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公開番号
2024171556
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-12
出願番号
2023088625
出願日
2023-05-30
発明の名称
ローラユニット
出願人
村田機械株式会社
,
トヨタ自動車株式会社
代理人
弁理士法人ATEN
主分類
B65H
57/14 20060101AFI20241205BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】繊維束が弛むことを抑制し、且つ、繊維束の保持及び解放を容易に行うことができるローラユニットを提供する。
【解決手段】ローラユニット70は、繊維束Fが掛けられるガイドローラ71と、ガイドローラ71の軸方向における先端部に取り付けられた第1糸保持部材82及び第2糸保持部材83と、を含む。第1糸保持部材82及び第2糸保持部材83は、互いに接触及び離間可能に構成され、繊維束Fを挟み込むことで保持可能である。第1糸保持部材82及び第2糸保持部材83はガイドローラ71の先端部に、すなわち、ガイドローラ71のすぐ近くに取り付けられている。このため、ガイドローラ71と第1糸保持部材82及び第2糸保持部材83との間で繊維束Fが張った状態を保つのが容易となる。さらに、繊維束Fは第1糸保持部材82及び第2糸保持部材83に挟み込まれることで保持される。このため、オペレータが繊維束Fを結んだり解いたりする作業を行う必要がない。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
繊維束が掛けられるガイドローラと、
前記ガイドローラの軸方向における先端部に取り付けられた一対の糸保持部材と、
を備え、
前記一対の糸保持部材は、互いに接触及び離間可能に構成され、前記繊維束を挟み込むことで保持可能であることを特徴とするローラユニット。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記一対の糸保持部材は、第1糸保持部材と、前記第1糸保持部材に対して接触及び離間可能な第2糸保持部材とを有し、
前記第2糸保持部材を前記第1糸保持部材に向かって付勢する付勢部材をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のローラユニット。
【請求項3】
前記付勢部材の前記第2糸保持部材に対する付勢力を調整するための付勢力調整機構を備えることを特徴とする請求項2に記載のローラユニット。
【請求項4】
前記第2糸保持部材には、前記付勢部材によって付勢される方向と交差する方向に突出した凸部又は凹んだ凹部が形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のローラユニット。
【請求項5】
前記一対の糸保持部材は、所定方向において互いに対向する一対の対向面を有し、
一方の糸保持部材と対向する他方の糸保持部材の対向面、又は、前記他方の糸保持部材と対向する前記一方の糸保持部材の対向面のうちの少なくとも一方の対向面は、凹凸面を有することを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のローラユニット。
【請求項6】
前記一対の糸保持部材は、自転不能に構成されていることを特徴とする請求項1~3の何れか1項に記載のローラユニット。
【請求項7】
前記一対の糸保持部材は、所定方向において互いに対向する一対の対向面を有し、
一方の糸保持部材と対向する他方の糸保持部材の対向面、又は、前記他方の糸保持部材と対向する前記一方の糸保持部材の対向面のうちの少なくとも一方の対向面は、凹凸面を有することを特徴とする請求項4に記載のローラユニット。
【請求項8】
前記一対の糸保持部材は、自転不能に構成されていることを特徴とする請求項7に記載のローラユニット。
【請求項9】
前記一対の糸保持部材は、自転不能に構成されていることを特徴とする請求項4に記載のローラユニット。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、フィラメントワインディング装置に設けられたローラユニットに関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数のボビンから引き出された繊維束を筒状のライナーの周面に巻き付けるためのフィラメントワインディング装置が開示されている。フィラメントワインディング装置は、ライナーの軸方向と概ね直角な方向に繊維束を巻き付けるフープ巻きを施すためのフープ巻きユニットと、ライナーの軸方向に概ね平行な方向に繊維束を巻き付けるヘリカル巻きを施すためのヘリカル巻きユニットと、を有する。フープ巻きユニットやヘリカル巻きユニットには、ボビンから引き出された繊維束をライナーへ案内するための複数のガイドローラが配置されている。また、これらのユニット以外のユニットにも、ガイドローラが配置されうる。
【0003】
ボビンから引き出された繊維束は、オペレータによって各ガイドローラに掛けられる。より具体的には、繊維束は、弛まないようにオペレータによって引っ張られながら、繊維束の走行方向における上流側のガイドローラから順に掛けられる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2021-37702号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ここで、あるガイドローラに繊維束が掛けられた後、オペレータによっては、作業効率等の観点から、さらに下流側のガイドローラに繊維束を掛けるよりも前に、別の繊維束に対する作業を行う場合がある。このとき、当該作業に伴って、既にガイドローラに掛けられた繊維束が弛んでしまうと、当該ガイドローラから繊維束が外れてしまうおそれがある。或いは、上流側のガイドローラと下流側のガイドローラとが離れている場合、オペレータは、上流側のガイドローラに繊維束を掛けた後、下流側のガイドローラに繊維束を掛けやすい位置まで移動することがある。このとき、オペレータは、繊維束を弛まないように引っ張りながら移動することが難しい。
【0006】
そこで、上記のような作業中又はオペレータの移動中に繊維束が弛むことを抑制すべく、オペレータは、既にガイドローラに掛けられた繊維束の先端部を任意の箇所に一時的に保持させることがある。具体的に説明すると、例えば、繊維束を、テープや磁石などを用いて床や装置本体に固定したり、任意の部品に縛り付けたりする。その後、オペレータは、上記作業を終えた後又は移動し終えた後で、保持させた繊維束を解放し、さらに下流側のガイドローラに繊維束を掛ける。
【0007】
しかしながら、直前に繊維束を掛け終えたガイドローラと、繊維束を保持させる箇所との間の距離が大きいと、ガイドローラと繊維束を保持させている箇所との間で繊維束が張った状態を保つのが難しい。すなわち、ガイドローラと繊維束を保持させている箇所との間で繊維束が弛んでしまうおそれがあり、その結果、既に繊維束を掛け終えたガイドローラから繊維束が外れてしまう。また、ガイドローラから離れた位置に繊維束を持っていくことは、オペレータの作業の手間となる。
【0008】
繊維束をガイドローラに直接巻き付けることも考えられるが、この場合オペレータは、繊維束をガイドローラに結ぶ作業と、その後にガイドローラから繊維束を解く作業とを行う必要がある。このような作業は、オペレータにとって非常に手間となる上、繊維束を結んだり解いたりしている間に、繊維束が弛んでしまう可能性もある。
【0009】
以上の課題に鑑みて、本発明では、繊維束が弛むことを抑制し、且つ、繊維束の保持及び解放を容易に行うことができるローラユニットを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明のローラユニットは、繊維束が掛けられるガイドローラと、前記ガイドローラの軸方向における先端部に取り付けられた一対の糸保持部材と、を備え、前記一対の糸保持部材は、互いに接触及び離間可能に構成され、前記繊維束を挟み込むことで保持可能であることを特徴とするものである。
(【0011】以降は省略されています)
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