すなわち、開口部の前面にストッパを配置することなく、搬送時における開口部からの物品の飛び出しを抑制できる。
(【0011】以降は省略されています)
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