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公開番号
2024172923
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023090990
出願日
2023-06-01
発明の名称
ボビン処理装置
出願人
村田機械株式会社
代理人
弁理士法人新樹グローバル・アイピー
主分類
B65H
67/06 20060101AFI20241205BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】任意形状の給糸ボビンの姿勢を高速に安定させる。
【解決手段】ボビン処理装置100は、ボビン方向揃え装置1と、第1供給部3と、第2供給部5と、を備える。ボビン方向揃え装置1は、給糸ボビンBに対して所定の処理を実行する。第1供給部3は、給糸ボビンBを載置する載置部材31を有し、載置部材31からボビン方向揃え装置1に給糸ボビンBを供給する。第2供給部5は、給糸ボビンBを載置部材31に落下させる。載置部材31は、給糸ボビンBを支持する一対の凸部31bを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
給糸ボビンに対して所定の処理を実行する処理装置と、
前記給糸ボビンを載置する載置部材を有し、前記載置部材から前記処理装置に前記給糸ボビンを供給する第1供給部と、
前記給糸ボビンを前記載置部材に落下させる第2供給部と、
を備え、
前記載置部材は、前記給糸ボビンを支持する一対の凸部を有する、
ボビン処理装置。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記給糸ボビンを前記第2供給部まで搬送する搬送コンベアをさらに備え、
前記一対の凸部は、前記搬送コンベアの搬送方向に沿って所定の間隔を空けて配置される、請求項1に記載のボビン処理装置。
【請求項3】
前記給糸ボビンを前記第2供給部まで搬送する搬送コンベアをさらに備え、
前記一対の凸部は、前記搬送コンベアの搬送方向に直交する方向に延びている、請求項1又は2に記載のボビン処理装置。
【請求項4】
前記載置部材は、前記一対の凸部を配置した板状部材を有する、請求項1~3のいずれかに記載のボビン処理装置。
【請求項5】
前記一対の凸部は、前記板状部材を折り曲げることで形成される、請求項4に記載のボビン処理装置。
【請求項6】
前記第1供給部は、前記載置部材を水平方向に移動させることで、前記給糸ボビンを前記処理装置に落下させる駆動部を有する、請求項1~5のいずれかに記載のボビン処理装置。
【請求項7】
前記駆動部は、エアシリンダにより前記載置部材を移動させる、請求項6に記載のボビン処理装置。
【請求項8】
前記処理装置は、機械的な構造で前記給糸ボビンの向きを決定する装置である、請求項1~7のいずれかに記載のボビン処理装置。
【請求項9】
前記給糸ボビンは、第1端部と、前記第1端部よりも大きい第2端部と、を有し、
前記処理装置は、
前記給糸ボビンの前記第1端部を支持する端部支持部と、
前記載置部材から供給された前記給糸ボビンの移動を制限する端部移動制限部と、
前記端部移動制限部に対して近接するか離間する方向に移動可能である移動部と、を有し、
前記移動部が前記端部移動制限部に近接することにより、前記移動部と前記端部移動制限部との間で前記第1端部よりも大きくかつ前記第2端部よりも小さい隙間が形成され、前記載置部材から供給された前記給糸ボビンの前記第1端部が前記隙間を通過して前記端部支持部に支持される一方、前記第2端部が前記移動部と前記端部移動制限部により移動を制限され、
その後、前記移動部が前記端部移動制限部から離間することにより、前記給糸ボビンが前記第2端部を下に向けた状態で落下する、請求項8に記載のボビン処理装置。
【請求項10】
前記第2供給部は、前記給糸ボビンを前記載置部材の方向に押し出して落下させる、請求項1~9のいずれかに記載のボビン処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、給糸ボビンに対して所定の処理を実行する装置と、当該装置に給糸ボビンを供給する装置と、を備えるボビン処理装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来より、給糸ボビンの方向を揃えるなどの所定の処理を行う装置が知られている。例えば、給糸ボビンの糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダに対して給糸ボビンを供給するボビン供給システムにおいて、給糸ボビンを一定の向きに向けて(例えば、給糸ボビンの芯管の径が大きい方の端部を下に向けて)自動ワインダに供給する装置が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-155632号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
給糸ボビンに対して所定の処理を行う処理装置においては、外部(例えば、パーツフィーダ)から供給された給糸ボビンを、その姿勢を安定させた状態で処理装置に供給することが好ましいことがある。このため、上記の処理装置において、外部から供給された給糸ボビンを所定の載置部材に落下させて載置し、載置部材において給糸ボビンの姿勢を安定させた後に、載置部材に載置された給糸ボビンを処理装置に供給することを検討している。
【0005】
上記の構成では、給糸ボビンを載置部材に落下させて高速に給糸ボビンを供給できる一方で、以下のような問題があることが判明した。すなわち、載置部材を単純な板状部材とした場合、給糸ボビンを載置部材に落下させたときに、載置部材全体で給糸ボビンの落下エネルギーを受けて給糸ボビンが載置部材上で跳ねるなどして、給糸ボビンの姿勢が安定するまでに時間がかかることが判明した。そのため、載置部材を板状部材とした場合には、給糸ボビンを処理装置に高速に供給することができなかった。また、給糸ボビンを高速に供給するために、姿勢が安定する前に給糸ボビンを処理装置に供給した場合には、給糸ボビンを処理装置に適切な状態で供給することが難しかった。
【0006】
また、載置部材を単純な板状部材とした場合、例えば、芯管の一方の端部に偏って糸が巻かれているなど状態が不適切な給糸ボビンを載置部材に載置したときに、給糸ボビンが載置部材において1点のみで支持された状態となって、載置部材上で給糸ボビンの姿勢が安定しにくくなることがあった。
【0007】
本発明の目的は、給糸ボビンに所定の処理を行うボビン処理装置に姿勢を安定させた給糸ボビンを供給する場合において、任意形状の給糸ボビンの姿勢を高速に安定させることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明のボビン処理装置は、処理装置と、第1供給部と、第2供給部と、を備える。処理装置は、給糸ボビンに対して所定の処理を実行する。第1供給部は、給糸ボビンを載置する載置部材を有し、載置部材から処理装置に給糸ボビンを供給する。第2供給部は、給糸ボビンを載置部材に落下させる。このボビン処理装置において、載置部材は、給糸ボビンを支持する一対の凸部を有する。
【0009】
上記のボビン処理装置では、載置部材が、給糸ボビンを支持する一対の凸部を有している。これにより、第2供給部から落下した給糸ボビンは、第1供給部において載置部材の一対の凸部によって二点で支持される。落下した給糸ボビンを点で支持することで、給糸ボビンの落下エネルギーを早急に減衰させることができる。このため、第2供給部から落下した給糸ボビンは、載置部材において短時間で跳ねることを止め、早急にその姿勢が安定する。この結果、姿勢が安定した給糸ボビンを処理装置に高速に供給できるので、ボビン処理装置の処理能力を向上できる。
【0010】
また、給糸ボビンを一対の凸部によって支持することにより、いかなる形状の給糸ボビンであっても二点で支持できる。これにより、給糸ボビンの形状にかかわらず早急に姿勢を安定させることができる。この結果、任意形状の給糸ボビンを、その姿勢を安定させた状態で、高速に処理装置に供給できる。
(【0011】以降は省略されています)
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